向日葵

向日葵な夏です。

日に向かう葵で向日葵とは、
なんとも素敵。

こおろぎ、
このたび、
50本を越える向日葵を抱えて
ひさしぶりに「しつらい屋」稼業をたのしみました。


それに先立って
百円ショップに参りました。
いつものことです。
100円ショップを侮ってはいけませんわ。
あるわあるわあるわあるわあるわあるわ・・あわわわわっ

同じ100円のひまわり、とて
茎、葉、花びら、ガクから花粉にいたるまで
それはそれはたくさんの「品種」があって

生物学者のはしくれにいるこおろぎとしては
大興奮。

何本か買おう・・・くらいの軽い気持ちで出向いたのですが

あまりに多様で
思わず、あれこれ、本気で選びはじめて、
まさかの長時間、百円ショップの造花コーナーに滞在したのでした。


ふと気が付くと、
背中側で


「あのねー、百キンにいるんだけどねー
テレビのさ、ほれ、イチオシに出てるセンセー、
ほれ、大学のセンセーさ、ほれっ。
そうそう、そのセンセーがさっ、山ほどひまわりかかえて
すわりこんでるんだけど、びっくりさーっ
写メ、撮って送るかい?!」



ひえーっ
我に返ったこおろぎ、
気が付けば床に座り込んで、あれこれひまわりを吟味してたのです。
お恥ずかしい限り。

ご迷惑はかかってはいないものの、
こんなところ、写真撮られるのは、番組の恥。


大慌てで向日葵をまとめて小脇に抱えて立ち上がったのでした。
一気に、家庭画報の表紙気分。

毅然と笑顔で会計に向かったのでした。

油断大敵、こおろぎはチビの上、地面と保護色なので
地味で目立たないはずなのですが
こんなにかかえちゃえば、スズメバチ的色彩で目は惹くのも
当然。反省。


そうして抱えてきたひまわりは
ピアノの上にのせれば、なんて素敵なんでしょ。



さて、このひまわりは
いったいどうなるかというと

わが家の在庫のひまわりたちと合体して
イチオシのしつらいに、お役にたたないかしら・・・と。


短い北国の夏ですもの
せめて画面は夏色に。


今の紫陽花は、こおろぎ的には力作なのですが
それにひまわりを加えたくて。


器やら、形やら試行錯誤。

そこにりきまるさん、登場。

彼は、こおろぎの理想のモップ状のモコモコボロボロ犬に
相当近くなっていたのですが
皮膚には悪いらしく、かつ、手入れもできない以上、
汚れるばかりで、夏はにおいもあって、
お預けしたドッグステーションで、ご覧のとおり、
すっきりとカットされてきました。
ちょっと高校球児風というか、
野球部のマネージャー風・・
いや、ますますニューハーフ風。


邪魔邪魔、りきまるさん、仕事の邪魔。


え?
ボク、邪魔っすか?


邪魔です、邪魔!



ビジュアルだけ重視の場面には
造花もドライフラワーも、プリザーブドフラワー
使うこおろぎです。

「生きていない」ものたちには
それなりの、「模様」としての「力」もあって
楽しい作業です。

バタバタしているうちに
番組のディレクター、マドモアゼルYUKIさんが登場して
あっというまにアイディア炸裂。


ああしましょ、こうしましょと
相談がまとまって・・・・・



8月1日、イチオシモーニングをご覧になったみなさま、
お気づきでしたでしょうか!?

ヒャーッ、素敵っ。
こおろぎ、いつもの自画自賛
謙遜のない高い自己評価。
紫陽花がちょっと移動して
ひまわりと同居。

カメラマンさんの動き次第で
実にいろんな雰囲気が出ています。
角度でいろいろ見えて素敵ですわ・・・・


と、
どなたも言ってくださらないので
人生、やっぱり自分の絵は自分で褒めるに限ります。

自画自賛バンザイ!
イチオシバンザイ!
紫陽花バンザイ!
向日葵バンザイ!



こおろぎは
まだまだ授業、授業、授業に補講
試験、試験、試験・・・に400枚を越える採点採点採点・・・の日々。

月末は300〜400名近い皆様の講演会もあるようです。

調査やら研究やら夏は休みなどありません。

でも
自画自賛、がんばる自分にエール。


どうぞこおろぎ組のみなさまに
素敵な8月でありますように!