大騒ぎの七夕

七夕です。
あと1時間で8日ですが
まだ、七夕です。

七夕は江戸時代に制定された
五節句の一つ。
立派なお節句です。
・・・
という内容の授業を今年もあちこちでしたのでした。

さて

こんな素敵な作品をどっさり作っていただいたボルボセミナー

気がつけば、7月になってから今日まで
連日、いろいろなセミナーや授業。
あっというまの7日間でした。
もう夏。
コロ介の国公立大後期試験前日、
あの大地震、大津波だったのです。

まだ雪のあの寒い中、
どれほど多くのみなさんが涙を流したことでしょう。

あれから今日まで、
いったい何がどれほど解決したのか

思えば絶望的になるばかり。

さすがのこおろぎも
前をしっかり向く勇気が持てない日が続きました。

が、

そうも言っていられず
七月の声を聞いて、
ホームページも改変し、

気をとりなおしての後半戦。

函館短大の授業のあと
再び4時間のJRで帰宅したこおろぎを待っていたのは・・・



ジャジャジャーンっ!!!!

センセーっ、なんです?
新しいペットですか?!



皆様
こおろぎには
キキと言う名前の長女がいます。

沖縄で研修医の1年生。
どんなお医者さんになったのか
見に行きたいものですが
どんなにご迷惑になっているか、想像できるので
こわくて 行けないでおります。



そのキキが
初めてのお給料!で送ってくれたギフトが
これです!



だいぶ前、電話で
「いつ届くかわかんないんだけどー
三陸のねーっ
復興おまかせ便、送ったから!」
という嬉しい電話がありました。


なんと気の利く娘でしょうか。
いろんなギフトがある中、
三陸復興おまかせ便という
素敵な選択。立派なお嬢様だこと!
親の顔が見てみたい!


でもしかし
ボーっとしたキキが、そんなギフトを
思いつくはずはないと思っていたら
案の定、ネタ元は、当ブログの管理人、みのりちゃんだったようです。



アンテナの高いみのりちゃんは
この三陸復興おまかせ便を支援していて
先日は大きな大きな毛蟹が3匹も届いたそうです。


そのお話を聞いたキキは
自分も送ろうと、思ったのでしょう。



日時の指定も内容の選択もできないのが残念ですが
だからこその支援、
それが今日、七夕、届いたのでした。



函館からヨロヨロ帰宅したら
大きな箱がデーンとあって・・・
あけたところ


出てきた出てきた出てきた出てきたっ!


実はもっともっとスゴイ写真があるのですが
このうつくしい新装開店したブログには
載せられないほど、動物学的光景なので
うつくしい一枚を掲載することにしました。


それはそれはイキのいいお魚がどっさり。



でもしかし、
あまりに大きいお魚さん、
あまりにたくさん、
そして
小さい毛蟹さんにいたっては、ブクブク泡をふいており
つまり、全員生きていらっしゃるわけです。



ヒャーッと逃げ出したコロ介、
大騒ぎするりきまる
大笑いするママ
途方に暮れるこおろぎ・・・



七夕の夜は
思いがけない大騒ぎになりました。



こおろぎは料理は何でもします。
しかし
近年の不得意科目は魚の調理です。
大きな魚をさばけなくなりました。
いろいろあって、苦手になりました。
困った!


そこに登場したのが
ママ。
足腰痛いはずのママ、
さすがに現役主婦歴の長さ、

あっというまに頭と内臓を取って
バンバンバンっと
ペット状態から食材へ。
カッコイイ!
ママさすが、パチパチパチッ!
こんなときだけ褒める娘と孫。



とにかく
疲労も困憊も忘れる大騒ぎでした。

水槽に入れたら泳ぎそうなお魚と
横にも縦にも歩き出しそうな蟹さん。

興奮するりきまるさんの気持ちがわかります。


とにかく
ハッピーな七夕の夜でありました。


いま一度書いておきます。
こおろぎには
キキという長女がいます。
彼女はこの春沖縄の病院に就職しました。


初給料で届けてくれたプレゼントは



巨大なあいなめ1尾
たなご3尾
かながしら5尾
毛蟹1匹
巨大などんこ2尾
むき身の螺一袋



でした。



祖父母にお菓子
両親にワイン
妹にアクセサリー
犬に煮干・・・

そんなフツーの発想ではないのです。


今世紀最大に素敵なギフトです。
巨大なあなめ1尾・・
かながらしら5尾・・などなど


贈答文化の講義をしたばかりですが
「贈る」真髄を学んだ思いです。


キキ、ありがとうね。
食材になったお魚たち、大事に大事にいただきます!

三陸復興、こおろぎもいろいろ応援していこうと思います。

2011年七夕の夜は
こうして過ぎたのでした・・・。


でもなんだかパソコン打つ手が生臭い・・
部屋中に潮風の匂い・・
ロマンチックな夜でございます・・・