力を抜くということ

なんだか家中が
ソトとウチの区別がつかなくなっています。

今、書いている文章が
「ソト」と「ウチ」に関するものなのですが

その境界としての
縁側、土間、玄関が
いかに接客空間として斬新に機能してきたか、
靴を脱ぐ国民性と合わせて
日本文化を探る・・・大げさだなーっ・・・
そんな「ソト」と「ウチ」の話を
泣きながら書いているのですが


執筆者自身の生活が
屋根こそありますが
室内ホームレス状態。
家に居ながらほとんどソトのような汚さ。


でも反省する暇もないので
反省しません。


でも
ヘトヘトになるので
閑話休題でブログだけ。


実に日本はおもしろい。

とことん面白いです。
その面白いことを
今までちゃんと考えてこなかったことが悔やまれますが
だからこそ、丁寧に調査して
大勢に平易な表現で伝えていけたら、と思います。


で、この平易、が難しい。

昨夜まで
こおろぎは煮詰まっていました。
どんどん思考は高度に絡まり
文章も難しくなり
こんなことしか書けないのか・・・と
哀しくなり、眠れなくなっていました。


昨夜だけではありません。
このところずっとです。

でも

夕べ、懐かしい料理の本や
中原淳一さんの本をながめていたら
突然、すらすらと言葉があふれてきました。



これです、これ。


力を抜くことです。


こおろぎは時々、この状態に落ち込みます。
脱出できそうもない不安や混乱。

でも
ふーっと力を抜くすべも知っています。

だから生きてこれたのだと。


人間は実に狭い思考と世界でいきています。

世間ということに縛られる。
そこに恥とか見栄とか外聞とかがつらい。
ネット社会になると
もっとつらくなることもある。


でも
力抜いて考えることですね。



ああ、こんな風に表現する方法もあったと気がつきました。

もっともっと自分らしく書く方法。


これは

もっともっと自分らしく生きる方法と同じです。


ないものはない。
手にはいらないものは 入らない。

今あるモノの活用を考えたほうがずっといい。


ころ介を見ていて実感です。

この数年、北海道という狭いエリアの医大に入ることばかり考えていたわけですが
でもそれをやめたとたん、彼女には無限のあたらしい可能性と未来が開けました。

こおろぎは
まずは、大学に行かない道を勧めてみました。

これは本気です。

フツーは勧めないかもしれない。
でも
そこまで自由なのだということ、そして
人間として
自活することを考え無ければならないということから言っても
みんなが行くから大学へ行きたい、というのはおかしい。
国家試験のために必要ならばそれは絶対に行かなければならない。
でもそうでないのなら
行かない、という選択肢もあるはずですから。

みんなが行くから行く・・・というのでは
営業目的の大学の思う壷。
しっかり考えましょう・・と。


その結果、ころ介さんは
ゆっくり考え始めています。
なんと最近は
こおろぎが積み上げている本に眼を通し、
異文化や比較文化論、哲学に関心もある様子。

学ぶならしっかり学ぶ。

世間的には
お気の毒な2浪生ですが
なんと幸せな19歳だとこおろぎは思っています。


つまりそれは


解き放たれたからです。


井戸の中で悩んでいてはダメ。
力を抜いて。


こおろぎの座右の銘?は
いつも書きますが
寺山修司の言う通り
書を捨てて町へでましょという思想です。



力が抜けたこおろぎに
今、奇妙な「安定」がもどってきました。
書く勇気です。


こおろぎらしく
あとはラッタッタと。

今日中に一章、絶対に書き上げます。


やっぱり笑ってなくちゃね。

長い冬でした。

この冬一番素敵だった出会いは
もしかしたらこのメロンクマさんかも。
以前、このクマさんに喰われている写真を載せました。


こおろぎはやっぱりこんな風に調子に乗っていてこそかも。

昨日月曜日、イチオシ10周年目の初日、ごいっしょできました。
ショッキングピンクZARAのバーゲンのジャケット(2900円か1900円)
にリムセのゴールド系のブローチと、コットンパールのイアリング、
そして同じくリムセ林麻衣子さんの本領発揮領域のホンモノジュエリーである
ダイヤの指輪も気合いでつけて行きました。

気合いです、気合い。

さ、原稿に向います。


合い言葉は気合い。



と言ったのも束の間、
これからお義父様とご飯。
ああ、又昼間っから、熱燗ですわっ・・・(うれしそうなこおろぎです)。