ハイヒール主義

札幌も暑い。
暑いったら、暑い。

でも思います・・・
人間は勝手です。

寒いったら寒いっ!
とストーブの前で固まっていたのに

暑くなればなったで
この不満ですもの・・・

これを四季というのに

必ず秋が来て、必ず冬が来ることに
感謝しましょ。


昨日の「ハイヒール」セミナーが夢の中のように思えるほど
ドロドロの現実に向き合った本日のこおろぎでした。


でもまあ
これもまた、陰陽の仕組み。
作用と反作用
裏と表、右と左、ケンとメリー、
安寿と厨子王、幸子と一郎、
ジュンとネネ、ヒデとロザンナ
綾戸千絵・・・


楽あれば苦もあっての人間ですわ。


それにしても
ハイヒールは
こおろぎにぴったりのアイテムです。


不安定さと、危なっかしさ
意味があるようなないような
いいですねえ、この「無意味な意味あい」
「意味のある無意味さ」

24時間を上手に使えず自己嫌悪。
これは暑さのせいではなく、こおろぎの
遺伝的な怠け癖のせいではないかと、DNAを
疑う昨今です。

ぐうたらしつつも、日々は流れ
お尻に火がついて、今年も蛍状態のこおろぎです。

先日、サガシモノがあって、大規模なリサイクル屋さんに行った際、
溢れるリサイクル品の中に、
キラリと光る逸品を発見。

こおろぎは、絶対にトンボのように複眼なのではないかと思うのですが
突然、スゴイモノを見つける能力があります。

フロア面積がどれほどあったか、
衣類から靴、食器、家具にいたるまで
ありとあらゆる大物、小物で溢れている体育館のような店で
スゴイ逸品。

500円くらいの洋服の中に
17000円の正札。
何かの間違いでしょ、と思ったら
定価210,000円という札。
新品。

某デザイナーのイタリア製。
日本には入ってないデザイン。
やっぱりね・・・・。



素材は綿だから、どんなに上等な綿でも、
21万は高い。でも納得のデザイン。
たっぷりのギャザー。ミモレ丈。肩があいて
相当細い。でも布あしらいが絶妙。
カットも縫製も最高級。

サイズは36。着れないこともないかも・・・・

みんなに見られながら試着室へ。

綿だけど、オールシーズン、パーティーに着るぞ!
17000円は想定外の価格だけど
21万のドレスだと思えば9割引きを超えるわけで
・・・・・

あら

あららららら・・・


入らない・・・
この小さいこおろぎが入らない・・・・



息を全部吐いて
呼吸を止めて
あちこちの脂肪と肉をそっちこっちに散らして
一気に脇のファスナーを閉めたときは
上半身の動脈と静脈の流れは止っていました。
あと10秒着ていたら、卒倒したかも・・・。



だれが着る?
だれがイタリアからこんな細いドレスを買ってきた?

それにしても素敵。

悔しい・・・・


仕事やらなにやらで
相当悔しい思いが続いていたのですが
それらを全部わすれることができた悔しさでありました。



こおろぎは15歳から体型がほとんど変わっていません。
それは、小さめの洋服を着ているからかもしれません。
少々苦しいくらいがいいのです。

楽などダメ。


ハイヒール的危うさと不自由さ、
その緊張感こそ、
人間が人間たる醍醐味なのです。



と言いつづけてきたのですが

苦しすぎてもいけないものだと痛感。


それにしても残念。
シンデレラのオネエサンたちの気持ちがよくわかりました。
どんなにガラスの靴を履きたかったことでしょうか!


でもまあ、ひと目見ただけのオネエサンを、
しかも慌てて片方脱ぎ捨てていく、そんなアホなオネエサンを
必死で探す王子など
所詮、また、次の舞踏会で、新しいオネエサンに
目が移るに決まっているのに・・・




本日の教訓です。

その1
どんなに辛くてもハイヒールは履きつづけましょう。

その2
動脈と静脈の流れを止めるほどの無理はしないようにしましょう。

その3
アホな王子は追うのはやめましょう。

その4
ブログ執筆に逃げずに、とっとと仕事をしましょう・・・


さて
昨日、こおろぎのハイヒール主義におつきあいくださった素敵な仲間たちを
ご紹介しておきます!

働く女性たちはいつだって素敵。
もつべきは女友達です!
たくさんの映画があるじゃありませんか!
アホな王子にひっかからない為にも
女友達バンザイ!



それにしても
どうして今夜は「アホな王子」の話になったのかしら・・・・
あのお話で一番アホなのは
そんな「アホな王子」と結婚したシンデレラなのに・・・



今夜もちょいと混乱気味のこおろぎでございます。