こおろぎ・まさかのダウン

クリスマスのイベントを華やかに終え、
今後は論文執筆に集中するぞと意気込み
月曜日はHTBでしっかり
お料理もお勉強してきたこおろぎでしたのに


月曜日の夜から異変。

食中毒の症状。

丈夫な胃腸が自慢だったので
かつてこんなひどい胃腸炎は経験したことがなく
この年齢まで吐いたこともないこおろぎでしたが

発熱もあり
突然の異常な発汗もあり
一時は意識が遠のく感じもあって

これはもう
救急車呼ばなきゃ!と
思えど声も出ず。

ころがるこおろぎのそばには
部屋が暑くて冬眠できない
クサガメのたっちゃん一匹。

時は深夜3時、
コロちゃん、コロちゃんと呼べど答えず、
薄情な娘。

こうやって命を失うのかもと思うほどの苦しみを
生まれてはじめて経験。

そんな壮絶な苦しみのなか

そうか、
この発汗は交感神経と副交感神経の
微妙な加減でこうなっていて

嘔吐中枢がこうしてああして作動したんだわ、


細菌感染だとして

この発熱には意味もあり

もし食べ物だとして
ああだわ、こうだわと

朦朧としながわが身を結構冷静に分析。

さすが生物の教師、
でも
自宅のトイレで
家族が同居しているのに発見が遅れるのも
悲しいし・・・


でも

今救急車が来たら
急病よりなにより

室内の荒廃状況から

強盗かなにかがまず疑われるにちがいない。

昔、セコムが誤作動して飛んできたとき、
「おくさん、部屋中のそうとう荒らされてるようですが・・・」と
「不適切」な発言したセコムマンがいましたから。


そもそも
こおろぎの重病ファッションがひどい。
上下違うパジャマだし

髪はボウボウ、
靴下も右左違うし・・


ああ

こんなことになるなら

大掃除早めにしておくんだった・・・

苦しい苦しい朝を

こうして悩みながら

クサガメのたっちゃんの水槽の隣にころがって
迎えたのでした。


写真にそぐわない内容です・・・


こおろぎの苦しみは朝になっても治まらず

打ち上げられたトドのようにころがっていたら

コロ介登場。

「おかちゃま、朝ですよ」

「めんぼくない、起きられません」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫に見えますか?」

「そうとう弱ってますね・・・」

「ハイ・・」

「どうします?」

「コロちゃんはまだ冬休みではないのですか?」

「今日も学校です・・」

「こんな母を置いて学校に行けますか?」

「行こうと思いますが・・」

「高校は義務教育ではありません」

「でも行きます」

「高校など行かなくても立派に生きている人は
たくさんいます」

「あの・・・」

「お勉強より大切なことがたくさんあるのです・・」

「弱ってるのはわかりますが・・・」

「数学がなんですか、化学がなんですか・・・
ひゃあああああ、気持ちわるいです!」

「わかりました。ちょっと様子みながら
手伝ってから学校に行きます。安心してしゃべらないでいてください」

「コロ介はいつか立派な人になれます・・・
学校には母親が重病で看病してから登校すると
今電話しますから・・」

「電話はお願いしますけど・・過剰な演技はやめてくださいね」

「いつ私が過剰な演技の電話かけました?」

「だいたいいつもです・・・。娘の喘息の発作が尋常ではなく・・みたいな」

「そうですか・・・ひゃあああああ気持ち悪いっ、おなか痛いっ!」



という
朝でした。


結局
熱が下がっておむかえの主治医に飛び込むと
血圧は上が80で下が40というひどさ。
熱は上がったり下がったり。
急性の胃腸炎でしょ、とのこと。

今流行り出してる症状らしいです。

それ以来ずっと
お粥とおうどんと野菜スープを少々。

このところ
あんなにおいしいものをどっさりたべてたのに

この落差。

でもしかたありません。

家族には
何か拾って食べたのだろうといわれるし、
毛布被って転がってたら
りきまるに踏まれるし・・・


人生、こんなところに落とし穴・・・

しかしながら
火曜日は論文の調査研究のため国際大学を事前に休校にしていて
大正解。
さらに土日の東京も月曜日のHTB
もし
この症状が3日早ければすべてキャンセルでした。

コロ介曰く

「相変わらず異常な強運・・」とのこと。


こおろぎ、
そんなこんなで三日間、
家族に呆れられ、飼い犬にも踏まれながら
転がって
本日復活しました。

クリスマスらしくない内容で恐縮です。

上の写真はりきまるとバエレンタルのシェフの愛犬、ジャンティ。

またまた写真が横です。
すみません。
小首かしげてご覧ください。

二匹のご対面シーンです。

ジャンティは実にカッコイイ紳士。


このデッカイアホ犬の登場にそうとう驚いた様子。
そもそも、オス犬なのに
デッカイデッカイリボンなんかつけられてるものだから
一層怪しい。
ジャンティは
超ネクタイですから。



ああ
ご覧ください、このりきまる。

こんなにも
こんなにも
こんなにも
腰を低く
平身低頭、
立派です。
無視され、
馬鹿にされても
デッカイ体をこんなに小さくして
涙あふれますね、
わが子のこの姿・・・

えらいっ!


学ぶところの多いシーンでありました。


こおろぎは復活しました。

クリスマスにふさわしい状況です。


貯まってしまった仕事、家事等
なんとかこなそうと思います。

でも無理しないことにします。

こおろぎ組の皆様も
くれぐれも
6掛け、7掛けの生活をお過ごしください・・・。

がんばっても同じかも、人生って。

こおろぎ、しばらく弱気かと思われます。
弱気のこおろぎも
なかなか観ものです・・・。


メリークリスマス!