スイッチ オン

野菜好きのこおろぎのために
こんなギフトが届きました。


「センセー、庭に育ちました!」

嬉しい秋の収穫です。
もったいなくて食べられない・・・・。

美しいものは美味しい。
いやちがうか
美味しいものは美しい!です。
Kさんとおかあさま、ありがとうございました!



さてもう一枚、夏のページを大急ぎで載せておきます。

こおろぎ組、お得意の色彩です。
この場面を作った日を
今でもはっきり覚えています。
好きな花たちに向かう
幸せな時間でした。
コンセプトがしっかりした仕事というのは
どんな時も充実感があります。







さて
こおろぎの秋はやっと重い重い腰を上げました・・・が
重い、コイツ、重すぎる・・・・

最近のりきまるさんです。

見慣れたので大きく見えないのですが
この角度だと
デカっつ。



体もデカクて態度もデカイ。
でも蚤の心臓、チキンハート。



ま、よくいる男の子です。



こおろぎ、久しぶりに函館短大。
授業の間に図書館でまたどっさりいい本に遭遇。

執筆の進まない仕事から逃げそうになっていたのですが
歩かないとね、
逃げるにも限度がありますから・・。


すると出会うものです。
どっさり光に。


こおろぎが抱えてきた本の中に
辺見庸さんの「もの喰う人びと」。

なぜか「食わず嫌い」ではなく
「読まず嫌い」「していた一冊でしたが

速読の練習も兼ねてダーっと目を通して
大きなため息。


生命科学で命を考え
学生といっしょに食べることを考え、

食生活論で
人間にだけ与えられた「食べる」喜びを考えてきたけれど


こおろぎは
大きな何かを見忘れていたことに気がついてしまいました。

「読まず嫌い」の理由を
はっきり確認したのです。

こおろぎの「予感」が的中。

食べる事は実に簡単ではないということです。

ネコの餌の缶詰を作っているひとたちが
実は食べるものに困っていることだって


背中を凍らせながら読んだのでした。
あれもこれも
その場面が
重くて

さてこおろぎ、どうする?


軌道修正。
「テーブルコーディネート」のテキストに
どうしても加えなければならない箇所が
目の前に大きくふくらんできました。


原点。



学べばいいだけです。



そして
「結構なお盆でおめでとうございます」
こんなお盆のご挨拶があることも
瀬川清子さんの古い本で見つけました。
瀬川先生は1895年生まれの柳田国男先生のお弟子さんでした。
すばらしい民俗学者でした。
彼女の本をときどき振り返ると
わすれそうになる何かに出会えます。



「豊かな食生活」などと
「豊かさ」という言葉を使うには
それ相当の、食の歴史を学んだ上でなければ
ご提案などできない。

ままごとのような「レイアウト」「演出」に
踊っては断じていけない。

歴史と文化の背景を
これから2週間ほど
じっくり整理してみようと思った次第です。

機会があれば
辺見庸著「もの食う人びと」読んでみてはいかがでしょうか。




わが屋の居候も
なにやら忙しそうです。
大型犬なのに充分運動できていないのか
こおろぎの仕事場を大暴れする日々。

今夜も何かを探した様子。

さてここで問題です。

今夜りきまるクンは
なにを見つけたでしょうか?


実はこのぬいぐるみ。
コロ介の部屋から「獲物発見!」と
猟犬らしくくわえてきた一匹。
激怒したコロ介に隠されたのですが
果敢に発見。

問題は
このぬいぐるみは
何のぬいぐるみでしょうか?



これ、相当難しいです・・・・。
わかったら、かなりのマニアです。



さ、

こおろぎにスイッチが入りました。

スイッチは自分で入れるものだと
改めて思いました。