私にできること

鬼の撹乱
こおろぎの まさかのダウン。

昨日の午前中、たぶん、アルストロメリア
反応したのか、突然アレルギー反応勃発。

こおろぎ、昨今、花のアレルギーがひどくなっています。
体調が悪いとき、すぐに反応。

昨日はそのまま午後は仕事にならず、
あれこれキャンセルして
今朝まで休息余儀なくされています。



今回の災害、

人間の無力さに愕然としながら

しかし、
救助するのも
応援するのも人間。

人間しか救えないということも確か。


今いちど
人間の魂と
優しさと
知恵を信じるしかないと
思うばかり。


国際保健について
大学とは別に若い組織で学び活動してきたキキは
とても冷静。

全国の若い仲間たちは
ネット上で色々救済活動を開始しているようです。

理想を語ったり、
「できない」現実をうらんだりしていても
今はどうにもならないのだから


等身大で
できることをする、

それが一番だというキキ。


その通りです。


「できることをする」


人間が最低すべきことは
実に簡単な「できることをする」
だけなのでしょう。


「できることをしない」

これは今この時、「悪」です。


かなしみ、憤っていてもしかたなく。




そんな中
予定通り、ドッグステーションのティータイムセミナーを
開催しました。



ドッグステーションのオーナー、
五十嵐先生の、犬の社会性等に関する貴重なお話のあと
桜に関するセミナー、ティータイムの演出実習等
短いお時間でしたが、和気藹々のうちにセミナーを終えました。

こんな時期、
このようなセミナーの開催は心苦しいのですが

だからといって、
何もかもキャンセルしても
しかたなく


ただただ
こうしていられることに感謝しながら
冷静に暮らすことが大切なのでしょう。


感謝です。
なにもかも感謝。

学ぶことの大切さを
今こそ、今こそ、確認したいと思っています。


私たちは原子炉のなんたるかを何もしらなかった。


日本中が
あの図を見ておどろいたはず。



説明の下手な学者先生が
説明しながら、次第に専門用語が増え
どんどんわからなくなったとしても

専門家しか知らないことの
どこがわからないのか
なにが難しすぎるのか


そこのところを質問できな現状が
少々残念です。


専門家というのは
学者というのは

自分が知っていることは
聞く相手も知っていると思い込んでいるのです。
だから専門用語を
専門的に使う。


たとえば
水素、といことばだって
誰でも知っている水素ですが


「この場合の水素」の動きはだれもわからない。


なんだか怖い・・そう思う。


「被曝」ということばも


シャワーして洋服を洗うことで避けられる程度のことも
「被曝」なのだということを
私たちは知らないわけで



病院のレントゲンもCTも「被爆」なのだと
知らない人さえいた。



最悪の場合を想定することは大切ですが

今このとき、
必要なことは

最悪の事態のことではなく


「今は安全」

たとえ

小さな爆破があっても

「今は安全」

ということなのに

専門家の登場は
わからないことを
ますますわからなくさせ
不安を煽っているのではないかと
心配になるこおろぎです。




情報の優先順位を
聞く側の要求順位を整理することこそ
マスコミに期待したいことかもしれません。




キキが高校3年のとき、
こおろぎは同じ高校で理科をおしえました。

高校の理科は
理科総合という科目で
物理も地学も含み、
相当苦労しましたが
こおろぎは
地震津波も教えた。


空しい限りです。



でも
地震津波のメカニズムを知ることは
大切です。


知らないより知っていたほうがいい。


知らないということは
なにより辛い。


考える手立てがない。




小学校、中学校という義務教育の範囲を
しっかり学ぶこと

これがまず、基礎です。


この段階で
学ぶことのおもしろさと
大切さをしっかり身につけること

その後、
さらに基礎を学ぶもよし、
実学に進むもよし、


いずれであれ

生命のなんたるか
自然のなんたるか
人として生きるということのなんたるかは


小学校と中学校でしっかり学ぶことなのだと

あたりまえのことを
今一度思っているこおろぎです。



こおろぎのアレルギーは
投薬にも屈せず、今朝もあまりよくはありませんが


休んではいられず
執筆は再開予定。

こおろぎにできることをするだけです。


錯綜する情報を整理すること
専門家の難しい説明を
上手にリメイクして解説してくれる人

なんとか
「普通の私たち」にとって親切な情報が増えることを
期待しています。


今も「メルトダウン」の危険性を発表、とテレビ。

メルトダウン」の定義が不明。
なにをそう言っているのか
ああ
ほんとにわからない。


程度がわからない、と不満を言うキャスターもいますが

程度の説明をきいたらわかるのでしょうか。
詳しい説明がほしいと、いきりたつ人もいますが

詳しい説明を聞いたらわかりますか?
どんどん分からなくなるだけではないでしょうか。


「一時間当たり」ということさえ、
理解していなかったり、


単位に
「マイクロ」をつけたりつけなかったり
そのことの重要性もわからなかったり、


そのくらいの算数知識もない「質問者」がいることも確かです。
不安がつのります。


せめて

せめて
「できることをする」


「できることをさがす」

それだけですね。


教師として
春からきっと
こおろぎの姿勢は変わるような気がしています。


こおろぎ組皆様の
無事と健康、祈るばかりです。