母の日に京都でファミマ・再び

母の日でしたね。

こおろぎのママは86歳にして
昨日、小学校の同窓会。13人集合。


なでしこ倶楽部組長の結婚式と
こおろぎ、学会のため神戸行きの時間があって
残念ながらその撮影ができなかったのですが
さっきママに電話したら


「楽しかったわっ」
とのこと。


でも
こおろぎが懸念したとおり、
携帯電話を持たない世代、
しかも足腰弱った集団が
某ホテルで集合という危険。


ホテルは広く
時間と場所を明記した文書の配布もなく
口伝で伝わった同窓会案内、


もう本当に危険で


案の定、盛装のママを
連れて行った会場には
誰一人いなくて


ホテルの方曰く、
「あと一時間半後のご予約です・・・」


絶句。


ママ一人をロビーで待たせて
空港に向かったこおろぎは


保育園の園庭に
2歳児を置いてきた気分。


あとできいたら
ママ参上の前に
「偶然」顔をあわせた何人かが
そのホテルに宿泊する人の部屋で
早々とお喋り会を開いたというのだから仰天。


ママには1時間半前に来るように言った
幹事さんまでもが、
ママを待たせていることも忘れて
お気軽にお喋り会に参加していたらしく

もう本当に
モーモーモーっ



さらに
車椅子でママより早く旭川から
いらした方にいたっては
あまりに早くきたため、
入り口のカフェで
じっと待ち続け
とうとう
なんと開宴から1時間後まで
つまり3時間近く待ったというのだから
お気の毒。

そもそも
宴会の予約名も知らないで待つなんて
本来考えられませんが、
同行していたお身内もいらしたはずだけれど
ホテルの人に確認するとか
なんとか方法がなかったのかしら。


自分が「大雪会御席」のお客だと
気づかないのも不思議・・・と
言いたいところですが
ホテルに到着して
さて、看板で会場を探すとき
「ママ、会の名前は?」と聞いたら

「あら、何かしらねえ・・」だったしなー。



こおろぎはお利口なので
出身地から推察して
数ある宴会の中から
「大雪会」だと確信したから
なんとかなったものの



大正13年生まれご一行様
なにはともあれ
13名の同窓会、おめでとうございました。
奇跡と偶然で実現できたことのですから
まずは神に感謝。



すばらしい母の日でしたね。
どうぞ永遠に長生きしてください。



今日の写真2枚は
8日のHTBほんわか土曜日のテーブル。

母の日イメージの渾身の・・・というほどではないけれど
ウフフの作品。

さあ、このカーネーション、どれがホンモノで
どれが100円ショップのものでしょうか。


土台の椿は1ヶ月前に使ったものを
保存して、再再再再度の登場。
モンスラも2度目の登場。
手前の葉は
アンスリウムの葉。
これはお友達が植木鉢から切ってプレゼントしてくれたモノ。
それでも埋まらない土台部分には
白いリボンを挿しました。



さてさて
こおろぎ
本日、日本生活学会で久しぶりの発表。
「幼児の弁当に見る型の研究ータコウインナーからキャラ弁までー」
という
派手なタイトル。
製作したポスターもド派手で会場で浮きまくり。
ま、しかたないですわ。
多忙で適当に選んだ洋服も
スカートはポール・カのレースの黒フレア。
インナーはカールラガーフェルドのタートルノースリーブ黒。
ジャケットはグレースコンチネンタルのパツパツの白。

全体的に やっぱりレンホーさんとかぶるかなー。

学生さんたちに
センセー、レンホーとかぶりすぎ!とよくいわれますが 
黒と白がすきなんだからしかたないっすよ。



今日の衣装が致命的になったのは
持参したハイヒール。
NINW WESTのオープントウの赤のエナメル。
ヒールは8センチか9センチ。
あわてて家でたからなー、ま、しかたない。


でもまあ、「まじめ色」に埋め尽くされた場にせめて
「あの人、だれ・・」の話題を提供。
なにかと反省しながらスタートしましたが

無事発表も終了。

拝聴した多くの研究も
どれも感動。
あこがれの
大先輩たちにもお会いできて
名刺を交換させていただき
感激。

若いかつての
同窓生にも再会して
笑顔笑顔。

目からウロコがぽろぽろ落ちて
こおろぎ、まだまだこれからだわ・・・

50代なんて
ほんのひよこ・・・と思った次第です。

何にでも、おそすぎるということなど
絶対にない。

若い日、テネシー大学の学生寮ですごした夏があったのですが
そのとき、深夜の洗濯室で
こおろぎはひとりの女性に会ったのです。
65歳だった。
子供も育ち、孫も育ったので
大学に入学したのよ、この日をずっと待ってたのよと
一時ももったいないと読書中でした。

大学院の1年だったこおろぎは
早く嫁に行けだの
大学院で何勉強するのだと
サンザン周囲にいわれていたので
ホントに感動したのでした。
今でも
そのときの
あの銀色の髪の女性の笑顔を思い出せますね。


真夜中の洗濯室で
二人で並んで本を読んだあの日、
こおろぎは
この年齢で
何度も何度も原点に立ち戻ることに抵抗がない
今の人生を予感していたのかもしれません。




キャラ弁に関する発表には
予想通り、多くの方のご意見を頂戴しました。

貴重なアドバイスもどっさり。
社会学的には・・
心理学的には・・・

いろいろなアプローチや手段も。
感謝するばかり。


そして夜、再び京都。
一人の京都、行きたいところがあったのですが
さすがに疲労
今回もまた
ファミリーマーケットでお夕食ゲット。

ホテルの部屋で一人で大の字。



さっき、テレビで
まさにタイムリーなフレーズが聞えてきました。

ココ・シャネルのことばです。


「私は私の人生をつくりあげるの。
なぜなら
私は私の人生が気に入らないから・・」


それが何歳であれ、
これで終りなんてことは絶対にない。


京都のホテルのスイッチを押したとたんに
大好きなシャンソンが流れ、それといっしょに
シャネルの言葉が流れたなんて
これも
恩師、日高敏隆先生の応援かもしれないと
非科学的に思ったこおろぎでした。


フランスでもご研究なさっていた先生には
フランスの香りがいつもして
シャンソンを聞くたびに思い出します。

こおろぎに
こおろぎらしい分析と勉強をつづけるように
いつも言ってくださったこと
深く心に刻んで、

さ、トシを忘れて
がんばります。
今日学んだことをしっかりまとめておきましょう・・・

と、いいつつ・・・

あまりに難しいことばかり、学会で聞きすぎたので
頭も疲労。思わずファミマで
女性セブン購入。
いやあ、芸能ニュースは驚異的におもしろいですね!


どっちかというと
論文より女性週刊誌です・・・やっぱり。


こおろぎ組に
素敵な一週間を!