回復・復活の兆し


遠目に見れば
カロン
じゃないでしょうか・・

旅先で見つけた、実に美しい光景でした。

これ、やっぱりマカロン
自然の力、この朝は霜が降りて
美しい植栽を、さらに美しく飾ってくれたのでした。
自然に敬意を!


ボケたクリスマスツリーばかりを載せてしまいました。
反省。
カメラに、こんなキレイな一枚も発見。

さて
喘息で苦しんだこおろぎも
本日、スープカレーと味噌ちゃんこを食べ、
少量のワインで心身を消毒したら
そうとう復活。

新しい一週間は、爽快にすごせそうです。

爽快といえば
本日の函館新聞「暮らしのパレット」をぜひ。
先日、こおろぎはお教室の生徒会長、WATANABEさんの
ご次男に初めてお会いしました。
そのときのことを書きました。
旅先で、ゾンザイに扱われたと
心の小さい愚痴を何度か前、ここに書きましたが
本当に人生は捨てたものではなく、
さわやかな人材はいるものです。



マイナスは見ない。



そう決めた日、さわやかな青年に会いました。
背中を伸ばしてあるけば
やっぱりいいことがあることがわかりました。


クリスマスツリーの近くにブルーの装飾ガラスがありました。
こおろぎはブルーのガラスがとてもとても好きですからね、
思わず撮った一枚です。



日曜美術館、先週の朝放送の熊田千佳慕さんの特集、
今週20時から再放送。
結局2度観ました。
ファーブル昆虫記の細密画しか知らなかったのですが
そのお仕事の奥の深さ、経歴に、感動。



ただ、こおろぎのオスは
たった一匹のメスに会うために
命がけで長い旅をする・・・というナレーションには納得できず。
メスがオスを探すのがこおろぎですからね・・・
オスだけが鳴く。
ま、いいです。
マダムこおろぎは、最近、細部にこだわりすぎます・・・。



それより、熊田千佳慕さんの解説に
福岡伸一さんが登場。
こおろぎは、生命科学の授業に福岡伸一さんの
生物と無生物のあいだ」という新書を使っています。
このような一般書を、大学のサブテキストにするのは
稀有だと思いますが
国語学部の学生さんのクラスだけでなく
理学療法作業療法看護学科など
理系の学生さんにも興味深い記載が多い。


その著者、福岡伸一さん、フェルメールの絵画だけでなく
昆虫にも造詣が深く、驚嘆。



でも最も心動いたのは
福岡先生の
「均質化圧力」というコメントでした。

真・善・美について触れ、
科学の真偽、哲学的善悪は
これが真実だ、とか、
これが善だとか、
いつかくずれるかもしれないのに
均一の、均質の圧力として機能する。
しかし、美醜に関しては
きわめて個人的なものなので
自分はものごとを美醜で判断する、という
斬新なご発言だった。


熊田さんも美を求めたのだと。


科学の発見も発明も
次ぎの発見があれば真ではなくなり、
世の中の善というのも
時代や宗教、地域によって違う。


そのとおりなのです。


こおろぎは
「絶対に」とか「本当に」ということばを
仕事ではつとめて使わないようにしています。

当ブログでは乱発してますけど・・・。


仕事では・・・使わないようにしています。


いつか変わるのが科学であり、常識だからです。

若いころ、日高敏隆先生にお会いしたころ
こおろぎの「絶対」とか「本当に」という
「言い方」が気になるねと、
ご指摘いただいたことがあります。
忘れられない言葉です。


「絶対なんかないよ」と
そして
「同じように
本当に、とか、一番大事とか、そういうこともない。
いつか本当だったははずのことが本当ではなくなったり、
一番のはずのものが三番目や最低になるかもしれないのだから
ゆったりと考えるように・・・」というような
素敵なお説教だったと記憶しています。



福岡先生の均質化の圧力についての言及を聞いて
遠い昔の
日高先生の言葉を思い出し、

今一度、自分の姿勢を立て直そうと思ったこおろぎでした。


すべてを美醜で判断します、と
そういえば福岡先生、以前新聞の記事で答えていらっしゃった。
すばらしいご発言。


さ、
新しい1週間です。
こおろぎ組の皆様
寒い季節、くれぐれもご自愛ください。
楽しいことがたくさんありますように!