感動の船出

毎年 開いていた 年4回のパーティーセミナーは
普段ごいっしょしているメンバーだけでなく
ビジターも交えてちょっと「格調高く・・」つづけてきました。
4回というのは
桜色のパーティーセミナー
薔薇色の・・
葡萄色の・・・
そして
クリスマス・・・・
です。

でも今年はどの集いも開催せずにきましたので
クリスマスも開かない・・つもりでいました。

でも
生徒さんから、「センセー、ささやかでもやりましょ」という
甘いささやきが聞こえて

そうだわ、いつもの仲間で
ささやかでも・・・

そう思って急な準備となりました。
今回は、内々のご案内となり
内容も、いままでとは大きく変えて
力を抜いたパーティーに。
とはいえ、
大勢の集いになりました。




そして
それに合わせて
とうとう
荒井商店の包装紙その1が完成。



義父が書いたいろいろなタイプの
かねあ荒井商店という文字を
こおろぎがレイアウト。
縁起研究も視野のこおろぎは
そこは譲れず、紅白の、なんとゴム紐リボン。

せっせと作りました。
目下こおろぎの強力なブレイン、ERIちゃんが
ショップカードを完成させてくれて

かねあ荒井商店、オリジナルシフォンケーキ3個セットが
船出しました。


なんでもそうです・・・
楽な船出などありません。
徹夜・・・ではなかったものの
こおろぎ、せっせと包装やらなにやら
寒い玄関で震えながらの作業でした。

でもきれいでした。
真夜中、ひとりで眺めて
むねがいっぱいになりました。


戦争さえなかったら
義父は神田の内外鶏卵問屋荒井商店の3代目だったはず。

さて
不肖の嫁が3代目をひょいと飛び越えて勝手に4代目を名乗ります。



パーティーセミナーでご披露したあと
夜、義父との酒宴(!)で手渡すと


「え?わたしの書いた字かい?
拡大してくれたのかい?
いやあ、すごい技術だねえ・・」

と感嘆。


「小さい紙に書いたのにねえ・・・
で、卵が入っているのかい?」


・・・

「いえ、卵を使ったケーキですっ」


「いやあ、おもしろいこと考えるねえ・・・
喰えるのかい?」

「喰ってくださいっ」


「三津子さんが作ったのかい?」

「仲間の若いパティシエです」

「なに? パン屋?」

「パティシエっ」

「なにしえ?」

「パティシエっ」

「まあ、なにしえでもいいやねえ」

といいながら、
おおいにうれしそうで、ビールのジョッキーを抱える嫁を相手に
熱燗を手酌で美味しそうに飲んでいました。



齢85歳にして
アホ嫁の仕事に力を貸せるなど、
義父の辞書にもなかった大想定外でしょう。

毎朝紅茶とパンとサラダと目玉焼きとハム、と決まっている義父は
明日は「たまごケーキ」で朝ご飯らしいです。




クリスマスは、この写真のような、期せずしての大人数になりました。
本当に内輪の生徒さんばかりで、どのテーブルも楽しそうでした。



さて、そうこうしていて
ホームページを見ると
ショップのご案内に
ぶさいくシスターズの母、つまりこおろぎの
ぶさいくな写真がっ!
申し訳ありません・・・

サリーで作ったリムセのバッグを上機嫌で抱えるこおろぎ。
失礼しました・・・

荒井商店第二弾です。
本日こおろぎ長くかけませんので
イメージ写真を重ねて載せておきます、

2種類。

作りはシンプルですが

サリーは身につける布なわけですから
柔らかい。
シルクではないですが、そんな感じです。


いやあ、この白いタッセルが素敵。
バッグの作者がモロッコで特注。
サラサラ感が最高。
あえて二種類のバッグに白いタッセルをのせてみました。



ホームページ表紙、ショップの欄でご確認くださいl。


さて、論文〆切まで・・・あと少し。
あと5日で仕上げるつもりでがんばります。


こおろぎ組に素敵な師走の日々を!