食べること

久しぶりに大講堂で講義。
びっしり・・・・
何人いるんでしょうか・・・
150+80+40だとして270人でしょうか・・・


生命科学からスタート。
一年生のみなさん、どうぞよろしく・・・
この大講堂で私語ゼロ!
えらいっ!

生命とはなにか・・という

もしかしたら答えなど出ない、
いや、もしかしなくても答えなどでない
質問に向かって
いっしょに考えていきたいと思います。

高校時代、生物の授業を受けた人も受けない人も
一緒に学ぶのは大変ですが
福岡伸一先生の新書
生物と無生物のあいだ」をサブテキストに
広い視野で考えていきましょう。


初日登場したセンセーが
真っ赤なロングカーディガンに
黒エナメルのハイヒールという
コンサドーレみたいな格好で
大変失礼いたしました。


思えば
ほとんどの先生は白衣かも。
ま、
しかたありません。
我慢してください。


生きるということを考えるのは
本当に難しいことです。

生命はどこかでスタートして
どこかで終ります。

ちゃんと知りたい、
そう思って学ぶことです。


この本を読んで改めて注目したのは
シェーンハイマーの研究でしたが


それは
生命体の細胞は
刻々と入れ替わっている、ということです。

昨日の私と
今日の私は
同じからだではないということです。

ものすごい勢いで細胞は死に、新しい細胞と
入れ替わっている。


この事実に向き合うと
「食べること」がいかに重要か考えずにいられなくなります。


生命科学
食生活論をともに教える
ことができる幸せと意味を思わずにいられません。


今日一枚目の上の写真は
当ホームページの管理人、みのりちゃん宅の朝ごはんです。
そうそう、ホームページの表紙、4月になって変わりました。
みのりちゃんのコーナーも大きく素敵になりました。
多忙な中、彼女の朝ごはんは充実しています。
先日コロ介と泊まったときの
このジュース、
ピーマン、ほうれん草、セロリ・・・などなど
選びぬいた野菜だけ。
胃腸がお子様のコロ介は飲めませんでしたが
こおろぎはすっかり朝から元気でした。

温野菜も組み合わせて
カラダをしっかりいたわることは
なにより大切。


絶対に手を抜かず、
自分の60兆個の細胞を大切にしていきたいものです。



といいながら、

こおろぎは
手抜き食材にもそうとう関心が高いです。

こんなレトルト購入。

りきまるさんは
ドッグフードだと勘違いしたようでしたが


さて

この商品、
びわが家に登場しないだろうと思います。
残念ながら
こおろぎと相性の悪いお味でした。


なんでも挑戦。
勝率はそんなに高くない昨今です・・・


最近のヒット商品は
やっぱり塩昆布。
細切りの塩昆布。

細切りのピーマンをサッとゆでて
ザックリ混ぜると最高です。

こおろぎのアイディアだと思って
喜んでいたら
塩昆布の袋の裏に
全く同じレシピが載っていて驚愕。

そうか
誰でも思いつくんだわ・・・と
ちょっとがっくり。



食生活論の講義でも
初回はイキモノは食べなければならないということを
確認。

植物は自分で炭水化物を合成できるのに

動物は「イキモノ」を食べることでしか
自分を維持できない。

食べ続けることでしか
カラダを存続できない、その程度の
たよりない存在が
自分だということを
しっかり知って

食べる事を考えること、

それが
こおろぎの目指す食生活論だと伝えました。

個々の栄養は
専門の先生に学んでください。

こおろぎは
食の周辺

食べたくなる環境

食べたいと思う気持ち

人間が食べてきた道・・

そんなことを
いっしょに考えていきたいと思っています。


この写真のおむすびの
何とチャーミングだったことか。


京都の隠れ家料亭で出逢った一品。

なるほどね・・・と思う登場の仕方。

以前函館の知人宅で
松前海苔を小さく四角く切って
重箱に薄く入れた白ご飯にタイルのように
乗せただけの海苔ご飯に「遭遇」したときも
同じ感動でした。


松前海苔が手に入ったらやってみましょう。
これはみなければわからないかも。


あ、おいしそう、とか
あ、食べたい・・

そう思うこと
これは
だれかが強制できることではないですからね。



こおろぎセンセー、
やっとお尻に火(灯)がついて
今年度も蛍状態になったようです。


今年から授業を録音することにしました。
授業の内容をまとめようと決めたからですが


初日の3コマ、
どれもアホなおしゃべりが多くて赤面。

ケンケンを拾った日の話だとか
いきのいいイカを貰って以来、イカが切れなくなった話とか
生徒に子豚を育てさせてそれを食べた先生の映画の話とか
ゆうべのテレビ「バチチススタ・・」の栄養失調のモデルの話とか
こおろぎの落第学生時代の話とか


あちこちで失笑、爆笑が入っていて
大反省。


時ならぬ雪と寒さの北海道
せっかくヴィオラ、パンジーを沢山買ってきたのに
庭はまた雪景色。


この寒さが終わったら
必ず春。


有島が木田金次郎に語ったあの言葉が
こおろぎはやっぱり好きです。


君よ、春が来るのだ、
冬のあとには必ず春が来るのだ
君の上にも確かに・・


というのだったと思います。

こおろぎ中1のとき、この「生まれ出悩み」の感想文で
なんだか立派な賞をいただいたので、忘れないフレーズです。


こおろぎ組の皆様に
どうぞ素敵な春の日々でありますように!



追申:今日の役に立たないこおろぎ情報:
忙しい朝は水を切った木綿豆腐を3センチか4センチ角に切って
さっとザルで水を切り、フライパンにオイルを温めて
ジューッと焼きましょう。4面ころがして焼いたら
隙間にほうれん草など緑の野菜を生のままいれて
ざっくり混ぜ、みりんとしょう油を混ぜいれて香ばしくして
パック入りの鰹節を2つくらいどさっと入れてできあがり。
大鉢に中高に盛り、テーブルに。
しょう油やポン酢、七味を添えてお好みで。

冷奴ならぬ、焼き奴。
そうとう美味しい。
製作時間3分。
見た目も上々。