冷静に・・・・

テーブルコーディネートを
学問としてまとめるという、
生活美学的視野にたって論じるという
夢のような作業が
少しずつ形になりつつあります。

生活美学の恩師と
若い後輩と進める作業は
先の見えないところもありますが
これまで、多くの「コーディネーター」たちが
「実践」のハウツーにこだわり、
日本の食卓、我々の食卓の現実と
かけはなれたところで提案してきた
その現象の解析も含めて
はかり知れないほど意味があることだと思っています。

モノを持っている人ができるコーディネートというのは
やはりおかしい。
法則とルール、大事にしてきた精神を軸に
「持っているもの」と
「手に入る自然」で
構築してこそ
日常の食卓です。


クラシックと
モダン
エレガントと
シンプル
カントリーとか
ジャポネスク

そういう言葉が
大学で使われている教科書にも並んでいます。
しかし
どこにもその言葉の定義すらない。

言葉をコーティングする
各人違うにきまっているイメージを羅列して
学生に理解させたと錯覚をするのは
実に危険。


そして真摯にコーディネートを
「学ぶ」人たちに
グッズを買わせることも
知識だけを積み重ねさせる仕組みもいかがなものかと
思います。


上の写真は先日の「なでしこ倶楽部」の
デザート。


こおろぎお得意の
アイスクリームは「スーパーカップ」。
上等なアイスクリームではいけません。
スーパーカップがいい。
お友達にいただいた梅のジャムが
なんともきらりと光って美味しかった。
ローソンの小さなロールケーキも
庭のブラックベリー
お恥ずかしいほどのひと口でしたが

この日はお花の特訓だったので
簡単なお給食のデザートとしては
ふさわしかったかも。




そして前回、
さりげなく出したクイズが
京都で開催したトントンの個展のお花の名前。

きました、きました、正解!

ユキノシタ科ベニグルマ(大文字草)の仲間

こおろぎ組の応援団の一員、
こおろぎの高校の後輩のHクン、毎回果敢な
挑戦で答えを探してくれるのですが
今回はすぐに直球の正解。
カンペキンな解答でした。
ありがとうございました。

前回までは
ハワイペアご招待とか
ランボルギーニ1台とか
スペシャルな商品をご用意していたのですが
あまりに正解がないので
今回はなにも商品をご用意していませんでした。
甚だ不本意ながら
残念です。
Hクン、今後も果敢な解答、お願いします。


それにしても素敵な寄せ植えでした。


さて
久しぶりに「懐かしい思い出の記録」です。
こおろぎ、こんな文章を書いていたのでした。
懐かしいです。
被服学的視点でモノを考えるクセがついていたころの
勢いのある文章を
久しぶりに自分で読んで、
ワレながら、偉いっ!と思ったりしました。


さてさて
そんなゴマメノ歯軋りのようなこおろぎの仕事などとは
別世界のお話ですが

京大の山中伸弥先生がノーベル賞を受賞されることを
祈っていましたが
今回は残念。
人工多能性幹細胞
iPS細胞の、画期的なご研究です。

こおろぎは前期の生命科学の試験で
この細胞について出題しました。

様々な問題もはらむ幹細胞ですが
多くの疾病に光を与えるに違いありません。

今回は体外受精の研究者に授与されました。
これもまた当然かもしれません。
社会的貢献が明確ですから。

山中先生のご研究が
多くの場面で形になった日
明確な評価がなされることを確信します。


そして
日本人が受賞しなかったとはいえ、
ノーベル賞レベルの研究について
報道の少なさ。
日本のレベルはこの程度です。
実に残念です。
むずかしすぎても
噛み砕いて説明できる人はいるわけですから
ぜひとも
基礎科学
そうです、科学の基礎の研究の重要性を
しっかり報道して欲しいものです。

こおろぎ、
本日の札幌国際大学の講義
「人間と自然」で
体外受精のお話と
iPS細胞の研究について
簡単に話てきました。
文系の彼らにとって、さっぱり分からないお話だったかも
しれませんが
しかし、
一度聞いておけば
いつかわかる。
それでいいと思っています。

これは前前回の「ほんわかどようび」の正面の装飾。
新聞の撮影のあと咲きつづける百合と
Hさんのお庭からいただいた紅葉と楓。

あまりに長いあいだ花を扱ってきたので
短時間の作業ではすぐにこんな風に三角形を
つくり上げてしまいます。
和洋混在。和洋折衷。
非直線的な三角形です。



朝ショーリューも断髪式したので
こおろぎも心入れ替えてがんばります。

それにしても
朝ショーリューの断髪式、
国技館の土俵で行ったことの是非を
今まだ語る人がいて、驚きましたが

それよりなにより
絶対に女性を上げない土俵に
上がることを許される男性は
どんな男性でもいいのでしょうか。

こおろぎは
「着る」ことも研究テーマにしています。
その視点に立てば、
タレントさんたちの衣装はNGでした。
日本の文化だの
国技だのと、ここまで言うのなら
土俵に上がる人の、着るものは
事前に確認し、指定しておくべきです。
若いボクサーは、いつもの丸首のシャツにジャケット。
早朝からMCする酒ヤケしたようにも見えるおじさんは
上下違ういつものスタイル。

みんなが
後ろから朝ショーリューの
肩を叩き、お疲れさん・・・と声をかける
そのしぐさも
無礼に見えました。
まがりなりにも横綱でした。
お疲れさん・・・はありえない。
後ろから肩を叩くなどありえない。


土俵を去るとき
その土俵にキスをするほど
私達日本人とは「違う」彼です。
その彼に、

しかし
それでも強く
いっとき、相撲界を支えた彼に
結局は教えることも伝えることもできなかったことを
改めて恥じるべきです・・・と
書きたいところですが

土俵に上がる「男性」たちを見て
そしてそれを許した業界の「良識」を知って

この程度だから仕方がなかったのだと
絶望した次第です。


批判する側の
非常識さが露呈して
なんとも後味の悪い、幕引きでした。

土俵の神聖さを言うのなら
ハレとケの区別は
相撲界こそ明確にすべきです。


深夜の文章はつい饒舌。

コロ介がひどい喘息でダウン。
軽い風邪をこじらせました。
風邪が蔓延。
こおろぎ組の皆様は
くれぐれもご自愛ください。