マイペース

ゆっくり歩き始めたマダムこおろぎです。

ああ素敵だわ・・・
青い花たち。
我ながら、この早業・・・

あっというまに完成。


明日のイチオシモーニングから
背景のお花はこの紫陽花バージョンになる・・・のかも。


玉石混交ですが
初夏らしい大作です。

画面ではどんな風に見えるのでしょうか。

楽しみです。


こおろぎのお花の修業はそうとう長いですが
あるとき、全部辞めた!と思った瞬間がありました。


花を飾る自分が
アーチスト気分になった瞬間でした。

恥ずかしくて消え入りそうになったのです。


確かに
自己表現としての花、というのは可能です。


でもこおろぎは花の命をもってまで
表現したい自分はないですね。


「まだ若くて」上手に書けないのですが・・・

アートには
特別な才能か、
はたまた
基礎知識と確かな技術と
レーニングが絶対に必要だと思っています。



今はまだ
さすがのこおろぎも
「まだ若くて」語れませんが


装飾花が
美術として扱われず
ほかの工芸と同等には扱われない理由が
きっとどこかにあるのだろうと思います。

一過性の生命体を
扱う危うさもあるでしょうけれど
・・・・・



こおろぎは
5歳から生け花を学び、
特に
20代から30代までは
たぶん、ほかの誰にも負けないほど
そうとうなエネルギーを注いで生け花を学びました。
複数の流派についても学びました。

フラワーデザインも
国内外で学ぶ機会を得ました。


43歳になってから
大学院に進んだ時のテーマも

人はなぜ花を愛でるか

であり、

花を生ける理由を徹底して研究。

生花もフラワーデザインも学んだ末



こおろぎが出した答えは


人は集う人のために
花を生ける。

それは時に死者に対してかもしれない。

そして

花は主役になってはいけない。

ましてや
語りすぎる花はいらない・・・


ということでしょうか。

主役は人。
集う人。


花を飾る人は
いつだって「職人」であるべきだと
思っています。


どうにでもアレンジはできますが

テレビの場合、
主役はやっぱり「人」。

作為的なデザインは邪魔になるだけです。


初夏のさわやかな色合いが伝われば
嬉しいと思っています。



そして2月以降、休講だったこおろぎのお教室が
開催されました。

2クラス合同でしたが
初夏のかんたんなおもてなしと
花のしつらい。



あっという間のオードブル。
大好きなリキュールグラスが役にたちました。



限られた時間を与えられただけの人間です。
どうその時間を紡ぐか、
時間も空間も大事にしなければ。


大災害を経験したからこそ

しっかり考えて感謝しながら歩いていきたいと思います。



本日のおまけ・・・
話題をふりまいた堀江某氏が収監。
モヒカン刈りにしなければいられない
彼のパフォーマンスが残念。
こおろぎは、いろんな意味で彼に注目してきました。

でも
モヒカン刈りの彼に絶望。
大人になる道が、せっかく用意されたのに。

だれにとっても
「せっかく用意された道」があるのかもしれませんね。

そのチャンスに気づけるかどうかで
人生の方向は大きく変わるのかもしれないと・・・


ひとりのさみしい男のモヒカン刈りで
つくづく思ったこおろぎでありました。


さ、
今週は始まったばかり。
かっこいい大人道を探し続けようと思います。