こおろぎ母校に帰る


りきまるの散歩道の
美しい秋色の木。

こおろぎは本当に「木」が好きです。
伊勢神宮に行ったときも
木にばかり感動。
樹木というより
木。

ポツンと立つ木がすきです。
だからでしょうか
木の作品、木の器がとても好きです。

今日の函館新聞の連載
ぜひ読んでください。
ホームページの表紙からもつながります。
この写真、義父の文字です。
この夏、コロ介に手渡してくれた色紙。
いろんな言葉や歌を書いてくれるのですが
この一枚はリビングでずっと眺めています。

函館新聞の記事のネタに困った・・・
わけではないです、絶対。
絶対にネタに困ったわけではなく
本当です・・・と
何度も書くと怪しいのですが

まっすぐに進めという
激励の言葉。
函館新聞にこの写真について書きました。




秋の今頃はいつも
自分の受験のころを思い出し、
高校受験、大学受験、大学院の受験・・
そうだ、こおろぎは中学も受験したのでどっさりです。
そうだそうだ、43歳でもう一度大学院の受験もしたので
なんどもなんど仕切りなおしをしてきました。
秋の今頃、
なんともせつなくなるのです。


今コロ介がやっと本気の受験生活開始。
いまどきは推薦入試も様々用意され、
昔のように一発勝負という選抜ではなくなりました。
そのせいかどうか
なにがなんでもがんばろう、という必死の学生は
確実に減っています。
え?そんなんでいいの?
というほど簡単に道を決める人もいる。
でも
冷静見れば
昔と何もかわらず
行きたい学校をめざし、
なりたい職業を見据え
険しいかもしれない道を進もうとする若い人もたくさんいる。


大学の卒業試験を終えたキキは
ヘトヘトの仲間と一泊の温泉旅行に行ってきました。
コロ介へのお土産は牛の形のグミ。
あいかわらずキキらしいおみやげです。
思えばこの六年、キキさんは立派でした。
奨学金とアルバイトだけで立派に生き抜きました。
それだけではなく、オーストラリア以外、
全大陸を歩いたのではないでしょうか。


「夕方でかけるから」
「どこへ」
「ヨルダン」


こんな会話もありました。

「南米決まったから」
「どのくらい?」
「リュック背負って2ヶ月」


危険地域への旅で
さすがに大騒ぎした日もありました。

そんな彼女
国際保健医療も学び
多くの仲間を各地に得て
研修先も
自分で熟慮の上決めるようです。
今週、決定です。
北国に未練のない彼女の
何にも縛られない自由な発想と強い意志
培ったやさしさが生きる病院に行けることを
祈るばかりです。

さてさて
未来に向けてといえば

素敵な個展のお知らせです。
どうみても70歳には見えないので
驚いたのですが
わがこおろぎ組の相談役
田中ますみさんのMOLAの個展です。
古希の記念とのことですが
ますますのご活躍への新たな一歩に違いありません。
この靴下型はご案内状。

田中さんは
20数年前、西武のコミュニティーカレッジの生徒さんでした。
こおろぎが広島、函館と移動したこともあり
長くお会いできなかったのですが
数年前、パークホテルのセミナーで再会。
以来、ずっとこおろぎを支えてくださっています。

華やかで、あくまでも優しいマダム。
主婦として、母としてだけでなく
常に周囲の人たちをまとめ、支える女性です。

ぜひぜひ
田中ますみさんが展開する世界をお訪ねください。
札幌と近郊にお住まいの方は
必ず絶対にこの個展をお訪ねください。

そして彼女の笑顔と人となり、
そして作品の明るさに触れてください。

なにかをしっかり学ぶこと
こころこめて学び、まよわず進むこと
これにまさる力はありません。

一枚目の義父の書にもそうあります。

「夏雲を・・
ひたすら往くに行くべし 捷径のみち」

(詳しくは函館新聞の連載を)



