It’s Show Time!

こおろぎさんちは大騒ぎです。
玄関は花たちが占領。
家中、食器やら花の器やら
こおろぎの衣装?やら本やら埃やら・・



そんな中、21日に18歳になった次女コロ介さん
かわいそうに母に誕生日を忘れられ、

もちろんプレゼントも用意されておらず・・
お気の毒。まあね、人生、そんな時もあるってもんです。



とはいえ、かわいそーだな、と思ったので

朝、雨だったので


「今日は地下鉄まで、自転車じゃなくてタクシーにしなさいよ!
タクシー代、650円、お誕生日のプレゼントにするわ!」


と言ったら
悲しそうな目でじっとコッチをみてました。
そーか、タクシー代ってリボンかけられないからなーと
ちょっとだけ反省。



大学でイギリス人の同僚にそんな話をしたら

「ダメダメ、18歳は大事な大事な誕生日!
スペシャルだよっ!」とのこと。


同じく国際派の先生にも
18歳は大人の第一歩、ちゃんとお祝いしなきゃ、と
ご忠告・・



で、
コロ介にメールして
ご飯することになりました。



そのあと
小さなショッピング。

迷った挙句、こおろぎ好みの
シルバーのアクセサリーに決定。
かわいいチャームを3つセレクト。
シルバーのプレートには名前と誕生日を彫って
チェーンも吟味。
なかなか応用力ありそうなネックレスの完成。


18歳。もうホンモノ志向で行こうか、コロちゃん・・・。



帰宅すると素敵な花束が届いていました。


こおろぎ一家のお友達Yさんからでした。
ちゃんとコロ介に
彼女は丁寧なお手紙も添えて
フェリスのマドモアゼルに

「鳥が好きなコロちゃんのために、
鳥をイメージして・・」とオーダーしてくださったとのこと。




夜おそかったのですが
早速の撮影となりました。
コロ介が大好きなオレンジ色。
伸びやかな小さいバラの枝が
こおろぎ好みに伸びて
それはそれは素敵なデザインでした。



母に誕生日を忘れられ、
650円のタクシー代で・・と
言われた18歳の朝でしたが
夕べにはすっかり笑顔のコロ介でした。


そしてこのかわいいブーケは・・・

Yさんの花束を届けてくださった
フェリスのマドモアゼルからの
素敵な「気持ち」でした!



かわいいかわいい「おまけのブーケ」の枝には



こんな素敵な細ーいメッセージが付いていました。



コロ介とこおろぎは
このメッセージにもまた
大いに感動したのでした!

みなさん
ありがとうございました!




さて


わが家のメンバーは
こおろぎのママは91歳の兄を亡くしましたが
しっかり喪服をかっこよく着こなして通夜、葬儀を終え
なんだかしゃっきり元気。



沖縄のなんとか病院に見学だか研修に行っているキキからは
1500円のホテルが暑過ぎて
コンビニのトイレで毎日化粧しています・・・というメール。

え?1500円のホテルって・・・
彼女、世界中日本中、どこへ行ってもマイペースのたくましさ。
小さい頃は、夏冬、帝国ホテルですごさせてやったのに、
リッツだ、ハイアットだと
連れ歩いた日もあったのに・・・
ま、時を経て、それなりに母娘の歴史を経て
今があるわけで
元気がなにより。


キキも今日、23日で25歳。
母にはもう何も
あなたの人生に言うことはありません。
その笑顔を大切に
誰かの役にたつ大人になってください。
キキさん、お誕生日おめでとっ。



配偶者カブトムシは
今度はハンガリー。ご招待されての講演らしい。
アイスランドの大噴火で飛行機心配されましたが
開通。どうぞ気をつけて。現地で再び噴火が起きたら
しばらくはハンガリーでお過ごしください。
カラダに気をつけてご活躍ください・・。
多忙はいつもですが
いつも以上に忙しい、というので理由を聞いたら


「チョーザメが卵産みそうなんだよ!」と嬉しそう。


「・・・・・・」


ああ
キキは1500円のホテル、そしてコンビニで化粧だし
カブトムシはチョウザメの卵で大騒ぎしてるし
ママはなんだかよみがえって元気だし
そうそう
18歳の誕生日が明けた朝、コロ介は腰の激痛で動けず。
体育の授業で腰を痛めたらしい。
18歳第1日めは学校欠席。床に転がって1日すごしました。



そしてこおろぎは・・・


娘が床にころがっていようと、
その上を
デッカイりきまるが飛び越えて遊んでいようが
母こおろぎはJRで函館へ。
短大の講義でした。


人生、いつだってショータイム。

つくづく思う昨今です。
日々、とにかく笑顔でいるに限ります。


そうそう笑顔といえば・・



オジの通夜で大嫌いな祭壇前での記念撮影がありました。
これ、絶対によくない。
でもなぜだか「当然」のルールとして
組み込まれている。
ママは妹だから前列で気取ってるし
もう仕方なくて、こおろぎも後列に並びました。
棺には入っているおじさんは
不本意だろうな・・と思いつつも


ああ
カメラを向けられると
反射で笑顔になるこおろぎのサガ。
これはもう習慣らしく・・

「ご遺族さま、みなさま、カメラの方を向いて!」

と、新タマネギに似た写真屋さんに言われたとたんに
こおろぎ、キーッと口角上げて笑顔になったらしい。
 

「あ、そこ!」と新タマネギ。


きつい視線をこおろぎに送ったのでした・・・。


そうか、ここでは笑ってはいけないのでした・・・。
大反省。


でも葬儀全般のあり方には
大きな疑問がありますね・・・。
葬儀も婚礼も自宅で行っていた、あの時代が
やっぱり一番だったのではないでしょうか。

家が狭くてもなにがどうであっても
それでよかったのではないでしょうか・・・。


やっと少し、花粉症が軽減したこおろぎでしたが
広い通夜の会場にびっしり並ぶ生花でちょっと悪化。



以上、悲喜こもごも。冠婚葬祭もにぎやかな
こおろぎさんちの昨今です。


本日の教訓
① 体育の授業は無理をしてはいけない
② チョウザメが卵を産みそうだからといって浮かれてはいけない
③ 暑い日はコンビニで化粧をするのも悪くないらしい
④ 悲しいときは、気合を入れて正装をすると元気になる
⑤ 葬儀の記念写真では笑顔にならなくていい
⑥ 新たまねぎに似た写真屋には気をつけろ