禁酒二日目に思うこと
ピロリ菌撲滅のため
各種抗生物質を大量投与しているこおろぎは
本日、禁酒二日目を
無事終えようとしています。
身も心も清くなれそうな
抗生物質で
「いい人間」になれるなら
どんなにいいでしょう・・・
本日、一枚目の写真は
月形町のひまわりとカスミ草。
本日のＨＴＢ「ほんわかどようび」の
メインのお花はカーネーションだったのですが
沢山のひまわりとカスミ草などもいただいたので
スタジオのあちこちを飾ることができました。
昨夜遅くまで、
いろいろなデザインを考えたのですが
番組のテイスト、コンセプトには
凝ったデザイン、手をかけすぎたデザインは
不似合いだと思い至り、
結局
大きなガラスの器に
ザックリ入れるだけにしました。
「どうってことない」ことが
実は相当考えた結果であることがあります。
何も考えずにしたことと
考えた末の結果が同じだとしても
そのプロセスが違うとすれば
「それだけ」でいいのかもしれません。
そのプロセスを経験したことは
きっと「次」につながりますから。
カーネーションの生産農家さんにとって
立派なカーネーションをどう見て欲しいか、
それを第一に考えると
長い茎、立派な茎
美しい葉
もちろん立派な花冠でしょう。
でも
番組でカーネーションを見せる場面を考えると
本数的には背景に置くより
センターテーブルのほうがいい。
「ほんわかどようび」の「名所」である
大きなちゃぶ台に置くのがベスト。
司会者とゲストが並ぶテーブルの花は
相当低く作らなければなりません。
ジレンマです。
全部カットして
昨日ブログに載せた
小さいカップに入れて並べたいとも思いましたが
それでは
農家の方たちがせっかく立派に育てた
カーネーションの魅力を
充分にご紹介はできません。
あれこれ試行錯誤の昨夜でしたが
結局のところ
長い茎も見せて
カップ入りも加えて・・・
と欲張ってみました。
なんでもそうですが
「優先順位」がなにより大事です。
とりわけ、花も含むディスプレイの仕事には
作者の「個性」など無用だと思っています。
何を引き立たせるべきなのか、
脇役に徹するのが使命です。
「作者」が目立ちすぎること、
それは
あまりよくありません。
バブル期以来、衰えない
テーブルコーディネートの傾向に
大きな違和感を感じ続けてきた理由も
この辺にあるのかもしれません。
仮に、季節や行事を表現したとして
不必要な「記号」の羅列は
雑音にしかならないということでしょうか。
ひまわりと
カスミ草とカーネーションを前に
じっくり考えた夕べ、
予期しなかった『答え』が
突然出せた気がしました。
せっかく沢山の花があり
飾る場もあるのに
「普通」のことしかできない。
でも
それが「普通」の意味であり
機能なのだと
なにより大事なことは
どうであれ
「主役」なのです。
この場合、「主役」は
カーネーションでも
カーネーション農家でもなく
「カーネーションを飾るスタジオ」であり
「番組」なのですから。
あらららららららら
こおろぎ、なんだかクリアになってきました。
それもこれも
ピロリ菌のおかげです。
ビールもワインも機能しない
清いこおろぎの脳細胞は
キリキリビシビシ
動いています。
めでたしめでたしです。
仕事といえば、
今日は、すばらしい野菜農家の
ズッキーニで
猛烈においしいラタトゥイユを
スタジオで作りました。
今回はその製作にはこおろぎは関わらず、
盛り付けとレイアウトだけ担当。
この写真は
イタリアンなシーンを
カメラにおさめるちはるちゃん。
大勢の力で番組ができてます。
感動です。
「花新聞」、今回はカーネーション。
ながーい茎をご覧ください。
こおろぎ、
肉体労働が続き
なかなか執筆等、進みません。
その上
わが家の犬、
あえて犬と書きましょう
最近、こおろぎに対して大変態度が悪いのです。
絶対にこおろぎを馬鹿にしています。
相当数の日本語の単語を明確に理解し、
もし人間なら
かなり偏差値高そうな行動をとる、その犬が
こんな態度をとるというのは
明らかにこおろぎを馬鹿にしているということです。
ここは一つ、
がっちり、敵をギャフンといわせようと
心、鬼にして、
こおろぎの仕事を邪魔しに来た瞬間、
こおろぎ、全身で「彼」を
蹴飛ばし、さらに馬乗りになって
押さえ込み、
ゼイゼイヒーヒー言わせてやりました。
馬鹿にするなよ、こおろぎがボスだぞっ。
いやーっ、カッコイイ！
プロレス並みの大勝利。
なのに・・・
あれ？
りきまるさん・・・
うなだれて
それはそれは悲しげな目で・・
なんだかなああああ
勝っても嬉しくないことがあるってことです。
人生、実に難しい。
禁煙二日目、アルコールなしでも
やっぱり、食後は眠くなることが分かりました。
これも大発見。
こおろぎ、ひとまず平和。
こおろぎ組、みなさまに
平和な週末を、平和な時間を！
