やせ我慢・・・か・・・

北海道産の
花をご紹介する企画に参加させていただき、
丈夫な花たちがどっさり手元にある生活が続いています。

このガーベラたちも
いろいろなスタイルで大勢を楽しませてくれた最後に
こうして
大きなガラスのコンポートで
最後の最後の
命を輝かせてくれました。


沢山お花があっても
ゆっくり花たちに向かう時間がなくて
結局
だれもが簡単にできるアレンジメントのご提案を・・・という
ご依頼側の意向には応えながらも

ああもしたい、こうもしたいと
欲求不満、不完全燃焼が続いているのも確かです。

そんなとき
久しぶりに「をとわ」で宗形さんのお料理をいただきました。
辛い肉味噌の上に丁寧な寄せモノ。
プロの「技」に背筋を伸ばしたこおろぎでした。

さて今日の
「教室開講25周年記念:
こおろぎのおもひで・シリーズ第2弾」
は、雑誌「和楽」創刊のときのPRかなにかの新聞記事です。
こおろぎ、エラソーに和の文化なんぞ語っちゃってます。
は、はずかしいっす・・・。
和服着ちゃってるし・・・

でも
このごろこおろぎは
暑さを理由に
浴衣のようにザックリと和服着て歩いています。
カブトムシのママが残した
半幅帯よりもっと細い、そうとう「難しい」幅に切ってしまった
帯を適当に結んで、
かなり奇妙な姿でしょうけれど
ざっくりと
本当にざっくりと着物を着て外出しています。
きちんと・・・と思うとシンドイ。

和服は本来「ザックリ」着たはず。
「着付け」という新しい文化が
和服離れに拍車をかけたと確信しています。

江戸時代のどんな絵を見たって
何とか学院の着付け風ではないですからね。

和服で子育てをし、炊事をし、仕事をしてきたはず。

とはいえ、一度学んでしまった「着付け」は
もう崩せない。ちょっと辛いのが今の
和服が置かれた状態です。

「ザックリ」をキーワードに
こおろぎ、ザクザク和服着ようかとちょっと思っています。
ただ
和服にはハイヒールがない。
困ったものです。
魁道中のあの花魁さんたちの高い下駄を
なんとか手にいれたいと
本気で考えています。


文化はなんでも
そうとう「意識」をして
「手間」をかけて守るものです。
その手間を惜しんだ結果、
安直な「日常」だけが残って
外来のとりあえずおもしろいものにばかり目が行くようになったのが
今の日本の文化です。

やせ我慢
ってのが
こおろぎは大好きです。

座右の銘
「やせ我慢」かもしれません・・・

エセ・・・そうです
似非日本文化の伝播を
そろそろ見直したい。

「昔から・・」という神話を
そろそろ解明してはどうでしょう。


珈琲カップの柄が右か左か
相変わらず質問がくる。

膝に広げる布ナプキンの輪はどちら側にすべきかとか。

どっちでもいいのに・・・・。

こおろぎのママは
このあいだテレビで
「正しいお絞りの使い方」を見たそうです。

こおろぎは卒倒しそうになりました。

美しい手の拭き方・・はあるかもしれない。
でもあくまでも
あるかもしれない・・・というだけです。

でも
「正しい」と誰が言えるのでしょうね・・・。

次から次に「正しい」が増えるかも・・。

正しいアイス摸中の食べ方
正しい柚子胡椒の使い方
正しい地下鉄の乗り方・・・

「正しい」に弱い日本人
困ったものです。

正しいかどうかではなく
安全で
周囲にご迷惑がかからないこと
不快にさせないことこそが大切なはず。
それが結局、美しい所作になる。

それだけなのに・・・


今日ちらりとテレビで観た婚活の実態で
イニシエのフィニッシングスクールのような
所作を教えていました。
12万円。
美しいイアリングのはずし方・・・とか
美しいお辞儀とか・・・


そんなのを学んで幸せな結婚ができるなら12万はお安いでしょうけれど
何もできないこおろぎは2度結婚しましたからね・・・
関係ないかも・・・です。




なかなかあれこれ片付かず
仕事もすすまず困ったものですが
政治の世界を見ていて絶望。
子供の喧嘩ですね・・・。

こおろぎは今、いろんなことに憤っています。
そうです、今日はりきまる君にも相当ご立腹でした。
写真はまだりきまるくんが汚れていないころの写真ですが
この日も彼はこおろぎの怒りをかって叱られていたようです。

仁王立ちのこおろぎです。


そうだわ、ちゃんと怒るときは怒るべきなのですわ。


仁王立ちになろうじゃありませんか!

腹がたったら
ちゃんと仁王立ちに!


仁王立ち友の会を発足させましょう!


そうですね、まずは規約から・・
そして
「正しい仁王立ちの仕方」を決めましょう!

足は40センチ開いて
胸を張り、肋骨と丹田に力を入れて
まず深く息を吐ききってから・・・・
眉を吊り上げ
白目を最大大きくして
髪の毛を逆立てる・・・


むずかしい・・・かなあああ・・・
正しい仁王立ち・・・
どなたかご提案ください。