夢に見る花たち

100本ほどのアルストロメリア
こおろぎのアトリエに届いたのが金曜日。
唸るばかりのこおろぎ。

花新聞用に撮影したのが2週間前。
そして今度はテレビ本番。

ナマの花はまさに生きているので
いつも同じではありません。
色も咲き方も、茎の太さも葉の様子も。

暑さで大丈夫だったか
輸送で無理はかからなかったか


眺めていてもしかたなく
準備するにもしようがなく


これが
ナマの花を扱うということです。


今回は大好きなブドウが
壮瞥町の農園から届くとのこと。

ブドウとの「共演」は
得意中の得意。

とはいえ、こおろぎの花は
いつだって
「現場」主義。

その場に融けてこそ花。



まずはアナウンサーさんたちとゲストのテーブルは
いくつかのブロックに分けた花たちが
組み合わさって
いつの間にか華やかに仕上がりました。

一つの作品なら
ぽんと置いて終りなのに
ブドウと合わせ、
個性的なアルストロメリアの色と形の
具合を見て・・・

チーフディレクターさん
ADさん、
カメラマンさんたち
総動員で
置き方、角度、バランスを検討。


こんな幸せってあるでしょうか・・・

こおろぎは鳥肌の立つ思いでした。

活けたモノが
生かされる瞬間・・・

そんな感じです。

こおろぎの手を離れ
それなのに
こおろぎの気持ちをみなさんが
くんでくださり、読んでくださって
イキイキとしたテーブルができあがり、
お茶の間に届いたのでした。



この日
司会者さんたちの後ろに
活けた大きな花は
次回。
ちょっとパソコン不調で
写真アップが難しい日です。l
でも
こおろぎの今までの経験が
全部開花したようなものでした。
製作時間は限りなく短く
吸水性スポンジを使う以上、やり直しは
許されず、

気持ちの良い疲労感で満ちた土曜日でした。


「思い出の記事」も次回に。

せっせせっせと歩いてきたことを
思い出して
背中を伸ばしている9月です。

明日からの1週間は
素敵なことがどっさりある1週間でありますように。

追申:ホームページの表紙からでも
函館新聞の連載、本日付の分、お読みください。
こおろぎの幼少期の思い出を書きました。
こおろぎの「食」探訪は
函館の五島軒がスタート。アイスクリームの話を書きました。