鬼のカクラン


センセーッ
こおろぎセンセーッ
お写真っ、ボケすぎですけどーッ!

というお声が聞こえそうです。
そうです、こおろぎ、熱に浮かされ、
夢かウツツか幻か状態がちょっと続き、
頭の中はこんな風にぼんやりしていたのでした・・・

というほど
大袈裟ではなかったのですが
全く家を出ないで30数時間を過ごしました。
ま、疲労回復につとめました。
喘息直前、アレルギー全開、発熱寸前・・
なにかと危険信号。
大学の授業がない日は
じーっとしていようと
「反省日」を過ごしました。

前回のブログ、そうとう病んでますねえ・・
こおろぎセンセー。

でも愚痴、というより、これは
礼儀作法、マナー、販売促進など
コミュニケーションにかかわる行動学や
生活美学を考える上での
「実体験」でした。

人間は限りなく優しくもありますが
限りなく無礼もあわせもつ動物です。


わが身にも置き換えて
反省しながら
暮らしたいという思いもあって・・・。


さて、少しずつ回復。


しゃっきりすっきり・・・とまではいきませんが
重病人でもないのですから
呼吸器等をいたわりつつ
行動開始。


旅先のホテルの部屋で撮った一枚。
フラワーアーチスト東信さんの作品を使ったCM。
こおろぎは、この画面が本当に好きです。

実に美しい。
こんなCMがときどき流れるだけで
ほっとします。


センセー、お仕事お手伝いしますよーっという
嬉しいお電話がきたり、
期待以上にご協力くださる「関係者」の皆様の
あたたかいお気持ちもあり、

どう考えても
こおろぎは幸せです。

たしかに、ぞっとすることもどっさりありますが
これは誰にとっても起こること。


陰と陽、どちらもあっての人の世です。

陰だけ、書き連ねると
そうとう不幸になりますけど、

陽もちゃんと見ないといけない。


この写真、なかなかいいです。
シトロンの向こうにあるものはなんでしょうか・・


さて
中学生の自殺が続いて、
テレビ番組があれこれ議論していたのは昨日。
教師が察知して対策しなかったのが悪いと
あっさり言い切ったところがありました。
「教師を教育したいわ」と
言い捨てた女性がいた。


教育の現場がどれほど大変なものか、
知らない人間はどうぞ黙っていてください。

小中学校の教師が
どれほど過酷な時間の中で仕事をしているか、
家庭で行うべき「事柄」までどんどん押し付けられて
どれほど過酷な時間帯で仕事をしているか。
体育で走り回っている様子や
子どもと遊んでいる場面ばかり目につくのかもしれませんが、


どうぞ
教育の現場を知らない人は
コメントしないでください。


子育ては実にむずかしい。
それなのに
小子化の現状ばかりが注目され
子どもをどんどん増やそうというのでしょうか。
子ども手当てで
いったいどの部分が補われるというのでしょうか。


それこそ、
次ぎの世代の「子どもを育てる親」を育てたのは誰か。
戦後の不可思議な勢いの中で
奇妙な自由とゆとりをふりまわして
経済を動かし、子育てもしてきた世代は
自分たちは子育てを終え、直接子育ての責任をとらなくなってから、
小子化を憂い、手当てをばら撒いても
もう、なにかが遅い。


こおろぎ、まだちょっと熱があるらしく
うまく書けずに歯がゆいのですが
いつかきっと
大きな声で
「何か」を言えるようになりたいと思っています。


さ、
そろそろ顔を洗って、気合を入れましょう。


こおろぎも教育の末席にある身。
学生さんたちには
最新の情報を提供して
ともに考える姿勢を貫いていければ、と
思うばかり。


12月、こおろぎの季節です。
今、この時期の休養は必須でした。
鬼はカクランしてこそ
鬼ですからね。

今日もいい1日でありますように・・・