うっかり・・・的小さな冒険

りきまるさんが
水好きなのは、少々度が過ぎています。
不思議なのは、水入りの花器が分かるようで
どんな柄入りの器でも、花器に見えなさそうな器でも
水が入っていれば必ず背伸びして飲んでいます。


・・・・
とここまで書いて気がつきました。
長く、そのことが疑問だったのですが
水入りの花器には
樹木が入っていますからね・・・

そうか、
彼は「切り花」が分かるんだわ・・
切り花には「香り」があるからですね・・・
なるほど
犬だからか・・・
水の匂いではなく
切り花の匂いでしたか・・・・


なるほどなるほど・・・



昨日
この「事件」が起こりました。


散歩に行く用意をしていたこおろぎが
ふと振り返ったら


あら、
りきまるさんがいない・・・


で仰天。


でっかい犬が
下駄箱の上に小さくなって座っていたのでした・・・


初めてのことですわ・・・




りーちゃん、どうしちゃったの?
どこからどうやって上ったの?



聞くも答えず無口な犬。


猫でも子犬(・・・なら乗れない・・・)でもなく
とりわけデッカい犬ですからね・・・




無口ななりに理由説明がありました。



「キレイなカラーがあったもんで・・」



りきまるさん
前後考えず、カラーの花瓶のお水を飲みに、
階段から飛び乗ったとのこと・・・だと思います。



気がついたら
あら、
どうやって降りようかしら・・・・


なったのでしょうか。


なんだかね・・・



いやあ、こおろぎ笑いましたわ。
救出するのも忘れ、
しばらくこのまま置いておこうかと。

飛び降りるには
ボディを伸ばしたり縮めたりする必要が
ありますからね

なんともどうにもならず・・

このまま放置する実験をしたくなりましたが

この上には
クニエダヤスエさんがお使いになった
お魚の形の大切なスープ皿と
カラー、
亡父とシンガポールの旅で買ってきた
思い出深い装飾人形があるわけで

りきまるさんが動いたら
全部落ちます・・・から・・・



しかたがないので
ころ介さんを呼んで、
多いにりきまるさんを笑い者にして
写真撮影をしたこおろぎでした。



思わずうっかり・・・
ということがあるものです。

でもまあ
やればできるということでもあり


石橋を叩いてわたらなかった犬のミスであり
あとのまつり、
後悔先に立たずってことで
犬もあるいて棒に当たっちゃった場合は
サル同様、犬も木から落ちるのを待つしかないのなら・・・

と、救出したのでした。



春を待つ日々、片付け三昧、仕事三昧のこおろぎですが
ふと大笑いしたひとときでした。