ガーベラ的な日曜日

今回のHTB「ほんわかどようび」には
どっさり、浦臼町からガーベラが届きました。
ガーベラ生産に心血注いでいらっしゃるのは島さん。
丹精込めて作られたガーベラです。

今発売の「花新聞」には
食卓のご提案をしていますが
スタジオにはどっさりかざりました。

ただ
色とりどりを取り混ぜるのは大変難しく
今回は
チーフディレクターさんとご相談して
黄色からオレンジ色・・と決めました。

しかしながら器選びで苦戦。
どんな器にでもガーベラは映えますが

せっかくの「ほんわか・・・」ですもの
なにか新しい試みを・・・と

早朝、アトリエの地下室で物色。
見つけましたわ、このデッカイ籠。

関西のどこかの骨董市で買ったような
九州の古道具市だったか・・・
とにかく古いものです。

でもちょっと和風すぎるかしらと思って
眺めていたら

意外や意外、
花にも器にも無関心のコロ介が

「あ、いいなあ、その籠、
ガーべラにぴったり」


お寺の境内に山野草を投げ込むためのような籠なのに
大草原の小さな家」のようだと言うのです。


新しい発見。

さて
「和」とはなんでしょう・・・。

いずれにせよ
この古い籠に決定。

スタジオに運んで
さっそく
ガーベラといっしょに届いたカスミ草にからめて
投げ入れ風に入れました。
ちょっと色を飛ばして撮った一枚が上の写真。


高さ調節のために
透明のボックスに乗せた都合上
手前にも小さい器に色違いのガーベラも添えました。

二つとも、少々吸水性スポンジを入れています。
ガーベラは投げ入れには向かないのです。
葉がないこと、
茎が長いこと
花の向きが難しいことなど

長く入れるにはちょっとお手伝いが必要な
お花です。




ニュースの背景には
こんな一輪ざしを・・・。
緑は大きな植木鉢で育てている榊です。



何千種類もあると聞いてびっくり。
このほかにピンク系も赤系もどっさり。
すごい育種の進歩です。



これは食卓。
今発売の「花新聞」の撮影時のものです。

短く切ってケーキ用のココットに入れただけ。
直接水を吸うので
長持ち。3週間も元気でした。
奇跡です。


黄色い器はあえて選びました。
こおろぎの大のお気に入りの食器です。




さてこおろぎは元気です。
400枚とも800枚とも1200枚とも
実際はレポートも入れると
2000枚以上の「紙」を
読み続けていますが
そろそろ先が見えてきています。
あとは「評価」だけ。
本当に心の痛い作業です。
努力は理解できるけれど
「結果」が勝負。

努力をなんとか数値化できるように
工夫してのレポート提出などですが
それでも補えないものがあります。

人生もおなじです。
努力したからといって
大きな成果が見られるとは限らない。
努力と結果は必ずしも相関しない。


先日勝間和代さんが
秋元康さんとの対談番組で
この何年かで30何冊かの本を書き、
三百何十万部以上売れたとおっしゃっていました。

この先、どんな本がいいかという質問に
秋元さんの答えは
「ゴルフの上達本」か
「恋愛の指南書」のようなもの、だったはず。

勝間さんのご本はどれも同じ内容なので・・
というようなことをやんわりとおっしゃり
不得意なことをゼロからどうやるか、という実践本を
書いたらよいのでは?
というご提案でした。


こおろぎは
久しぶりにちょっと意地悪な笑顔がこぼれてしまいました。
秋元さんは人間ができていらっしゃるので
皮肉を皮肉に響かせない力がおあり。
若いお嬢さんたちを束ねてきたのですから
ちょっと変わったおばさんなど
実はひとひねりなのでしょうけれど
なんだか小気味よかったです。




こおろぎの大好きなお話に
こんなのがあります。

アメリカのある町のカフェに
毎日来るある女性、読書が好きらしい。
毎日同じ席で静かに読書をしている。
何をしている人かとある日、店主が聞いたら
小説を書いているという。

お店の人が
何冊書いたのかと聞いたところ

「おはずかしいです。たった一冊です」と
答えたとのこと。

そこで店主は
「一生懸命書いていたら
いつかきっと売れますよ」と
激励したわけです。


「で、その一冊は売れたのですか?」
と店主が聞くと
風と共に去りぬという本をご存知ですか」

と答えたとのこと。



こおろぎがこのお話を聞いたのは
いつ、どこでだったかわすれてしまいましたが 
ずいぶん昔です。
でも
こおろぎは
心躍ったのでした。

それ以来、

いい仕事をしよう
どっさりでなくても
しっかりとしたいい仕事をしよう・・・

ガサガサとどうでもいい仕事ではなく
丁寧に・・と
一応今でも思っていますが・・・
難しいですね・・・。




あら、写真と関係のないこと書いてしまいました。
本日のクイズです。
上の写真はウズラの卵です。
さて
北海道のある町では
このウズラで何かを作って大人気。
さてそれは何でしょうか。
昨日「ほんわかどようび」をご覧になった方は
おわかりですね?

惜しくも見なかったかたにだけのクイズです。

ま、所詮たまごです。
おのずと答えがでちゃいますね・・・

なので

景品は
用意しないことにしますので悪しからず。
答えは明日!


ガーベラ的笑顔をもって
こおろぎ組みなさんに
よい週末を!