日々タンタンと・・・

なでしこ倶楽部開催。

今回は12名と大勢集まりました。
とてもうれしかったです。

みなさん、腕を上げました。

ホームページの表紙に
報告記事が載るはずですのでご覧ください。


大作を合同で仕上げ、

さらに小さい作品へ。

みなさん常にしっかりとメモをとり、
本当に立派です。

今回から
「生活をデザインする」もテキストに加え、
他校では絶対にできないお勉強を平衡させてゆくつもりです。


せっかくこおろぎのアトリエにたどり着いてくださった皆さんのために
マダムこおろぎは
こおろぎが知るすべての技術と知識を伝えたいと切望しています。


さて

ご無沙汰しています。

りきまるです。

ボクは最近、おかあさん(こおろぎかあさん)に
猫背を指摘され、
相当気にしています。

オグマさんちのココちゃんとか、
電気屋さんの二匹の立派な猫さんとか
ハヤシさんちのどら猫とか
バイク屋さんのピノちゃんとか
猫の友達は沢山いますが
ボク自身がすっかり猫背で
ジジ臭いというのです。

でもボクは
なんと
こうやって座るのが大好きなのです。
いつまでもこうして座っていられます。

おねえさんが
「おい、りきまる、いい加減に降りろ!」と怒鳴るまで
ボクは座り続けられます。

犬もやればできるんだわ、と
おかあさんが褒めてくれました。

そのおかあさんですが


最近ちょっと哀しいことが続いたりして
少々心配したのですが
その必要は全くなく


ボクがボール投げをしてほしくて
せっせとパソコンの近くにボールを運ぶのに


下の写真のように
自分のお酒の瓶をしっかり握って
なんと、右手だけでパソコン操作。

あきれ果てる立ち直り方です。

どうぞどなた様も
ご心配なく。



以上
りきまるでした。



と、りきまるさんが言う通り、
こおろぎは元気です。

なにかとお尻に火がついて
バタバタしていますが
気力体力充実。


そして
北海道新聞10月14日夕刊のコラム「今日の話題」に
こんなタイトル発見。


こおろぎのママが見つけた記事ですが
こおろぎの恩師、弘前大学の正木進三先生のお名前も。

真冬の北海道なのに
火山ガスが吹き出す泥火山が阿寒湖にあり、
そこには真冬でもこおろぎが鳴くのです。

一年中こおろぎが鳴くのです。

それはすごい事実なのです。
正木先生は
その寒冷地に浮かぶ生息域を「熱孤島」と名付けています。

なんと熱情的な素敵な名前なのでしょう。

でも
増えすぎたエゾシカによって草地が荒らされ
ついにこおろぎの声が消えたというのです。


でも昨年は鳴き声が聞こえたと。


エゾシカは・・その食害は、自然界にも深刻だと
コオロギたちが教えてくれているようだ」と新聞は書いています。


ああ

こおろぎは言葉をなくしました。



深い深いため息で
ちょっと呼吸が苦しくなりました。


なにもできないから
せめて私は

いい仕事をしよう。



そうやっと
こおろぎ自身の声を取り戻すまで
しばらく時間が必要でした。




たかが人間、たかが一人、できることには限りがあります。

泣いても笑っても限りのある日々、
できる仕事をし、できる役割を果たすだけ。


昆虫学を学んだ私が
理学部、家政学部とコマをすすめて
今こうしているのも

かつて
髪振り乱して学んだ日があったからです。


恩返しをするとしたら
広く社会に向かって、でしょうか。


だれかの役に立てるなら
うれしいのですが。


この冬、こおろぎは
阿寒湖にコオロギの鳴き声を探しに行こうと
思います。


追伸:

こおろぎ、と書くのと
コオロギと書くのでは
ずいぶん違いますね・・・

英語ではCRICKET:クリケットです。
漢字は蟋蟀。

やっぱり「こおろぎ」が一番ですね。

こおろぎ組に、素敵な一週間でありますように!