秋です・・・

過日のお教室
「薔薇色と葡萄色のパーティーセミナー」での
ひとこま、
ル・バエレンタルのお料理の写真を。

食生活論のいろいろな本を読み
辺見庸さんの「物喰う人びと」も読むと
「食」の「幅」に動きがとれなくなります。

あんな食も
こんな食もある。

こんな食べ物も
そんな食べ物もあり、

そんなものまで食べるの?
という場面もあれば

なぜ大食いを競うの?という
大きな疑問も浮かびます。

美しいフランス料理に接するたびに
どこかで
ひけ目を感じたり
不似合いな自分を客観視したりすることは
生涯なくならないだろうと思います。


そして
それが「当然」ではないという感覚こそ
もち続けなければ
ならないとも思うのです。


が、
それにしても

美しい場面でした。

お皿に一気に
モヤモヤケムリが立ち込めて

料理はパフォーマンス。
これは
「遊び」ではありません。
古くから
人々は食べる場面を
「見せて」きました。

包丁式とてそのひとつだし、
食は「場面」として
様々な局面で「機能」してきました。
栄養学的にでも生理的にでもなく
社会的に
経済的に
政治的に
文化的に
美学的に
哲学的に
機能してきたのです。


さて
唐突ですが
美しくない写真を一枚載せておきます。
本日のクイズです。
これは何の写真でしょうか。
簡単すぎますかしら。
すでに目撃してしまったマドモアゼルフェリスと
ギャラリー庵のマダムは答える権利がありません。
そうとう美しいものですが
さてなんでしょうか・・・。


さて
懐かしい新聞を一枚。
思い出の、大切な一冊の本のご紹介記事でした。
もちろん、日高敏隆先生のご本と
先生との出会いをお答えしたものです。
思い出せば
背中がピンと伸びます。


さてさて
函館短大の試験の採点に頭を悩ませていますが
これも仕事。
実によく勉強してくれました。
学生不足に苦しむ学校が多い中、
函館短期大学は実に優秀。
すばらしい学生さんたちが集っています。
フードコーディネート論と
食品流通
二科目の採点です。
こおろぎ自身が毎年多くを学んでいます。

そして
札幌国際大学での講義も始まりました。
2年生から4年生までの
種種様々な専攻の学生さんたち約150名と
スタート。
「人間と自然」

難しいタイトルです。
理系+文系のオリジナルの展開ですから
教える方も学ぶ方も大変ですが
これも3年目。
改良に改良を重ねてがんばります。


昨日のHTBのイチオシは楽しかったです。
北方領土で発見された
白いヒグマ。
正しくは白と黒のブチのヒグマ。
画面で見て驚愕。
コメントも思わず専門的になりそうで
いくつか言葉を呑むほど
興味深い映像でした。
スズメバチの退治のお話もあり、
こおろぎセンセーには嬉しい番組に
参加させていただきました。


というわけで
こおろぎは元気です。


なにかと動きが鈍く、
怠惰に流れ
反応も遅く
酒量も増し
アイス最中の量も減らず
反省のない日々ですが

野菜中心の食生活は
マイタケを中心に継続中。
先日は前夜の野菜たっぷりの味噌汁の残りから
ゴロゴロ大きいじゃがいもとタマネギだけ取り出して
フライパンで炒めてみりんとしょう油で味付けてみたところ
絶品でしたわ。
久しぶりに二人揃った不細工シスターズ
「美味しい!」と絶賛。

前の日の味噌汁の具だとは言えず、
「さすがのおばんざいでしょ」と。

大きくきった具材のお味噌汁なればこそ。
そして
一度に作る量が大量なので可能なワザ。



採点の続行。

そうそう
今、コロ介が夢中なのは
桐谷健太という俳優。
まさに旬。

かなり魅了的。

その彼は大竹しのぶさんと映画
「おかんの嫁入り」で共演。


この映画の大竹忍さん演じる
「おかん」が
実に全く、
こおろぎと重なるとのご意見が多く、
こおろぎ、
よろこんでいいのか
ちょっと反省すべきなのか目下不安。

キキにとっては
「おかんの嫁入り」は現実だったわけで

大竹さん演じる「おかん」の
言動は
日々のこおろぎとそっくりだと
コロ介は言うし・・・


映画など見る余裕ないのですが
モヤモヤするので観てこようと思っています。

秋の日、どうぞこおろぎ組の皆様には
心豊かでありますように。