こおろぎは23日、母校武庫川女子大学
生活美学研究所の20周年プレシンポジウムに参加してきました。
こおろぎは家政学部被服学科で博士号を取得したことになっていますが
実際は生活美学研究所で学びました。

生活美学とはなにか・・

実に難しい議論です。

今回は
同じころ、大学院で学んだ5人の卒業生が
最近の仕事などを発表。
菊人形の研究家
大阪きものを着る会で活躍する研究家
化粧の研究家
ゴスロリ研究家
あまりに個性的
あまりに知的
あまりに素敵な仲間たちです。

そしてこおろぎ。

こおろぎは
教室のこと
論文のこと
テレビの仕事等
まとめて話してきました。

恩師たちのアドバイスや議論、
実に実りの多いシンポジウムでした。

くわしくは改めて書くとして


恩師であり、生活美学をリードする
横川公子先生が

「ひたすら調べつくすことです」

とおっしゃいました。

ここでもやっぱり
「ひたすら」でした。


「がんばる」ということとは違います。

ただただひたすら。


ここに真実がありそうで
こおろぎは心躍りました。


間違ってはいない。
こおろぎが歩いている道は
もしかしたら間違ってないかも・・・

あまりに多難で
あまりに苦戦するばかりなので

道を間違っているのではないかと思うことが
多い昨今です。

え?
やりたい放題でしょ?

違いますね。

迷子気分。

でももう大丈夫。
母校で復活。




そうそう迷子といえば
こおろぎ
三宮でホテルへの方向を見失い狼狽。
目の前におしゃれな交番。

思わず元気に飛び込んで

「迷子なんです!」とちょいと大きな声で・・・。


「え!」と立ち上がったおまわりさん5人。

え?
交番にこんなにおまわりさんいるの?
というくらいいらっしゃって
あああああ
他に、なにかの「犯人風」の人もいて
その人まで「え?」という顔でこおろぎを凝視。


「お子さんんですか?!」

「いえ・・・」

「お年寄りですか?!」

「いえ・・・」

「どうなさいました!?」

「ほ、ほ、ほ、ほ、・・・ホテルは
どっちかと・・・」

3人のおまわりさんが呆れた顔で座り
「犯人風」は、ちっと舌打ち。

情けない・・・。


二人のおまわりさんが外に出てきて
「この道をまっすぐ行って
二つ目の信号を左ですよ、わかりますか?」

「おひとりで大丈夫ですか?」


「申しわけありません・・・・」
と消えそうなこおろぎでした。

もしかしたら日本人じゃないと思ったのかも・・・。

そう異国人疑惑といえば
関空に着いたときも

出口で
「MS.BEGA」と書いた紙をもった人が
ずっとこおろぎについてきました。
絶対にこおろぎを、BEGAさんだと思いこんでる様子。
おいかけてくるので

「BEGAではないです・・」といってやっと納得してもらいました。

こうなると
なんとなくBEGAさんが気になって
ちょうど、疲労していたし、おなかもすいていたので
出口横のうどんやさんでうどんたべながら
様子をみていたら・・・

ああああ
BGEGAさん、やっと登場。
うううううっ
こおろぎにちょっと似てる・・・・かも・・・


ポリネシア系あるいはタガログ系のマダムでした・・・。


ま、そのBEGA疑惑はともかくとして、
ちょっと迷ったからといって、
すぐに交番に頼ってはいけなかったのは確か。
大反省です。

人生と同じ。

ひたすら道を探すべきでした・・・。

それにしても
あの「犯人風」の舌打ちは情けなかった。

「道に迷ったくらいで来るなよ、ババア!」
という怒声を飲み込んだのがわかりました。

さて彼はいったいどんな理由であの場にいたのでしょうか。
3人のお回りさんに詰問されてたようですが・・・


人生、悲喜こもごも。
こおろぎ、相変わらずの日々です。

全こおろぎ組に
素敵な秋の1週間を!