菊・薫れ!

札幌に大雨の降った金曜日
こおろぎはいったい何軒のお花屋さんを回ったでしょうか・・・
何件の八百屋さんを巡ったでしょうか・・・

土曜日はHTB「ほんわかどようび」の
「しつらい」のご提案は九月九日が近いので
「菊の節句」こと「重陽節句

菊を活けたい、
菊を飾りたい
菊を食べたい・・・

事前にお花屋さんでも八百屋さんでも
お願いしておけばよかったのに
と、みなさんおっしゃいますが

いろいろな菊が欲しい・・・
少しずつでいい・・
という
フツーの要望なので

特注などできないのです。

そして
そのとき、手に入るものを使ってこそ

日常のご提案なわけで
スペシャル」なオーダーで成立するものなど
本来の目的ではない。

結局、4軒のお花屋さんから
少しすずつ集めた菊が
こおろぎをニッコリさせたのでした。


運転しないこおろぎなので
大雨の中、大きな傘をさして
ススキノを拠点に歩き回るのは
見る人によっては
「お気の毒」だったり
「無謀」だったりするかもしれませんが


違いますね、
それが楽しい。

楽しいことを探すことが楽しい。

スタジオの背景には
こんな大きな装飾が誕生しました。

ドウダンツツジ
よい枝がなく、残念でしたが、
これも同じことで

今手元にある枝を使うことにしか意味がない。

葉のつき方もひどく悪いので
掃うこともできず
枝を整えて、再構成しただけです。

画面ではたぶん、丸い菊たちが
光って見えたのではないでしょうか。

それなら嬉しいのですが・・・。



ほんの数秒、画面に映っただけの食卓ですが

スタジオにでかける直前に作った
即興のお寿司が
キレイでした。


センセー、キレイですねと
若いスタッフたちが言ってくれましたからね。
それだけで
うれしかった。

若い働く手は
それよりもっとキレイだと
こおろぎは思いました。


このお寿司、
淡いピンク。
菊の色と同じです。
しば漬けを小さく切り、
薄切りの塩もみキュウリとご飯に混ぜて
寿司酢を。
白ゴマまぶせばもっと美味しいですが
菊の花ビラを目立たせるために
今回はゴマなし。

淡い淡いピンク色は
しば漬けの汁の色。
紫蘇の色です。
思いつきのわりに、
美味しいできばえでした。

前夜作ったイクラも良く合いました。

試食の予定はなかったのですが
こっそりつまみ食いをした皆さんに
「美味しいイ!」と
褒めていただき

うふっ・・・とよろこんだ こおろぎでした。
またレパートリー、増えました。
あいかわらずテキトーな料理のほうが
好評。

小菊のこんな小さな作品など
誰でもできます。

しかし
かなり時間がかかります。

一枚目の大きなディスプレイ、こおろぎは10分程度で
作れます。もっと短い時間でも完成する自信がある。



でも
このチビ作品たちは
ずいぶん時間がかかる「気」がします。
そして
使う花の量も多い。


見た目と労力、
必ずしも相関せず。

実に、
人生と同じです。




番組のあと、真上から撮った一枚。
秋が来たな・・・と

カメラをのぞきながら
いろんなことを「覚悟」した一瞬でした。





さてお久しぶりのりきまるです。

「ブチ犬」評価のあと
キレイに洗っていただいて
トリミングしていただき
ちょいとハンサム。
いい気になっての悪行三昧の証拠写真
今日は省きますが
疲労困憊して床にころがった女子高生にも
すぐに寄り添って同じ格好。
コロちゃんが数学お勉強するなら
ボクも、獲物と遊びます・・という感じ。

「コロちゃんとりきまる」もシリーズ化したいほど
おもしろい写真がありますが
個人情報に関わるもの、
R指定にひっかかりそうなもの
古く映倫にもひっかかりそうなもの
わが家の恥にかかわりそうなものばかりなので
残念・・・。


また日曜日です。

どうぞどうぞこおろぎ組の皆様
心やさしく
秋の日々をつむぎましょう。
こおろぎは
タイマーで20分、30分と区切りながら
楽しく仕事をしています。



日曜の朝なので
テレビで「残念な男たち」が討論しています。
小澤さんという人の
慇懃無礼な姿勢と
無口で口下手なのをアピールまでした過去があるのに
異様なほどの饒舌さに、
そして必死の形相と
不気味な笑顔、

さらに菅さんという人の
今ひとつ、隠しきれない自信のなさ、
そもそも
大事な場面の色紙に
「初心・・」と書いた、「初」の字を間違えたこと。
それを指摘した番組はいくつあったかわかりませんが
コロモヘンをシメスヘンに書いた、ただそれだけですが
もっともっと漢字が読めず書けずの首相もいたのですが
菅さんは間違ってはいけない。
この「小さい間違い」が
不安要素の具現化に見えたこおろぎでした。



政治が不安定。
せめて
小さな自分と自分の周辺は
自分で守ろうと思うばかり。


バンザイ!秋の日。

日々奮闘の毎日、謳歌してこそ、ヒトだと
思っています。

よい一週間を!