しつらい屋こおろぎの船出

HTBほんわか土曜日が元気よく船出して
ほっとしたのも束の間、
お勉強好きのなでしこメンバーが集合。

番組を飾ったお花が運ばれてきた
アトリエで
花の活け方大研究。

実際に作品を作るのも大切なことですが

「観る」ことも大切。

「裏方」の「しくみ」、バランスをしっかり見てください。

触ると散る桜ですが
しかし

5分でいけなければならない時、どうするか、
こおろぎの手を想像すること、

ちょっと臨場感のあるレッスンとなりました。

現場の花を見て、
和食の組み方、
料理の勧め方を
大学の教科書でお勉強。

ゆっくり伝えたい部分だったので
とても嬉しかったです。




今日の写真は今回、教えていただいた京都の隠れ家的お店。

タクシーも入れない小路ですが
狭い道の両側に、並ぶお料理屋さん。
その中に、気軽に入れる一軒でした。

雨から雪に変わり、道もぬれていましたが
行き届いた街並み、玄関の「しつらい」

こおろぎ

考えるところ大、でありました。

当分、学会準備のため多忙となりますが
すこしずつ、「しつらい屋こおろぎ」のアトリエ整理、
進めていこうと思います。
心地のよさを追求すること、ということなのでしょう。



ところで
センセー、ご長女、キキさんはどうなさいました?
と聞かれて、あ、そうだわ、キキさん・・・
ヨルダンからは戻ったと、風の噂で聞いたものの、
会っておりませんでした。


京都に行く日、
「今空港」という電話。

「え?どこの空港}とこおろぎ。


「ヨルダン」


「あ、キーちゃん、ヨルダンにいたんだっけ?!」


これ、実に薄情な母の発言でした。

こおろぎ、大心配したのはわずか2日。
そのあと
自分のことで精一杯の日々で
おもえば、キキのヨルダンの旅の後半は全く音信普通でしたが
気にもせずにおりました。

どうやら無事だった様子。

医療現場の研修を終えてあちこち見てあるき、
帰国したらしいのですが

だからといって
ご町内の実家にもどることもなく

また大忙しの学業とアルバイトの生活に戻った様子。

彼女にとっては
近くの温泉に行くのも、パレスチナも南米も、
ほとんど同じらしいです。


で、

昨日やっと
義父、母、家族一同6名集合でお食事会。

久しぶりにキキ登場。


でも話題はずっと
アルバイト先の待遇や後輩の指導などばかり。

ヨルダンの大旅行の話より、居酒屋バイトの話と
6年生になって多忙になったことばかり。

あくまでも振り返ることより現実なんだわね・・・この人。


今回のキキのお土産、これまた相当変わっています。
写真撮ったらお見せしましょ。



数少ないヨルダンの話の中で

「砂漠でねー、ラクダに乗ったんだけど・・
らくだの赤ん坊ってコブどうなってんのかしらね・・」


という疑問。危険地帯で平和な疑問。
キキの未来に幸あれ!

がんばれ、若者!

親など応援するだけでいいらしいです。




こおろぎ、北海道文教大学の肩書きが
嘱託の教授から客員教授に変わりました。
仕事の内容は大きく変わってはいませんが
そうとう自由になりました。

その「自由」を「しつらい屋」業として
カタチにしていきたいと思います。


どうぞ応援、お願いいたします。


花活け人ではなく
料理人でもなく
スタイリストでもなく

民間の生活学者、生活デザイナー
暮らしの演出業・・・

まさに「しつらい」です。


ごあいさつは近いうちに!


お教室を主催して25年目、
新しい歩みです。


本日はイチオシでした。
ほうれん草みたいな色のニットジャケットで出演。
こおろぎもすっかり「おばさん」の域。
もう若さは取り戻せないと実感。
そのことを嘆くより、歩いてきた道、学んだことを
カタチにして残すこと、指導することに
力尽くし、よい仕事をしっかりしたいと思うばかりです。


明日はまた、お教室風景の写真を載せようと思います。
よい1日でありますように!