こおろぎ 故郷に帰る・・その2

大雨、大嵐の日、こおろぎは早朝から函館に向かいました。
こおろぎの生まれ故郷です。
そして、キキが中学、高校、
ころ介が小学校を卒業した町です。

今現在も函館短大で講義を受け持ち、
函館に通っているこおろぎですが、

いざ、函館のべこもちは?となると
「どこにでもある」・・と思うばかりで
使える資料はゼロ。


いざ出陣。
こおろぎ、覚悟の弾丸ツアーを突然実施。
雨でも嵐でも
行くと行ったら行くのがこおろぎです。


珍しくハコダテにいたカブトムシが
献身的に協力。
これは家族としてではなく
餅菓子の調査に命かけてるらしい学者仲間への共感から、
そして
あまりにいろいろな新種、亜種があることへの、学者としての
彼自身の興味もあったかもしれません。

いずれであれ、
ハコダテ滞在、9時間で14軒のお餅屋さんを走り回ったのでした。

調査とはこういうものです。
大雨で
靴も靴下も、濡れて大変でしたが

収穫は大きく
べこもちガールズの若い仲間たちに
沢山報告ができそうで、大満足。


謎が謎を呼ぶ、北海道のべこもち。

青森県のくじら餅の流れか、
いや、くじら餅は北海道が先だという説にも出会い、

金沢は能登
新潟
山形

いやいや京都

餅菓子の普及はかきもちだ、東京だと

ミステリーは続きます。



詳しくお話を聞けたお店ばかりではなかったですが


こおろぎがこおろぎだと気づいてくださったオーナーもいらっしゃって
お忙しい中、丁寧にご説明いただいて
恐縮でした。

しっかりと資料を整理して
考察して生きたいと思います。


調査は楽しいですが
ただただ肉体労働です。
とりわけ
天気が悪いと
泣きたくもなります。

でも

栄餅さんでは
こんなワンコさんに会うことができました。

りんちゃんといいます。

保健所に引き取られて、処分されそうなところを
栄餅さんのご一家に引き取られて、こんなに大きくなったとか。

りきまるさんと同じように
笑顔の可愛いりんちゃんでした。

今回は、食事をする時間もない取材調査だったので
会いたいお友達にも会えず、残念でした。
でも
お餅屋さんめぐりの中で
こおろぎ、ほんの短い間、
仕事仲間のアトリエを訪ねました。
一杯のコーヒーで
ヘトヘとのこおろぎとカブトムシは
一息つけたのでた。

ざっくりといけた野の花は
やっぱりスゴイ。

理屈抜きのライフスタイルは
気取らず気負わず、こおろぎに元気と笑顔をとりもどさせてくれました。


さて今週は、3つの大学で授業があります。
研究のまとめもありますが
荒井商店も少しは活性化しなければ。



オリジナルだけでなく
こんな「日本のアンティーク」も
年明けには扱えるようになりそうです。


高級オルゴールや
素敵すぎるアクセサリー(前回イチオシで着用)、
インド製のバッグ
アンティーク小物
美味しいケチャップ、ジャム、パンケーキ
シフォンケーキ、マカロン・・・


と書けば、
いやあ、すばらしい「総合商社」風。
でも今のところ、オオカミおばさん状態で
動きがとれていません。


ワクワクするのですが
小さいカラダ一つでは限界もあります。
応援してくださる大勢に支えられて、
なんとかがんばりたいと思います。




ふるさとハコダテで
こおろぎ、少し元気になりました。

ハコダテの新しい魅力を見つけた気もします。


人間は歩いてこそ、です。
移動してこそ、です。



書を捨てよ、町に出よと
寺山修司は言いました。



こおろぎは
あえて今、言いましょう。


パソコンを捨てよ、ネットを捨てよ。
外に出よ、人に会え。




こおろぎ組に素敵な一週間でありますように。


業務連絡です。
おもてなし塾+デザイン塾は来月のご案内になります。
生活美学講座(新教科書使用)のご案内も近く開始。
申し訳ありません。
クリスマスの計画も動き出しました。
ああああああっ
あらっ
あららららっ
ってことは
こおろぎの誕生日も近いってことです。
お忘れの方もあろうかと思いますのでお伝えしておきますが
12月31日です。
くれぐれもお気遣いください。