クリスマスクリスマス・その2

クリスマスパーティーを終えて
遠方からのお客様をお見送りして

ひと息つく間もなく、バタバタバッタのこおろぎです。

でも
このバタバタ感こそ、
集いの醍醐味。
文化の真髄。

「楽」は「ケ」
「楽」は日常。

心身駆使することが「ハレ」の原点ですからね。

幸せなことです。

ただ、日常的仕事は山積みなわけで
会場に持ち込んだクロスや花器、食器や花たちが
再びアトリエにもどり、
いろいろお手伝いいただいたものの
まだ歩くところはありません。
そんな中、
大学は朝1講目からスタート。
歩くところもないままの日常です。

昨日に至っては
午前中大学で
「食卓美学と芸能について」という
大テーマ。
学生さんたちも、首かしげながらレポートに挑んでくれました。
「質問!芸能ってAKB48とかのことでもいいっすか?」

予想通りの質問もあって
こおろぎは幸せいっぱいでした。

その後、HTBに向かってイチオシ。
特集はまさかのAKB48でした。
なかなか感動的な特集でした。


毎年クリスマス、こおろぎはご出席者のために
こうしてギフトを作ります。
今年はこんなボックス。
これも資材屋さんとずーっとあれこれ捜して
センセー、素敵な箱見つけました!というお電話をいただき、
さらに吟味に吟味を重ねての決定。

パーティー前夜、こおろぎは
りきまると遊びながら
今年のテーマCDを聞きながら
コツコツ箱詰めしたのでした。

家族はみんな
毎年よくやるわねえ・・と言いますが
毎年やるからこおろぎは元気なのです。
こおろぎ的儀式なのですから。

ボックスの鏡に映る薔薇たちの
なんとかわいかったことでしょう。

くしゃみしながらの羽根のセット、
小さいネックレスの袋詰め
どれも
意外と大変な作業でしたが
それこそが楽しい。

もう一度書いておきます。

この「ちょっとした大変さ」が
人間の醍醐味なのです。

「なくてもいいもの」が文化。
動物として、必須ではないものにこそ
意味を見出したのが人間なのです。



あえてピンボケの一枚を。
夢みごこちのこおろぎです。

さ、生命科学の講義の時間です。

「分子はなぜこんなに小さいのか」
「海辺の貝殻と小石はどこがちがうのか」という
お話をしてきます。

寒くなりました。
こおろぎ組のみなさま、くれぐれもご自愛ください。

背中は伸ばせば伸びるものです!
背中を伸ばせば、視線も変わる。
口角あげてニーッと笑って
この冬をのりきりましょっ!