ご乱心の日々

大仕事のハザマに
ふと見回せば、足の踏み場も、手足を伸ばすところもないわが家。
干物女」を地で行くこおろぎ、
生活デザイナーがあきれるテイタラク

それなのに
山積みの洋服の中に
こんな「お衣装」発見。
クリスマスパーティーに着た、タキシード風ジャケ。
細すぎて呼吸苦しいジャケ。
古着屋さんで見つけたんだったかしら・・
文句の言えないかわいいジャケ。

大好きなフレンチの大きなトカゲと
青いキラキラのトカゲ。
このキラキラのトカゲは
素敵なお友達がつけていたもの。
ずっと褒めていたら、こおろぎのお誕生日に
届きました。
素敵なお友達の素敵なお気持ちに感謝。

こおろぎは
ブローチが好きです。
それも複数つけるのが好き。
元気でますからね。
ブローチ、というより
バッジ。勲章的効果に期待。


やる気なくすほどの散らかりぶりのわが家で
再び、あれもこれも作動しはじめたこおろぎ。
呼吸困難になりそうな中で
資料を広げての作業。

でも
こんな風に、論文の形になれば
達成感もあろうというもの。



みなさまのご協力のもと

強くたくましく生きようと思うばかり。


そうそう
先日、歌会始を偶然テレビでちらりと観たときのお歌



「草の葉の 切り端(はし)残るシャワー室
  妻は真夏の草を刈しか」



という山口県の男性のお歌、
思わず、息をのみました。

情景が浮かぶというか
ご夫妻の温かいご様子が見えるというか

選ばれたお歌ではありますが
本当に素敵。

ご退職後、農業をはじめたお二人の
夏の日のこと、とのこと。


こんな風に

言葉を大切に生きたいと思ったこおろぎでした。


そして
先日の「男とはなにか、女とはなにか」の講演の際
集めた資料写真の中に見つけたアホな一枚を
本日の魔除けに。





何年か前、本州のある博物館で試着した19世紀ころの衣装。
ホンモノのアンティークです。
クジラの骨でできた大きなパニエの広がったスカート。
布も重くて大変でした。
女性はなぜ、こんな衣装を着るようになったのでしょうか。


今でも、ウエディングドレスは世界中でこの形を踏襲。

不思議でなりません。

男性が「背広」に落ち着いたのに
そしてタキシードやモーニングだけで
OKなのに
女性たちには、それに匹敵する衣装がない。
かつて
猪口邦子さんが、入閣なさった際、ブルーの
シンデレラドレスをお召しになったのも
止むをえなかったのかも。


今回の入閣者たちの記念写真だって
かのレンホーさんの真っ白フリルが
どれほど違和感があったことか。
どんなに白にこだわったとしても
周囲が黒だとわかっているときは
あえて黒を着用してこそ、カッコよかったのになーと
こおろぎは思いましたけど・・・。


あれもこれもバタバタで
ドキドキの日々。
こおろぎはまさに
「ご乱心」続きですが


元気です。


春までに
このゴミ屋敷を
なんとか全室使えるアトリエにするぞと
心強く思っています。


さて本日は
すばらしくおいしいシチューを作りました。
片付けていて見つけたグラタン用のホワイトソース缶。
グラタン用など買った記憶はないのですが
期限切れでもないので
シチューに使ってみたところ、最高の仕上がりでした。
鶏肉とジャガイモとニンジンとタマネギ、
そこにどっさりのキャベツ。
スープで煮込んでからこの缶を加えて
最後にバターと塩コショウ。シチュー用のルーはもう使えないかも。
味にうるさいコロ介も絶賛のシチューとなりました。


もうすぐ節分。また恵方巻の騒ぎでしょうか。
去年は、日本テレビだったかテレビ朝日だったか
何箇所からお問い合わせのお電話がありました。
いつのまにか恵方巻研究家という肩書きも加わったようです。

それにしても
商魂たくましい日本です。

いつのまにか
「おんな正月」をフツーに祝う状況になってた今年。
苦笑せざるを得ませんでした。

マスコミがあと一押ししれば、来年は「おんな正月」で
ビジネスできるところがどっさり増えるはず。


以前、「秋の恵方巻」という広告を見たときは
卒倒しそうでした。

日本人がわすれていた行事を復活させるのはいいのですが
「そんなものなかった」ものまで
伝統としてつくりあげるこの不思議。

なんでもビジネス。

生活文化屋としては
ここが踏ん張りどころかもしれません。
まずはアトリエの大掃除です。



執筆研究続行しながら
ラクタ空間掃除をがんばるこおろぎに
幸あれ!