気合+出会い

次回の函館新聞、暮らしのパレットには
この写真の横バージョンと
アジサイやミナヅキのお話を書きました。
月曜日掲載とのこと。
お読みいただけたら幸い。

植物はスゴイと思うこのごろ。
老いの形を考える時、
植物に学ぶことはたくさんあります。


いつまでも
みずみずしく
5年前、10年前と同じはずはない。
外見だけではなく
なにもかもです。

次の芽を
しっかり育んで
そっと枯れるのがベスト。

ただし、
このアジサイやミナヅキというのは
すっかり枯れているのに
それを感じさせない。
水が揚がっているように
みえる。
でももう、
あんなに必要だった水を全く欲していないのです。


完全にドライ。
連載は字数に限りがあって
言葉足らずでしたが


触ってみて初めて
すでに乾いていることがわかる。

これはスゴイことだと思います。


かくありたい・・・と
思った次第です。

ジタバタせず
カッコよく


そしてしっかり
後を歩く人を育てること
これこそ
大人の仕事です。

若い人は若い人で
どんな大人になりたいか
どんな親に、
どんな老人になりたいか


考えながら歩いてください。
難しいですけどね
こおろぎはできなかったけれどね


適当に暮らしていて
世の中の不公平をうらむとしたら
間違いですから・・・





野村監督の最後の試合は
日本ハムの勝利で終わりましたが
あの胴上げはよかった。

コメントを求められたとき、
本来は野村さんのファンではないこおろぎですが
うっかり
「教育者としては最高にお幸せだと思います」などと
心にあることを言ったのでした。


人としてはどうであれ、
彼が育てた若い芽は
確実に育っているわけで


でも私なら
もっと早く引退している・・・と思いましたけどね・・。


円楽さんが亡くなりました。
2年前の芝浜、演じて引退。
お金いただいてお聞かせする落語はもうできない・・

そうおっしゃっての引退でした。


落語研究会育ちのこおろぎは
さみしいですね・・・


円生、小さん、正蔵と亡くし、
天才枝雀もしん朝も失った落語界、
魅力はどこに探したらよいのでしょうか・・



時代はドンドン流れています。

あら今夜は
やけにしんみり。

ま、そんな日もあろうというものです。

さて
この写真は
ドッグステーションのカウンター。
先日のティータイムセミナーのときのものです。
こおろぎの庭のアジサイとミナヅキ。
ちょっといい写真じゃないでしょうか・・・
自画自賛

ワンワンたちが飛び跳ねるいつもの元気な空間が
この日はぐっと静かで
シックでした。
愛犬家が集い、
五十嵐先生の専門的なお話も
興味深く。

ついでにこおろぎもちょいと
生活デザインのお話などしましたが


心優しい時間を
どう作っていくか、


犬に助けられる部分が多いことを痛感した時間でした。
そして


「いつもと違う空間」 の意味と効果も
実感した次第です。




昨日のNHKクローズアップ現代は釘付けになりました。
食が危ない・・というような、タイトルだったか。
慌てて深夜の再放送を録画。
近く大学で学生たちに見てもらおうと思います。

食に関心のない人が増えているとのこと。

食べなければならないから食べるというような・・。

某大学教授で作家だという方が出ていましたが
一回の食の場面で60種類だったか60個だったかの
サプリメントを飲み込んでいました。
両手にどっさりのせて
大きな口をあけてむさぼるシーンには
絶句。

食には全く興味がなく、
人間の生活に食事は必須のことではないと語っていました。
お元気そうでしたが
確かにお元気のようでしたが
不健康な表情でしたね、彼。




その一方で
胃からチューブで栄養を取っている患者さんが
一口ずつ飲み込む練習をする光景もいくつか。


瞬きで意思を伝えるのですが
「いきているあかし」だと
口から食べる幸せを伝えるシーンは
泣きました。


健康は
栄養だけでは断じてありません。

それをどう考え、
どう伝えるか、


咀嚼して飲み込むこと自体で
想像以上の心身の変化が認められているのに、

サプリをむさぼる人たちの存在は
どう理解したらよいのでしょうか。


家族の団らんと繋げて考える人も多く
番組でもそんな方向が見えましたが
現実はすでに
一家団らんなど難しくなっています。

夢物語に縛られると
ますますおかしなことになりそう。


考えることの多い番組でした。


こおろぎ一家のように
なにがなんでも食べることに執着するのも
問題あるのですが


食べてこその幸せ。

食べることができなくなった
こおろぎのパパと
カブトムシのママの
悲しみはどれほど深かったかと思います。


食べる、ということを
深く深く考えようと
改めて思ったのでした。


ああ

今夜はチョー真面目。

秋も深まったからでしょうか。


いえいえ
このところ少ない隙間にもかかわらず
いろいろな出会いやら再会やら
なにやらが重なり、
実に思うところが多いのです。


こおろぎもちょっと気合入ってきました。

上の写真、かなりいいお花です。
実は横長の作品です。
角度変えて次回また。


誰がデザインしたかというと


こおろぎです。

久しぶりに花に向かうこともあったりして

気合十分。


こおろぎ組、人生、気合。
女は気合!
オトコは断じて愛嬌です!
気合いれなければ
どんなに時代が変わっても
女に道など開かれません。


深まる秋、
考える秋、

あ、
こおろぎの雅号、
華道の雅号、
「秋」といいます。

アキと読みます。

今でも
こおろぎを

アキちゃんと呼ぶ大先輩がいます。

ま、源氏名みたいなもんです。

いいでしょ。

アキと名乗っていたころ、
まだマダムこおろぎは誕生していませんでした。

こおろぎは秋の虫。

なにかと人生、つながるものです。

皆様に素敵な秋を!
素敵な週末を!




追申:前前回のクイズの答えは
なーんとっ
「大根」でした!
テリーヌ型に野菜を入れて固めるとき、
一番外側に敷きました。
今までこおろぎが作るときは
さっとゆでたレタスなど使ってたのですが
リッチ先生はさっとゆでた大根。
実に美しく美味しかったです。
正解者ゼロ。
残念だなあ・・・
真っ赤なアルファロメオか、
クロコのケリーバッグ
景品に考えていたのに!
アー残念!