感動の旅

火曜日朝8時の飛行機で神戸へ。
緑の豊かな広い大学です。
最後の母校、武庫川女子大へまっすぐ。
恩師と今後共同研究を進める建築家の後輩と
沢山の議論。
久しぶりに頭がすっきり。

メールであれこれ打ち合わせていても
やっぱり顔をみながらでなくては
駄目ですね。

いくつか方針を確認して
ホテルへ。

すでに夜でしたが
こおろぎの大好きな神戸のアーケード街を久しぶりに散策できました。



水曜日も朝8時の飛行機で生まれて初めて沖縄へ。
このホテルは那覇です。

こおろぎ、そうとう日本中歩いてますが
沖縄は初めて。

べこ餅の研究では
どうしてもさけられないお米と黒砂糖のルーツをさがして、
とりあえず一度行ってみなければ・・と
神戸のついでに足を伸ばしました。


チェクインしたホテルで、まず若い、そして美しすぎるホテルの従業員さんたちとの会話で
沖縄文化の奥深さと、若い人への浸透に感激。

ジュンク堂書店での下調べでまたまたカルチャーショック。
取材に行った2軒の餅菓子屋さんで
さらに大収穫と大感動。

「当日中におめしあがりください」
というお餅をあれこれ
どっさり買ってしまったこおろぎ、


前回のべこ餅騒動よりスゴイ買いっぷり。
すぐにホテルからクール便で送ったものの
冷凍するにも限りがあり、
大学の冷凍庫に入れるしかないか・・・

べこ餅調査はえらいことになってきましたよ・・・・
試食しすぎて
再び胸やけ・・・。





さて夜
キキから電話。

周囲のみなさまのご好意で
ちょっと早く仕事を終わらせていただいたので
病院まで来ないかとのこと。


千載一遇のチャンスなので
タクシーで行くと、古い病院の玄関にキキ、発見!



[白衣」ではなくピンクの上下。
いやーっ、ブサイクシスターズのキキちゃん、
いっちょ前のドクター姿でした・・・



が、研修医の一年目は医者扱いされておらず、
お会いした病院の何名かのかたに
ご挨拶すると

「いやー、あらい先生には
いつも大変お世話をしています!」と口々に言われ、
ただただ頭をさげたこおろぎでした。

どれほどキキが
とんちんかんな研修医か想像に難くなく・・・



でもそのキキの運転で
海岸線をドライブ。
彼女、運転上手になりました。
札幌の某ビルディングの壁をこすったり、
スーパーの駐車場で大騒動おこしたり、
右折しかできずにぐるぐる回ったりしていたキキちゃんが

沖縄の狭い道をすいすい走ってくれました。


もうそれは美しい夕暮れの海。
半分アメリカの街でした。

キキが連れて行ってくれたお店も
こおろぎとキキ以外はアメリカ人。

海辺の散歩も
ごちそうのうち。

お店のマダムが撮ってくださった一枚。

時間の流れもゆったりとした土地でした。



とりあえずこおろぎは台風上陸の直前、元気に札幌に戻ってきました。

研究調査やら
なにやらは追ってゆっくり。


あまりに感激の多い取材調査だったので
まだ興奮が冷めません。
餅のあり方、食べ方
冠婚葬祭からなにからなにまで
いろんなことが、ひっくりかえりそうな気分です。

予想を超えたカルチャーショックで
ちょっと時間が必要です。

激安ツアーさがして頻繁に通ってみようと思います。
今回は神戸発着で1泊ホテル付きで25000円でした。



キキは22時間勤務が続いているようでしたが
北海道に残った同期のみなさんより過酷な分、
充実した訓練を受けて満足しているようです。
それだけで母は十分です。
いっしょにご飯できて、キキの運転で海を見れたのですから
なにも言う事はありません。

今回の調査の感動と結果を丁寧に形にして行こうと思います。


沖縄は本当にすばらしい土地でした。

なにがすばらしいかといって
人がやさしい。

こおろぎは何度も涙がこぼれました。

そのお話はまた明日。