蝦夷梅雨・・・・

蝦夷梅雨・・・だというのですが

完全に気候も変わった日本

なにもかも不安。

フクシマも牛の問題は
昨日のイチオシモーニングでも
夕方のイチオシでも話題になりましたが

こおろぎは言葉を選ぶのが辛かったです。


だれが悪いのでしょうか。


この時期、梅雨のあと、台風をいくつも引き受けなければ
ならない日本、


あらゆる農作物と水産物
なにがどう起こるのか、
それこそ、「想定外」。

人間が作るものはすべて
「想定内」でなければならないのに・・・・





と、気分の暗い土曜です。
札幌はすでに雨。

でも
こおろぎは4時台に起きて、ごそごそ活動。

大きなマグカップに水を入れて
それを電子レンジで温める。
え?
やかんでお湯を沸かさず?
そうなんですわ、
電子レンジで温めた程度のお湯、というところが
アメリカンなんですわ。

そのマグカップ
お安い紅茶のティーバッグを入れて
ティーバッグを入れたまま飲む。


そのチープな感じが大好きなんですわ・・・。

紅茶の入れ方もあれこれ講釈しちゃうこおろぎですが

ボーっと起きて
マイセンだのどこそこだのではない
コンビ二の景品のマグカップ
電子レンジで温めたお湯で・・
そんな紅茶を、ボーっと飲む。

これぞ、こおろぎにぴったりの朝なのです。

入れっぱなしのティーバッグのせいで
紅茶はどんどん濃くなるわけですが

その渋くなる紅茶もまた
いいんですわ・・・

酒も紅茶もぬるめでいいんですわ・・・・。




とはいえ
あまりにビンボークサイお話なので
ちょっとおいしそうな写真を二枚載せておきます。



明日掲載予定の、函館新聞の暮らしのパレット
ぜひ読んでください。
紫陽花の話を書きました。

こおろぎはこの季節、紫陽花を見るたびに
三好達治
「乳母車」という詩を思い出します。

心に残って離れない詩です。
作者の、心の深いところが痛くて痛くて
それが
紫陽花の花の、たわわな重さと見事に重なって、
こおろぎは切ないのです。

そして
その情景をそのまま視覚的に見せてくれた女性がいて
その女性が、こおろぎの花の仕事の原点になったことを
短い連載記事ですが
書きました。



詩も小説も
ホンモノはいいです。

宮本亜門さんが
森田剛さんを主役に、三島由紀夫金閣寺
発表しますが


こおろぎは
大学1年のとき
一人暮らしになった下宿にこもって
三島由紀夫の作品を
ぶっつづけて全部読んだことがあります。

まだ若すぎて
理解などできなかったはずですが

そこに流れる視覚的な情景
聞えてきそうな自然の音響
もがく主人公たちと
描こうとする作者の苦悩

それらのすべてが
美と生に集約されて

こおろぎは打ち震えたものでした。

なかでも金閣寺
どうにもならない極限の青年の思い・・・
というより
三島由紀夫の苦悩が見えた
秀逸な作品でした。

今それを
斬新な演出家と俳優が描きなおすのなら
機会があれば観たいと思うこおろぎです。


で、で、で!

荒井商店が動き始めました。

在庫の持てない小さい商店なので
応援してくださる企業、作者、生産者さまに
ささえられて
「イイモノ」を組み合わせてご紹介できたら嬉しいです。

ホームページの表紙のショップの欄に
管理人みのりちゃんが書いているとおり、
あっというまに、ロゴが決まりました。
近くご披露です。


こんな時代なので
せめて
こころあたたまる時間と空間を切り取れる
そんな「モノ」を作り、提案できたら幸いです。


今週末は
こおろぎの北大前のオフィス兼アトリエが
ちょっぴり改修。
パティシエ仕様のアトリエに生まれ変わります。

ご期待くださいね。


どうぞみなさまに素敵な週末でありますように!