年月

千葉県君津のブルームネット、松崎農園の
美しすぎるカラーをアレンジする機会を得ました。

ホームページの報告記で
東京教室代表のみのりちゃんが丁寧に書いてくださいました。

松崎農園のご子息で
現在某大花店に勤務するデザイナーが
今回のゲスト講師でした。

こおろぎの強いブレインの一人です。
お教室の25周年記念パーティーの時も
彼のアイディアと技術が
会場をエレガントに飾ってくれたのでした。


高価で難しい花ですが
生産のプロセスから詳しくご説明いただき、
貴重なレッスンとなりました。


選び抜かれた材料と
丁寧なレクチャーに
参加者みな大感激でした。


松濤のモイスティーヌ渋谷サロンのすばらしい空間をお借りして
少人数で学べた、本当に贅沢なひとときでした。

どっさり撮った写真はすこしずつご紹介します。


だれとどこでどう出会うか、
そしてその関係をどうつないでいくか、
人生の豊かさはそこで決まります。


この空間をお借りできるようになったのも
こんなカラーを扱えたのも
あうんの呼吸で学びあえるお仲間に出会えたことも

すべて感謝です。

すべて「突然」ではないのです。


松崎先生のご指導を受けながら
そしてしっかりそれを学ぶお仲間たちの姿勢を拝見しながら
不思議な沢山のご縁と
紡いできた時間が
ふわっと見えたような気がしました。


こおろぎはモノに埋もれた生活をしていますが
訳あり人生のため、換金性のある財産は何一つありません。
でも

こんなふうな時間を得ることができる
この「つながり」が自慢です。

本当にカラーもみなさんもまぶしい、
実に美しい時間と空間でした。




そして
この写真は大学での1コマ。

先週は、東京家政学院大学の私の授業の最終回がありました。

食空間プロデュースを100名に
実技も交えて指導することは
簡単でも楽でもありませんでしたが
食にかかわる仕事をめざす3年生を相手に講義をすることは
意味深いことでした。
学生さんたちの
キラキラした目も
質問も
うれしくて
8回の講義はいつも
こおろぎ自身にとって
大きな刺激でもありました。


毎回、学生さんたちが写真を撮る様子をみていると
食の未来が明るいように思えて
なんとも幸せなこおろぎでした。




さて
本日の「やっぱり一番おいしいもの」コーナーです。
(また新しいコーナーです・・)


もちろんビール!
仕事のあとのビールは最高です。
ワインも日本酒もウイスキーも大好きですが
やっぱりね、労働直後は、ホップと炭酸がベスト。


琥珀色の美しいこと!
用の美、という言葉がありますが


美しいものはおいしいのです。


おいしくないものは美しくない。


納得です。




そして
本当に新しいコーナーです。
当ホームページの
管理人秘書見習いの登場です。
ながらくお待たせいたしました。
コロ介さんのご登場です!
そうです!
不細工シスターズの若い方の不細工ですっ。


いやあ、なかなかの写真ですわっ。
カメラマンこおろぎ、腕をあげましたわっ。
不細工度が鮮明にデフォルメ。
実によくできた写真ですわっ。

どこまでもふざけた存在がしっかり描けておりますわ。


目下、天下御免の素浪人生活1年目。
にもかかわらず、過酷な現実から逃れず、
家事労働、犬の散歩、祖母の世話、お風呂とトイレの掃除を
嫌な顔一つせずやりこなしなしています。
それは本当に立派。
でもまあ、それが当然ですわ。
なにせ、浪人ですからね。


予備校で素晴らしいお友達を得て
沢山考え、沢山悩み、
実に多くを学んだようです。
近い春、きっと
彼女らしい未来を選ぶのだろうと思います。


4月には二十歳になるのですもの
親の出番などあろうはずはありません。



どんな道に進もうと
こおろぎのお教室を手伝いたいとのこと。
あくまでも「下働き」をいとわないタイプのようです。
偉そーでないところが立派です。

今は浪人の身でありながら
料理の修業中。
そして
美しいカラーに
「ノーブルなお花ね」と一言。
今までは花になど関心なかったのですけれど
「イイモノ」はわかるようです。



そして荒井商店の5代目をそのうち襲名して
おじいちゃまを喜ばせるのかもしれません。



なにより
「裏こおろぎ日記」がとうとうスタートするようです。
同時に
「コロ介の食卓修業」(仮)にも意欲的。
ネット時代、海外のお友達との交流も日常。
若い世代らしい情報発信が始まりそうです。



暗い浪人生活に
一条の光を見つけるのは
どれほど大変なことだったかと思いますが

今、コロ介は元気です。
発表を待ちつつ、まだまだ試験が続きます。

それでも今日も
りきまるさんとこおろぎ相手に
韓流アーティストの歌って踊るステージを
再現してくれました。


渡辺直美さん以上の力かと。
プロになったほうがいいかも。


今夜も笑い転げたこおろぎは
すっかり腰痛も頭痛も忘れました。
りきまるさんも大興奮で
しっぽがちぎれそうになっていました。




こおろぎは
彼女から学びました。

光は自分で見つけるのだということ。
人生の基本の「き」の字です。





さ、
こおろぎも
こんな不細工なコロ介に負けてはいられないので
シャンとして前に進もうと思います。


追伸
今日のニュースで日本の人口の今後の動向をあれこれ議論していましたが
専門家はずーっと前から発表しており、
知っている人たちはずーっと前から知っていたこと。
何を今更・・・。
そもそも人口を増やしたい理由はなんですか?

高齢化は悲しいことですか?
少子化は大問題ですか?


医療が進歩し
家族と長く暮らせることは悲しいことですか?

食料に限りがあり
環境にも限りも問題もあり
経済も脆弱なのに
納税だけを目的に子供を増やしてどうするのですか?


短絡的な日本の古いリーダーたちの引退が急がれます。


少子高齢化社会」というフレーズが、好きではありません。
なぜいつも、少子化と高齢化をいっしょに扱うのでしょう。
両方とも、政策がしっかりしていれば
問題にはならず、むしろ大歓迎の現象かもしれない。

勉強不足、情報理解不足、洞察力不足、責任転嫁。

子供生んだらお金出す程度の政策は
産めよ増やせよ」という戦中の政策と同じ。
教育に責任がとれないのに。
今回、コロ介の受験を通して
この国は若い人たちにも生きずらい時代を迎えたことを痛感。


血圧が上がりそうなのでやめておきましょう。
ただただ次世代に負の財産だけ残そうという大人達に絶望。

こおろぎは
せめて小さい声で
何かボソボソっとつぶやき続けようと思います。