ため息・・・

重ね重ね思うことは

こおろぎのお教室は素敵です。

本当に素敵。

謙遜などしている場合じゃないですわ。



見てください、生徒さんたちの手の動き。

みなさま、ご多忙。
それぞれのお仕事も生活もおありです。



こんなお教室の写真をご覧になれば
だれだって
ああ暇な主婦はいいわね・・・的な
一言も言いたくなるかもしれません。


でも違います。


こおろぎだって
この上ない幸せな人種だと思われているようですが


こおろぎの越えてきた修羅の日々を本気で語れば
卒倒する人の数は知れず
たぶん気絶する人もいそうなほどの
ドラマはあったわけで

その後遺症は未だ全く癒えてはおらず、


日々の苦悩は増幅すれども軽減などしないわけですが


しかしながら
とりあえず、「今」が幸せならば
それ以上、悲しみや苦悩を語っても始まらず

楽しい瞬間を謳歌してこそ、人間でありましょう。


だれにだって悲しみはあり、
迷いも、悩みもあるわけで

だからこそ
こんなあたたかな時間を作り
楽しめるのではないでしょうか。


幸せは、絶対に自分がつくるものです。
自分でしか見つけられない。

それだけは確かです。

時間も自分で作るものです。
それも確かです。



さて
この一枚は
カブトムシがポーランドのなんとか大学の講義に行ったとき
撮ってきた写真ですが
このセッティングを見て
こおろぎは苦笑しました。


フォークを伏せおくのがフランス流
仰向けに置くのがイギリス流と

まことしやかに書く日本の教科書や
テーブルセッティング「業界」の限界を見る思い。


たしかに伏せるか上を向けるかしかないわけですが

フランス人の友人に聞いたら

フォークの置き方?
伏せることが多いけど・・
考えたことない!

といわれました。


カナダに滞在していたころも
実に様々だったし、

ナプキンの畳み方とて多様。

このシンプルさこそ
「普通」。

こおろぎは
日本人の
「型」へのこだわりに大注目です。

どこかに
「正式」とか
「本当」とか
「正しい」という証拠が欲しい。
それがなければ不安でならないのです。

どうしてでしょう。
不思議でなりません。

もうすぐ、理由がわかりそうなところまで
到達した気分なのですが

あと一息・・
がんばれこおろぎ!


さてさて
りきまるさんの近況・・・

いつだって上機嫌のりきまるさんですが
「おかあさん」のホームページのリニューアルにともなって
先日撮影があり、
看板犬の出番もあるかも、と
先日「散髪」されました。

わが家は全員、
「汚い犬」が大好きなので
どこでもゴロゴロころがって
どこでもオシッコしちゃう犬が好きなわけで
久しぶりに
いい塩梅にボロボロになったりきまるさんは
家族みんなに評価されていたのですが

哀しいかなりきまるさんは
由緒正しいスタンダードプードルとして生まれた以上
この汚さは周囲には許してもらえないらしく

スタンダードプードルらしい様子が求められ
「全身洗浄と散髪」されたのでした。

なんとなく「ローマの休日」的展開。


この写真はその前日の「いい塩梅」のりきまるさんです。
この日も
相変わらず、アホ犬リッキーは上機嫌でした。

彼の「上機嫌」には実に学ぶところが多いです。


こおろぎ、
あれこれ追われながらの1日でしたが
今、ヘレン・メリル
「you'd be so nice to come home to」

を聴いて、しんみりため息。

「ニューヨークのため息」と評されるのは当然です。


やっぱりいい歌手はいい。
いい曲はいい。

いい人はいい。
いい大人はいい。

年を重ねるのは素敵!
バンザイ加齢!

イヤッホーっ!!!