缶詰生活

まるで流行作家のように
缶詰状態・・
缶詰たべながら・・ではなく
缶詰のように身動きできず
動くこともままならず・・・窮屈に暮らしています。

締め切りというゴールは
容赦なく迫り、
走る走る走る走る・・
こおろぎ、ハイヒールで疾走です。

ズーッと巣にこもっていたのですが
社会復帰して二日間、豪雪越えて大学へ。
パソコンと資料に加えて、とうとうスキャナーまで
手持ちで移動。
1週間のご旅行ですか・・・風の荷物。

JRは雪で遅れるし
道はすべるし
タクシーの運転手さんとは大喧嘩しそうになるし・・

いえ、大喧嘩を避けるため、大雪の中、途中下車して
ますます泣きたくなったりしながら、

しかし
こおろぎは
しっかり生息しています。
ご休心ください。


久しぶりに都心を歩いて
ため息。

こおろぎのいろいろなドラマは
いつだって冬の日、大きく展開したような
いくつもの記憶がよみがえりました。


さてその缶詰生活も
ちょっと先が見えてきました。
年末からズーッと気の休まらなかった
資料整理と考察をザックりしたまま
S先生の手に渡したのです。

微調整、校正、確認は
若く鋭い感性と冷静さにお任せするのが一番。


現代の弁当にこだわった研究は
弁当男子、キャラ弁、弁当の日等
現代的話題を縦横斜めいろんな角度から分析考察。
なかなか興味深い考察・・・かと
いつものとおり、ジガジサン・・・でもしていないと
辛すぎるのが研究です。

締め切りは14日。
すでにこおろぎの手を離れていますが
この産みの苦しみは
生涯続くのだと思います。

そしてそれは
実に心地よい苦しみなのだと
思っています。

心かたむけるものがある幸せに
まさるものはないと思っています。


さて
では
こおろぎは暇になったかというと・・

ゴールが見え始めた頃から
こおろぎは、これまた近づいてきた講演の準備で
頭は再びびっしり。
いろんなことを同時に考えていたら
角がはえてきそうになりました。


セコムの係りの方が
電池交換でいらっしゃって


わが家のどの部屋もびっしり床も机も椅子の上も
本本本本本・・ときどき洋服・鍋・野菜・・
またまた本本本本の様子を見て絶句。


「どんなお仕事なんですか・・」



「え?フツーの主婦です・・・」とうつむくこおろぎ。



今は、オスメス論の講演のため、こんな動物の本や
生理学の本
哲学から社会学まで
ありとあらゆる分野の本が
食文化の本の上に積まれはじめています。

やっぱりイキモノはいいですね。
ごらんください、このかわいいお魚。
困った状況になったら
こんなフーにふくれちゃうらしいです。



今は長く書いてはいられません。
センセーお元気ですか?
というご心配の声もあったので
生存確認のための日記です。



しばらくボーっとしていたら
57歳の仁科明子さまがご再婚ですって。


どーでもいいことですが
なんだか悔しくもあり、
なんだか励まされもし、
人間の雌の多様性を考えずにはいられませんでした。


この結婚と
野田聖子さんの50歳にして卵子提供されてまでも実行したご出産は
今回の講演でも触れたいほどの、ヒトの雌の不思議。
もちろん、昨日の生命科学の授業でも
遺伝子組み換えと遺伝子治療に関する内容といっしょに
学生に考えてみよう、と提案しました。


元気ですが夕べから
動悸息切れ、頭痛にのぼせ・・・
心臓が悪いのか、どこが悪いのか・・
心配になってキキに言ったら


「あ、典型的な更年期障害よ!」とのこと。


「そーか、若年性の更年期か・・」と言うと


「若年じゃないっすよ」
ときっぱり。



なるほど・・・・。



自分で思う以上に高齢らしいこおろぎです。



とりあえず元気です。

こんかい山ほどまたお勉強していろいろ考えてしまったので
オイオイこの欄に書いていきます。



こおろぎ組の皆様、
どうぞ、ご自愛ください。
がんばりすぎず、
上の写真のお魚のように
腹がたったら、ちゃんとプーっとふくれて
絶対に我慢しすぎずに!



再び、机にもどります。

今夜は鶏つみれのスープとぬか漬け秋刀魚。

スープには白菜と春雨と絹ごし豆腐も。

若年性・・更年期障害をものともせず
ゆったりと前進しようと思います。
応援のほど、よろしくお願いします。