アクティブな週末・・

こんな秋晴れは 今年最後かもしれない、
そんな日、当ホームページの管理人minoriちゃんが
来札。

お誕生日を北海道で迎えました。

ご本人のたっての希望で、途中から彼女の運転。
カブトムシは隣に座って、ハラハラドキドキ
アーシロコーシロとうるさく言いつつも
北海道の広い道路をスイスイ運転するminoriちゃん
人生もこの調子でスイスイ薔薇色ですわ!



さて
今回の旅は
お仕事も半分の私達、
ロングドライブの先で
さっそくの打ち合わせ。

試作に試作が続く、短くない行程は
モノ作りの当然のプロセス。

この冬じっくり熟成させて
素敵な「商品」が生まれることを
確信しました。



打ち合わせの間中、
私達をなごませてくれた黒猫のキキは
いつもいつも素敵な背中。
その日もやさしい「背中」でした。





さてその夜は
こおろぎ一家の大切なお友達のお宅でご飯。
思えばず図々しいこと限りないのですが
こおろぎ一家はこの海辺のお友達のお宅のご飯が大好きなのです。

手製のガーデンハウス(・・・)で繰り広げられる
ワイルドな「ご飯」と
若いご夫妻のナチュラルで豪快な明るさ、
これぞ究極のおもてなしだと思うのです。

奥様のmiyakoちゃんが作るこのおむすびは
日本一です。多分、エルサルバドルとかタンザニアとか
ウズベキスタンにはおむすびはないので
つまり世界一だということです。

塩をつけただけの中身なし。
それがワイルドな海の幸にぴったりなのです。



食器のあれこれ、
もてなしのあれこれを論じているこおろぎが
原点にたちかえることができる貴重な時間です。

そして今海苔弁の研究も佳境に入ったこおろぎは
冬の日本海で獲れた手製の海苔の

海苔本来の風味で
大きく五感が揺さぶられるのです。


コンビニで大きく開花したかに見える海苔弁ですが


さて
海苔そのものの価値は
どこかに忘れられてはいないかと

考え込んだり・・・・




学問を続けていれば
つい忘れてしまう、現実の人間の生活や
人々の知恵や豊かさ



前回も書きましたが
学問は足でするものです。
そして
人間は人間に会わなければなりません。


人間にあってこその自然科学であり、社会科学なのだと
心から今思っています。




この週末は、大雨にも降られながら
大忙しではありましたが
こおろぎはとても幸せでした。


実は大切な友達が大切な人を亡くし、
かけつける一幕もあったのですが
彼女の素晴らしいお嬢様たちに会うことができ
悲喜こもごものうちに涙を笑顔に変えて帰途についたこおろぎでした。


足腰も記憶も怪しくなってきたこおろぎですが
だからこそ
地に足をつけて
しっかり仕事を していこうと思います。


minoriちゃんのお誕生日ツアーは
北海道の隠れた名所めぐりの旅になりましたが
ラストナイトはりきまるさんも出席を許されて
小さいケーキにキャンドル点灯。

上の写真のデコレーション、こおろぎの今イチオシのケーキです。
甘いモノ苦手なコロ介も完食。夢いっぱいのデコレーションです。
デコレーションというのなら、このくらいしっかりデコレーションして
ほしいですよね!



お誕生日ツアーに同行しながら
こおろぎは
やさしい人たちに沢山会いました。


なによりの収穫です。



そして週末直前、訳あってどっさり注文した
古本がAmazonから続々と届きます。

こおろぎ、椎名誠東海林さだお両氏のエッセイを
詳しく見ることにしたのです。
これも次の論文の下準備。


ノーベル賞を目前にしている日本人作家の文章は
1行も読めない(読む気にならない)こおろぎですが
この二人の文章で
かつて活字に溺れてくらしていた日々を思い出し
今一度、ゆさゆさと脳細胞をゆさぶって
新鮮な日々を過ごし
かつては気づかなかった彼らの
斬新な感覚を、「資料」として消化したいと思っています。

新しい一週間は1日短いことになりますが
こおろぎ組のみなさまにも

沢山のやさしい出会いがありますように・・・