新連載・裏こおろぎ日記 その2


裏コオロギ〜母と靴と時々イケメン〜


こんばんは!
どうやら前回の「裏コオロギ」が人気だったみたいで..

コロ介は調子に乗りまくって
怪我した(と言っても
自分が片付けなかった掃除機に躓いて階段で右手を
打撲してすりむいただけなんですけど・・・)
母の代わりに裏コオロギをお伝えしましょう笑


最近、コオロギとコロちゃんこと、私は
毎晩二人でお勉強してまして..


お互い励まし合いながら頑張ろうと母が企画した催しなんですが...

ま、これ、来春受験の私のため・・・ではなく
論文執筆が間に合わなくなりつつある母自身のためなのです。


先日もこの企画で
遭難して山小屋で励ましあう山岳部の学生みたいに
声かけあってがんばってたはずが


ちょっと離れた机で勉強していたはずの母の声、

「コロちゃーん頑張ってる!?」

と言ったのも束の間....

............



(_´Д`)ノ~~


寝てる!!!!!!!!!!
オイオイオイ!!!!!!
母が寝てるぞ!!!!!????


ちゃっかり布団まで被って。笑


そうなんです、
学生のみなさん、このヒトは
自分にやさしく他人に厳しく

母はこんなゆるい人です〜



しかしその後
突然飛び起きて
まだ間に合う!と叫んで

私の靴が底抜けてしまってることを
思い出したらしく
「コロちゃん、ローファー買いにいくぞっ!」
と叫んだのは19時すぎ。

フツーはもうご飯たべて
お風呂に入って・・・という流れですが
わが家は違いますね、
母のペース。

私のローファーを買いに夜な夜な二人で
狸小路へ行きました!


ローファーを試足する私の横で
な、な、なんと
自分の靴を物色する母!


いつもこーなんですヨ。
どんなギャル服やさんでも
子供はさておき
すぐに自分のものを探す〜笑

あぶないですから、ホントーに。


その目はまるで
シマウマを追うチーター笑


私が気に入った服を見つけたら

「おかあちゃまが試しに着てあげる!」


(・・;)(・・;)(・・;)

いいよー別にー着なくて笑


なぜ娘の服を先に着たがるの?笑


「お前のものは俺のもの」の思考ですやん笑

もはやジャイアンですやん。



さて、ローファーの話。
買うものも決まり
さぁレジへ!!
というとき

担当してくれたイケメンすぎるお兄さんが

参考までにと
Tシャツ三枚セットが
靴を買ってくださったお客様にだけ10%OFFとご案内。

OFFという言葉、SALEという文字に
異様に弱い母、

よーく考えたら
定価でも3枚1000円くらい。
それが880円・・・って
これ、お得かどうか・・・。

でも
目を奪うほどのイケメン店員さん。


母気持ちが揺らぐ〜

確かにほんとにイケメン!!!!!

デニムパンツに爽やかなダンガリーシャツ
ぱっちりの目!!!!

そりゃJニーズ事務所タレント大好きのコロスケも口元が緩むほどの男前!!!!!!

完全にイケメン店員の波に飲まれた親子In狸小路


気がつけば
母はSサイズかMサイズか悩むところまで進んでいる!!!!


決め手は
イケメン店員の台詞


「僕も黒、Mサイズ着てるんですよ。」


ワハハハ!
(@゜▽゜@)(@゜▽゜@)(@゜▽゜@)


母、あっさり陥落。
即購入。


デッカイ黒いTシャツ3枚、どうするの?


さらに
お兄さんのネームプレートの名字が珍しかったら


「あなた、ご出身はどちら?」

声のトーンはディズニープリンセスみたいな感じ。
靴買うのに、お兄さんの出身地情報不要ですから!


いやいやいやいや!!!
全くいらない情報ですよ!!?笑


私がとめなければ
メアドまで聞き出しそうな勢いでしたね。

情けない限りでした。

まあ
私は別として
母はちょいと頭使って疲労してたらしいので
許してやろうと思いますが
そんな感じで
イケメン店員にどっぷり浸かったひと時でした。


そして次の朝
いつものようにテレビの前に転がって寝ていた母は
ちゃっかり
イケメンNクンとおそろいの黒・MサイズのTシャツを
幸せそうに着ていたのでした・・・・。



ちなみに上の写真は
アナグマの尻尾がついた毛皮の帽子(父のです・・・)
を狙っているりきまるです。


そもそも、こんな帽子、
アラスカかどこかで買ってくるのもおかしいし、
被るのはもっとおかしいですから!

なにかと情けない家族です・・・・。



そしてこの写真は
先月、母と行った京都のイノダ珈琲の本店の朝ご飯。
前の日、2時間待ち・・・かも・・・と言われて
母、立腹。二度と行かない!と言ったのに
翌朝、
「さ、コロちゃん、イノダ珈琲にあだ討ちに行きますよ!」
とスゴイ速さで化粧して出陣モード。

あこがれのお店でお席ゲットして
大満足だったのに
この朝ごはんに
「・・・・・・」
と無口になった母でした。
ああ怖かった・・・

どんな朝ご飯を想像していたのでしょうか・・・


「私のほうが上手に作れる!」

身を小さくしたコロ介でした。