緊張感・・

このらせん階段を飾るガーランドもさることながら
階下の石庭の美しさ、


これを美と言わず、なにが美でしょうか。

このところ
和風総本家という番組など

和にこだわる
「場面」に多く遭遇しますが


生活デザイナーとしては
現代と過去を
しっかり把握して
まさに折衷案をご提案しなければならないと思っています。


オムライスが
実は
洋食ではなく
立派な和洋折衷料理であるように


ハヤシライスや
カレーライスにいたるまで


そこには
しっかりと西洋のご提案の
「翻訳」があるわけです。


この
らせん階段に絡むガーランドの
西洋の装飾の
その先にある
日本庭園の演出こそ


エコール・ド・フルールがめざすものに
近いと思っています。



この演出は
ホテル・ペニンシュラ


要するに

緊張感。


これ


人にも料理にも
空間にも必要。



この一皿は
オーベルジュ・ド・リル・トーキョー。


クリスマスのパーティーレッスンのお料理でしたが



ずっと眺めていたい
食の「光景」でした。


いつもこの緊張が必要なわけでは
当然ないのですが



場をわきまえた大人でありたいと
思うばかりです。






おかあさんは今日もエラソーです。

ここからはりきまるです。

ボクはズーっと探しものをする人生・・というか
犬生を過ごしています。


おかあさんも同じです。


おかあさんは去年の12月13日から
家の鍵をずーっと探しています。

大好きなジャケットも見当たらないらしいです。

どこかからの請求書も
だれかの名刺も
大事なカメオもです。

カメオはおとうさんのおかあさんの形見で
カメオとしてはデカすぎて
コースターみたいな大きさなのに家の中で紛失。
それよりでっかいジャケットが見当たらないって
どういうことでしょうか。


そんなだらしない人間なのに
ボクの
数すくない、大事な大事なボールを
いつもピアノの上において



さー、りきちゃん、
りきちゃんの「おだいじ」は
どこでしょーかーっ!
さーっ、探せーっ!

と命令します。


本当に性格が悪いです。
このところ

いやなことや悲しいことが続いたようですが
それもこれも
全部
なにかのバチだと
ボクは思っています。

以上、りきまるでした。