できること・・・

前回の和服の柄を続編でご紹介。

こんな紋が散りばめられているのですが
蝶だけでも3種類。

和服の蝶というのは
どうしてこんなイメージなのでしょうか。

ほとんどの和服の蝶は
「こんな」感じです。



さて

切ない報道が続いています。

なにが情けないといって
被災者ではない人たちの
心無い動き。

被災地で
缶ビールやお酒を「ボランティア」だと
公言して拾い集めて車に積み込んでいる人たちが
沢山いて仰天。

どうして顔にモザイクなのか。

ご本人たちが
「ボランティア」だと言っているのだから
そんな「善行」の人たちはぜひ
顔を出して報道して差し上げるべき。

せっかく
「それって、盗品、じゃないですか・・」まで
インタビューしたのなら
善か悪か、その場で追求してほしい。


情けない。

人間は実に情けない。


買い溜めする魂も
卑しすぎる。


自粛ムードを危惧することはよいのですが
だからといって
あえて
なにもかも自粛するのは、むしろ経済をダメにするからと
奇をてらって「元気アピール」することは
絶対に違う。


元気にがんばらなければならないのは
当然ですが


・・・・・・



こんなにも
人間が多様だったのかと愕然とするばかり。


そして
原子力を語る人たちの
スタンスの違い、
説明能力の違い、
理解力の違いにも愕然。


悲しくてなりません。

こんな大惨事に
無力な自分が情けなくてなりません。

せめてできることを冷静に考えるばかり。


とりあえず今は
学ぶことです。

こんな災害が起こった理由
起こしうる自然、
科学をここまで進めたのに
自然の前で無力だった人間の歴史

そして歩き出してしまった
歩き出すしかなかった原子力
最低限の知識。


危険は危険ですが

今は冷静に見守ることしかできないのであって


ほうれん草と源乳に特化して
さわぐのはムダ。

安全かどうかの判断は
大人たちが各自ですべき。

今テレビで説明していたある専門家は
赤ん坊が仮に1リットルずつ三ヶ月飲めば・・
という言い方。
こおろぎの耳が疲れていたから聞き間違ったのかもしれませんが

ありえないでしょ。


今問題になっている源乳をそのまま赤ん坊が
飲まないでしょ。
なんであっても毎日1リットル赤ん坊が源乳は飲まない。


アホな例えを話す「専門家」は選ばないでほしい。

「もしそうなら癌になる」だと?

本当に・・もう・・・・


こおろぎは
NHKの科学文化部のYさんの説明を
いつも心静かに聞いて、自分の頭の中を整理することにしています。


Yさんの中でしっかり咀嚼した情報だからです。



農作物だけではなく
水産業も大変なことになる。

でも待ちましょうよ。
ちょっとだけ待ちましょう。


小さい国だけれど
なんとか待ちましょう。


支えあって待ちましょう。


風評が怖いと
報道すればするほど風評が一人歩きする現実に
言葉がありません。



悲しいですね。


どうぞみんなで考えましょう。


さんざん電気を使い、
さんざん無防備に食べ、贅沢を謳歌してきて


遺伝子組み換え食品「ごとき」で
大騒ぎし、
有機栽培」ばかりを持ち上げて


それらが実際はどういうものか、
長所も短所もしっかり考えることもなく
「流行」と「思い込み」もあったでしょう・・


遺伝子組み換えと有機栽培は
今関係ないように思いますが
実は同じです。

食に関する知識のなさが
「こんな事態」に直面したとき
露呈する。



学ぶことです。
そればかり思う。

こおろぎ自身、ゼロの地点にたって
学ぼうと思っています。



しかし


現実は
締め切りが迫って一層混乱を極め

頭も床も
どこもかしこも
大混乱。
歩くところも
寝るところもありません。

食文化の資料に埋もれて
大苦戦ですが

あと一息。

せめてこおろぎが形にすることのできる領域です。

遠い遠いアプローチですが
食を学び、人間を学ぶ場面で
いつか
どこかで
だれかの
お役にたてれば嬉しいと思ってがんばります。



このところ、アレルギー性鼻炎やらなにやら
風邪の初期症状もあって
お茶ばかり飲んでいますが

紅茶にこのお砂糖を入れて
おろし生姜をたっぷり入れたのが大好物。

コロ介とせっせと飲んでいたら
体調回復。


スーパーで見つけたお砂糖ですが
煮物も玉子焼きも、なんだかお味がよくなったかんじ。

紅茶にお砂糖など入れないこおろぎですが
生姜をどっさり入れるときは
このお砂糖がベスト。

砂糖と塩に懲りだしてしまいました。

エネルギー源と
浸透圧調整剤ですもの

ちゃんと選んだほうがいいかもしれません。

美味しい砂糖は美味しいし
美味しい塩は美味しい。


なにもかも
原点に返りたい思いです。



心病む皆様に
寒い思いをしていらっしゃる皆様に
どうぞひとときでも安らぐ時間がありますように・・・