土曜日のこおろぎ

今週の函館短大の講義のあと
こおろぎは
短大の顔でもある畑井朝子先生と
五稜郭の芸術ホールで開催されている
展覧会会場に行きました。

すばらしい8人展を鑑賞。
北海道教育大学を昭和37年と38年にご卒業された美術専攻の8人。

今なお、すばらしい情熱で作品を製作。

どれも素敵でしたが
コンピューターグラフィックで描いたデザインに
植物画を組み合わせた作品に目が留まったこおろぎ。

ちょうどその前日、
DNAであれ、タンパク質であれ、
見事な幾何学的構造で完成するのだと
授業で力説したばかりだったので
いろいろなことが
一気に見える気がして


作者にいくつか質問させていただいたところ

さすが元教授、ごていねいに別室で「構成」と
「製作手法」をご指導くださいました。

大感動。

美の共通点、美の共通要素、
少しずつ見えてくるこの実感を
お教室の生徒さんたちと共有したいと思っています。



さて
「ヨサコイソーラン祭り」で大賑わいの札幌ですが
昨日はとうとう
HTBイチオシの「ヨサコイ中継」のコメンテーターとなった
こおろぎでした。
いつもの2倍の時間、
4丁目メイン会場からの中継を堪能したのでした。
わが北海道文教大学札幌国際大学北海道大学・・

次々に登場して感動。

でも
こおろぎの緑色のジャケットを
司会のヒロさんはじめ、
中継のタレントさんたちに
何度も何度も「ヨサコイの衣装にも負けていない」と
からかわれ、悲しい思いもしましたが

まあ
陰鬱な印象よりはよいさと
己を励ましたこおろぎでした。

そして
あっというまにまた土曜日。

HTBほんわかどようび、
今日はすばらしかったですよ!お花!

デザインではなく
お花、そのもの。

北海道産のお花のPRを
北海道新聞社の「花新聞」が展開。
そのお手伝いとして
今月から5ヶ月、連載をさせていただくことになりました。

HTBほんわかどようびと花新聞のコラボレーションを
こおろぎがちょっぴりごいっしょさせていただきます。


先日、わが家で撮影した一枚が
掲載されました。
早々に読者の方から、素敵ですね、との反応をいただいていると
編集者のIさんからお聞きして
ほっと一安心。

デルフィニウムをこんなに短く切ってしまうのは
生産者さんには驚きかと思いますが

実験の結果、
こうして短く切ったデルフィニウム
なんと3週間近く、凛として咲き続けることがわが家で判明。

次回は、北海道産の元気いっぱいのカーネーション
さてどんなデザインにしましょうか。

読者の皆さんが
気軽に試せる・・・のが条件。

こおろぎ自身、楽しみです。



そして
10日に花新聞(月2回発行)が発行になったのを
受けて、
本日、番組で、同じお花をご紹介。
水曜日、こおろぎのアトリエに届いた花たちを
連日水切り、水揚げして「勇気づけ」て
今朝、スタジオに運び込みました。


わが家の玄関は
いつのまにか
すっかりお花屋さんの様相。

今日の初めの2枚は
今朝、製作したメインテーブルの花たち。

スタジオは広くて天井も高いので
小さくみえますが 
実際は相当な迫力。

カメラマンさんたち
背景のデルフィニウムをご覧になって
「ばけもの」みたいだなーっと驚嘆。

でもカメラマンさん、全員が
お花の名前を覚えてくださり、
感激。

産地もしっかりご紹介しなければならないので
スタジオ全員で
何度も花の名前を確認してくださる様子は
本当にありがたくて
嬉しかったです。

何事もそうです。
ひとりでは
何一つできない。


みんなが優しい、素敵な空間で
こおろぎ、大いに幸せな土曜日を毎週すごしています。


テーマが明確で
時間に制限、あれこれ制約もあれば
想像以上のストレスがあるのは当然。
こんな年齢になっても
まだまだ未熟。

修業修業と前進あるのみ。


さてこの写真は
先週の土曜日のこおろぎの朝ごはん。

管理人みのりちゃん宅での
モーニング会議。

今にも散りそうなバラを激安で買ったこおろぎは
札幌から大切に抱えていきました。
満開のバラは実に美しい。

そうそう
デルフィニウム
なでしこも
アルストロメリア
しっかり水揚げした花たちは
時間がたつにつれて
どんどん優しい色に変わっていきます。

それはもう
本当に優しい時間なのです。

明らかな花たちの「老化」です。
でも

手に負えない、こおろぎは得意としない色の
なでしこも
驚くほど開いた時、
その色の甘さと優しさは胸を打つものがあります。

小さい小さい、
そして
見ようによっては垢抜けない、古めかしい色の花なのに
「時間」は誰にでも愛される色に変えてしまうのです。



花は萎れさせてはだめです。
それは罪です。

咲くだけ、しっかり咲かせて
力尽きて花びらが落ちるまで
しっかり咲かせてください。

こおろぎの自慢は
「花の開き方」に対してだけは
実に優しいということかもしれません。

さわらずとも
はらりと散るのが理想。


とにかく
花の美しさは
つぼみではなく
満開にあります。

第一、
花というのは
植物の生殖器官ですからね。

本来の美しさが満開にあるのは
当然です。


今にも散りそうなバラを食卓に飾ったら
みのりちゃんが
おいしい珈琲を入れて
サラダを作ってくれました。

緑の枝は「リョウブ」。
新緑が美しい。

季節の枝は積極的に楽しみたいですね。


あれこれ移動もあって楽ではなかった
1週間ですが
沢山学びました。

たとえば・・・
箸の文化は「はさむ」とか「つまむ」文化。
西洋のフォークが「突き刺す」文化であることと比較した
秀逸な日本人論にも出会いました。

礼儀作法のなんたるか、についても
興味深い著作もいくつも発見。

次の週もきっと

素敵な出会いと
新しい自分に
きっと出会えると信じて・・・


こおろぎ組皆様に素敵な1週間を!