港町

仕事で出向いた小樽では
素敵な出会いがありました。

今、こおろぎ組の今年のキャンドルデザイン、検討中。
ご期待ください。

いい街でした。
日本海に面した歴史のある街。
こおろぎが今追っているお菓子の歴史にも
きっと興味深い何かを見せてくれると思います。

そして函館。
函館市のお仕事で
函館で実習を含む講演がありました。
午前、午後、大勢の市民の皆様のご出席をいただき、
楽しい時間をすごすことができました。

味気ない会議室が嫌いなので
いろいろわがままをいいましたが
結果的に、よかったと思います。
アップルティー
大野農業高校の生徒さんたちが作ったパウンドケーキも
札幌から運んだアトリエモリヒコのマシュマロも
みなさんに喜んでいただけいました。


食の場面をともにすると
本当に人間は変わります。
午前、午後ともに
新聞社の取材がありましたが
記者さんもおどろいていらっしゃいました。

スタート時と後半と
皆さんの表情が違うとのこと。

そのとおりなのです。

それが「食」、いえ
「食の場面」の力なのだとこおろぎは確信しています。


かつて
地域社会が小さく、
人間関係が密だったころは
縁側や玄関先で
一杯のお茶を楽しめたはず。


新しいなにかを提案し続けることも
こおろぎの仕事のひとつだと
痛感したのでした。

みなさんが
必ずまたこんな教室を開いてくださいと
おっしゃってくださり、
主催者の公社の担当者さんとともに
大変嬉しく思った午後でした。



そしてこの花。
こおろぎ、再び、札幌から運びました。
このほかにも宅配便で4箱送って、さらに手持ち。
尋常ではない荷物です。
しかし
初めてお会いする方がたとのお勉強の場には
やはりクロスも必要、トレイも必要、あれもこれも必要でした。


お花はどこにでもあると思ってはいけません。

こおろぎのデザインにぴったりあわせて
過不足無く用意すること、
これは実に難しいことです。
予算もあります。

今回も
フェリスさんにご苦労かけました。
前前日の荷造りも
「センセー、大変!」とフェリスさん、驚愕してました。
でも几帳面な彼女の手があって大助かり。


どんな仕事も同じです。
目に見える場面はきれいで素敵。
でも裏方、裏側は本当に力仕事やら肉体労働やら。

食器1つ考えても
準備、荷造り、洗うこと、片付けること、再びの荷造り、
収納・・
花も同じです。
使う時を選んでの仕入れ、開花調節、
水揚げ、梱包、
それはそれは大変な作業です。

こおろぎの仕事や
お花屋さんのおしごとを
「きれいなお仕事でいいですね」とおっしゃる方が
たくさんいらっしゃいますが


このところ重いものばかり持つので
こおろぎは肩も首も腰も痛いです。


この写真のお花はバケツに入っており、水も入っています。

水の入ったバケツに花を入れて持ち歩くなど
普通じゃないです。
このほかにリボンなどの大きなトランクを持って
JRに乗るというのは
普通の人は絶対にやらない。

でも、これ、まだ少ないほうです。

まあね、好きでやっていることなので
愚痴ではないのです。

結果、
みなさんのたくさんの笑顔、
そしてみなさんが
お手伝いしましょう、とおっしゃって
立ち上がってくださり動いてくださったことが
本当にうれしかったです。


これからもたぶん、
こおろぎは
水の入ったバケツに花をつめて
日本中飛び回ると思います。

みかけたら
ちょっと手伝ってくだると嬉しいです。





粉雪の舞う日もあったのに
今日は秋晴れです。



こんなに空が晴れているのに
実は
こおろぎには悲しいことがありました。
大事な大事なお友達が
大事な大事なご家族を亡くされました。
昨日、仕事中にメールをいただき、足が震えました。
でも「センセー、がんばって」という声が聞こえるようで
いつもどおりの仕事をつづけられました。

「心を尽くして送ってやりたいと思います」と
二度目のメールに書いてありました。


「心を尽くしす」

この言葉ほど
美しい姿はないと思います。

遠い地で
涙をこらえて一人がんばっている彼女を思い、
こおろぎもまた


心を尽くして仕事をし、
心を生かし、心を意識して
日々生活していこうと思っています。




悪口雑言、辛口批判・・こういうのって
ある意味必要。
しかしあらためて思います、こおろぎは愚痴が嫌いです。
愚痴こそ愚。
生きる時間には限りがあります。
生産性のない愚痴はやめて
前を向いて進まなきゃ。


生きる、ということは
本当にすばらしいことなのです。

こおろぎは
一人の生物学の教師でしかありませんが
こおろぎの大きな仕事は
生きてること、
その意味を
大きな声で叫び続けることなのだと
改めておもっています。

心をたくさん残してこの世をさった
優しく親孝行だった一人の若い青年を
思えば
なんでもできそうな気がします。


愚痴など言っている暇は無い。
モタモタしている暇もない。

青い空の下、
こおろぎ、元気です。

センセーは大丈夫。
子沢山のお母さんの気分です。
薬用酒やめてから動悸も治り、
ラジオ体操もちゃんと「ときどき」続けてます。


花も木も
生きているから素敵なのです。
そして
必ず命は終わるのです。
輪廻転生、循環するのが生命ではありますが
1つ生まれた命は
その時期こそ違っても
かならず 終わるということ
その重さを
知っているか知らないか、
これが大きい。

命を縮める薬など
登場する場面などないはず。


誤解を恐れずに言えば
学習能力、基礎学力のなさこそ
多くの問題を引き起こすのだと思っています。
薬物中毒もその1つです。
理科、生物の授業だって
何度もいうことですが、
おしべとめしべの授業から入るのではなく
人間の体から
教えてください。
タマネギのリンペンから顕微鏡で見せるのではなく
たばこを吸った肺と
きれいな肺の違いを


アルコール依存の人の行動パターンと
平常の行動

ちゃんと学べば
陥らないモノがたくさんある。


皮膚の構造を学び
栄養吸収の仕組みを最低学べば

化粧品や
健康栄養食品等の
必要度もわかろうというものです。

生きるということは
つまり
終わるということです。
しかし
始まってしまっている幸いを
最大享受することを
自分の命の形と仕組みをしって
満喫すべきなのです。


すべては学びです。

かつてこおろぎが
「他人」にだまされてかかえた大借金も
こおろぎの無知が原因でした。
こおろぎだけが背負った大借金も
保証人という仕組みに疑いを持たなかったからで
ペナルティは充分経験しました。


こおろぎが教えることができるのは
命の形、仕組みです。
花も料理もその一環。

その生きる仕組み、
こおろぎ、求められるところで
ちゃんと教えていこうと思います。
お花の教室はあるけれど
「生物学と生命科学」のお教室ってないですね・・・

もしかしたら
近く、世田谷に
そんな内容も含めた新しいお教室開講できるかも。
こおろぎのこんな考え方を
応援してくださる方があるので
もしかしたら可能です。
できたら本当に素敵ですね・・・
がんばってみます。


青い秋の空
この空も
瞬間瞬間に変わります。
今眺めずに、いつ眺めるの?
そんな思いで
日々暮らせたら幸せなのだろうと思います。