怒涛4日目

空はこんなに青いのに

ズーッと缶詰気分。
びっしり閉じ込められてる気分。
乏しい頭脳をギュンギュン絞られる感じ。

エネルギー源のお酒飲むのも忘れてたら
ドイツのキキから葉書。
まあね・・
残念なのは
すでにキキ、帰国。

いつだってこうなのよ、ケチがケチな葉書の出し方するから
本人が先に帰国する。


とはいえ、
ド迫力の葉書。
まさに、この母向きの葉書。

パソコンに貼り付けて満足。


本気で仕事し始めた「おかあさん」の
その本気度がわかったらしいりきまるクンは

彼は彼で
散らかり放題の危険なこおろぎの仕事場を
上手に走り回っています。


ちょっとわかりやすい図表がかけて
上機嫌の「おかあさん」が
スパゲティを1本くれたので
大感激で頂戴したところを
コロ介が撮ってくれた一枚。


珠玉の名作、「わんわん物語り」の
トランプとレディちゃんが
イタリア料理店の裏でパスタを食べるシーンを
再現しようとがんばる「おかあさん」でしたが

無理無理。
りきまるクンには無理でした。



さて
書斎にこもること4日で悟ったことを少し・・・


理系とか文系という分け方って
全く根拠ないと思っています。


数学ができない人は
よく自分は文系だといいますが
それは数学ができないだけで
文系ができるわけではない場合が多いです。


数学ができる人はときどき
自分は理系だといいますが
この自己判断にもよく騙されます。
数学の問題を処理することが苦手ではないだけで
論理的でもなんでもない場合が多いからです。



数学ができる人の中にときどき
「数学は、こたえがたったひとつ、
はっきり出るから好き」
という言い方をする人がいますが


これも眉唾ですね。


多くの場合、
「はっきりとした
竹を割ったような性格の自分」を
評価してることがありますが

性格と能力は全く違います。




そして

答えが一つ、

なのは
数学だけではないです。


学問は

自然科学だろうが
社会科学だろうが


つきつめていけば
一つの答えに行き着くことなど沢山ある。


あるいは
数学とて

答えは一つだけとは限らない時もある。


要するに

理系とか文系とか
思い込んで
自己分析するのはやはりムダかと・・・。


数学の成績で
自分の人生の方向を決めてはいけない。


こおろぎは
農学部と理学部と家政学部で学んだのですが
いつのときも
同じ手法で考え、論じてきたのだと
この怒涛の日々、思っています。


いわゆる理系の大学に在籍していたときは
「ここは文学部ではない!」としかられ、

文系の大学に所属していたときは
「理系の説明のしかたは、ここでは通用しません」と
またしかられ


行き場がなかったのですが


今、モノを考える時、
二者択一の手段である必要などなかったのだと
強く思っています。


このホームページの管理人のみのりちゃんは
天文学を専攻し、大学院まで進んだ女性ですが
難関突破して今は不動産鑑定士。語学も堪能だし
花も料理も大好き。色の勉強もしてるし・・・。


そして長くこおろぎを支えてくれている美人事務局長は
秘書学を極めた女性ですが
その判断力と行動力は
数学的としかいいようがない鋭さです。
博識なのは周知の事実。


ついでに言えば
配偶者カブトムシはDNAが専門ですが
池波正太郎をこよなく愛し、美術や歴史にやけに詳しい。


医学を選んだキキは
就職してお給料をもらったら
芸術系の大学に通うのだそうです。


ジャンルなど
狭めてはいけません。
せっかく生きているのですから。




ただし、

こおろぎが今回、二日間かけて
描きあげた西洋菓子の変遷図は
なかなかおもしろいのですが

こおろぎは、つくづく
シンプルなものがすきなのだと思った次第です。


事象はすべからく単純化したい。


もしこれを
理系・・・と見るなら
たしかにこおろぎは理系かもしれない・・とも
生まれて初めて思いました。


定量化して事象を確認したいのです。
料理でも盛り付けでも
花のデザインでも

数量化、定量化は説明と理解が楽ですからね。



でも

大切なことは
数字でも図表でもなく


理解できること
そして
説明できること。

その結果
人間を描きだすことでしかないのです。


日高敏隆先生がご存命なら
今こんな境地にいるこおろぎに
どんなアドバイスをくださるでしょうか・・・


生物の
全体を見なさい、

いつもおっしゃってましたからね・・・。


方法がどうであれ

生きてるイキモノの全体像。

たまたまお菓子の文化史をツールに考えているだけなのだと

こおろぎは思い至ったのです。


バンザイ。

なんだかしらないけど
バンザイ、です。



さて
こおろぎが日々、堪能している梅干をご紹介します。

すごい名称。
そしてこれも・・・

すごい名称、その2です。

国産の梅で
お味も最高。
そして激安です。

だからといって
こおろぎに
高級な梅干をプレゼントしようと
誰も思ってはいけません。


こおろぎは
どんなものも
『適正価格』が好きです。

一粒何百円もするチョコレートとか
一粒何百円もする梅干が
少し苦手です。


それなら
明治の板チョコとか
麦チョコとか
m&m’s や チロルチョコどっさりのほうがいいし

最高のお味の「底辺系」梅干どっさりのほうがいい。



さて
大学の再試験の採点結果を合わせて
評価の見直しをして提出準備。

テキストと
学会発表用の調査執筆と並行しての
事務作業。


元気元気。
元祖フリーター、マダムこおろぎ、今日も元気です。



今テレビでパンダの名前が決まったとのこと。

同情するわ、こおろぎ。
ちゃんと立派な名前があるのに

引越しさせられた挙句
日本名つけられて。
お気の毒。
ボーっと笹食べてないで、抗議できたらいいのにね。


あ、
パンダさんたちに同情している暇はなかったのでした。


がんばれ、こおろぎ、怒涛の4日も終盤。
明日には1章を完成させましょ。


こおろぎ組のみなさま、

スーパーで上記の梅干し、みつけられましたら
ぜひ、お求めください。

長イモや大根を和えてみてください。

人間も梅干も
ボトム系こそ最高なのだと
同意してくださるはずです!