生誕祭後夜祭

2日23時から教育テレビで
「ニッポンのジレンマ」

途中から観て釘付け。

1970年代以降生まれの12人の論客による
日本の現状についての討論。

大学に籍を置く研究者、IT関連の起業家、
デザイナー、社会学者・・・
男女ともに鋭い。

ああやっとこんな時代がきた。
彼らの時代がやっときた・・・・

こおろぎは胸が熱くなりました。


ふるえがくるほど「生意気」な「物言い」の学者も
はり倒したいような「いやな」「態度」の人も
絶対に友達にはなりたくない「奴」もいましたが


こおろぎごときがキライでも好きでもどうでもいいわけで

1970年以降生まれたひとたちが
大きな声で
自分たちの周辺の教育や社会、政治を
語ってくれなければどうにもなりません。





実はこおろぎは
どこの社会にもいる団塊の世代の一部のおじさん軍団が好きではありません。

次世代を育てず

自分たちの集団を愛しすぎた
おじさんたちです。


戦後を大勢で駆け抜けた自負が
そして
戦争の苦労のまっただなかにはいなかったのに
自分たちの苦労をどこかで美化しつつ、
次に続くものたちにも
その苦労を押し付けながら
君たちにはわからない・・・などと言う、
そんなデッカい顔をしたおじさんたち、
どこの社会にもいませんか。


彼らは文化も伝統も、自分たちの都合のいいように
いい塩梅に切り捨て、
ニューファミリーなどと謳い、子供たちには嫌われないように媚び、
我が子は甘やかし放題。
そして自分たちの権利と地位は守り続けた。

ああ

その結果、政治も経済も
ただただ混迷。

そのあとを歩くこおろぎ達の世代は
なんだかね、
その「やりたい放題」の後始末とか
「後遺症」的現象を甘んじて受け入れなければならなかったような
貧乏くじひいた気分が少なからずあります。


でも
はずかしながら無力だった「団塊の世代以降」のこおろぎ達でした・・・


満を持して、

1970年代生まれの論客たちの登場。

こおろぎは大きな拍手をもって迎えましょう。

興味のある方は
ニッポンのジレンマで検索してください。

12名の精鋭の顔ぶれがわかります。


こおろぎ、正座して観ました。


大っ嫌いなタイプでも
中身が立派。
断固反対の考えもありましたが
立派な論理。

あっぱれな12名でした。


ニッポンはまだまだ捨てたものではありません。


そんな世代にはずかしくないように
こおろぎも
ちゃんと道をさがして(・・・・まだ探すつもりです・・・)
歩いていこうと思います。




さて
本日、こおろぎは、強度のアレルギ―に悩まされ、あちこちの掃除片付けも
のらりくらりで進まず。
1月1日と2日で40リットルのゴミ袋に10個のゴミをまとめたこおろぎ。
年の初めにそんなことするな、と
亡き祖母、亡き父なら激怒するでしょうけれど
今しかないんですわ、こおろぎの大掃除。

さて
本日のランチ、
こおろぎが作ったのは
「お正月ちらし」

炊きたてのご飯にすし酢をまぜて、
ひじきとお豆の煮物の既製品をガーッとまぜて、
自家製きんぴらを小さく刻んでガーッとさらにまぜて
あら、酢がたりないわ、と思ったので
紅白ナマ酢の、酢をダーッと加えてみて、
ついに大根と人参の紅白ナマ酢も少々刻んでいれたら
最高のちらし寿司。
トッピングは伊達巻きと紅白の板かまぼこの細切り。
白ごまと揉み海苔のせてできあがり!

家族に絶賛のちらし寿司でした。

本日もこおろぎは天才でした。


夜はヒラメのムニエル。
お刺身用に皮もとったヒラメを冷凍庫に発見。

いくつかに薄く切って、ハーブ系のソルトとコショウで
下味つけたものを、
カレー粉と白玉粉(えっ?白玉粉?・・・・小麦粉も片栗粉もみつからなかっただけです・・)
まぜてざっくりまぶしてフライパンの強火でサラダオイルでソテー。
仕上げにパセリどっさりとバター、少々の醤油。

いやーっ、美味美味。

野菜を添えてビューティフルでした。

今夜はこんな極上のワインでした。
ワイン通のお友達が選んでくださったワイン。
カブトムシとあまりの美味しさで、きそって飲んだら
あっという間になくなってしまいました。

ちょっぴり贅沢なグラスを使って
大人っぽい時間でした。

そこで思い出したのが
メガプリン!

年末のイチオシで
いただいたのでした。
毎週金曜日はお誕生日クイズというのがあります。
大通りビッセ前からの中継にお集りくださった
お誕生日のみなさんと
スタジオのこおろぎもいっしょにクイズ。

これがなかなか難しい。全問正解はなかなか・・・。

でも今回はうまく正解。

「スタジオの荒井センセーもお誕生日なので!」と
参加賞の一つ、メガプリンをいただけちゃったのでした。
賞味期限が近づいたので
本日いただくことに!

メガ、といえばメガですが
おもったよりメガでもないなあ・・・
一人で食べられそう・・・と思ったこおろぎでしたが

びっくりでした!

大鉢に入れて
爪楊枝でさしたら
くるりとむけたそのプリンさん、
濃厚でりっちなお味。
たぶん6名くらいでいただく分量でした。


ちゃんとキャンドルもついていました。

大感激の生誕祭の後夜祭となりました。

12月の疲労もあり、
少々動きが緩慢ですが
こおろぎ、着々と掃除をすすめ、
3月〆切の原稿の頭に切り替えつつあります。

大学の授業の準備も着々と。


さ、明日からは日常にもどりましょう。


昨夜は、「ニッポンのジレンマ」という、極上の番組を観たのですが
今日は、「忠臣蔵」を聞きながら・・なんだか陰陰滅滅。
主君がいじめられたからって、47人で周到な計画たてて仕返しにいくって
どうなんでしょ。
いじめた相手の首とって、誰がどううれしいのかしら。
こおろぎは、いろんな忠臣蔵をみていますが 
こどものころからずっと理解できずにいます。

このストーリーで日本人の魂など語られると、困ります。

いいですか?
もしかしたら気の弱い主君だったかもしれず、
なんらかの理由があったに違いもなく、
だからといって
松の廊下でいじめた相手に切りかかっていい理由はないわけで
その時代なら切腹もしかたなく。

もしかりに
浅野の殿様が松の廊下で吉良を切っていたら
吉良の家来が浅野の家来に仇討ちに来たかもしれない。


吉良に切りかかった罪で切腹した君主の仇を
どうして47人で打ちにいったのかしら。

吉良さん、実はいい人だったという説もあって

実にこの歴史、興味そそられますが



今日の長ーい時間のテレビドラマは
奇をてらった演出もめだち、
なんだかなーと思って聞きながら仕事しました。

テーマソングは『中島みゆき
大石内蔵助舘ひろし。ま、そこんとこは素敵でしたけど・・。


この武士の仇討ち精神、ときどき政治にもちらちらして
愉快ではありません。


負けるが勝ち・・・の知的な冷静な判断、
そんな展開もあったでしょうに・・・


なにかと考えるこおろぎです。


3日からフツーの生活スタート。

こおろぎ組にも
元気な日常が始まりますように。