こおろぎの奇病

なでしこ倶楽部のサンドイッチ、
キャリア積むガールズ、お仕事の速さは抜群。
でもしかし、
意外な盲点も発見。
リボン結びは苦手・・・という方がちらほら。
そういえば、キャリア現場でリボン結ぶって
求められないテクニック。

次回はリボンのあれこれ、みっちり特訓して
華麗なホリデーシーズンを迎えたいと思います。


こおろぎの花集めに、いまや欠くことのできないフローリスト、
フェリス。
フェリスの素敵なフレッシュリースに
なでしこ組もトライ。
ならべて調えたお茶の時間は
とても華やかでした。





さて
前回書いたこおろぎの奇病。

先日朝起きると左の眼の奥が痛い。
ちょっと押すとぐっと痛い。
あら、
脳がどうにかなったか
血圧でも上がったか、
目の病気か・・・

鏡を見ると
な、な、なんと!

左目のまぶた、目頭の部分がド紫。
ド紫のドはドレミのドではなく
ドブス、ドアホのド。
強調の接頭語です。

何が起こった?


眼科か
脳外科か、
皮膚科か・・

計れば血圧は上が124。

これ、こおろぎ的には相当高いです。
90前後を保って40年なのに
124の数字にまず大慌て。
頭もボーっとするし。

思えば
数日前から動悸も気になっていました。


とうとうこおろぎも
人生終盤・・

ああどうしよう

この部屋の散らかり。
寝室はスカートとジャケットが山積みだし、
屋根裏部屋は15年前からの論文の資料がトッ散らかったままだし

地下室は本と食器であふれてるし

洗濯物も貯まってるし
私学助成なんとかかんとかの署名も提出していないし
お米の買いおきもないし
カブトムシは、今成田・;・・というメール来たってことは
どこかに行っちゃったってことだし・・

りきまる、今朝、ウンチしてないし・・



とにかくびっしり化粧して隠して仕事。

動悸に高血圧に軽いめまいに目の異変。
どこか悪いに決まってます。


暗い気持ちで夜、おむかえの主治医に飛び込む。


「血圧、今は100。大丈夫ですよ」

「ホッ。でもセンセー、このまぶたの青あざは・・」


「あ、打撲でしょ」


「は?」


「打撲でしょう」


「どこに?」

「わかりませんよ・・どこかにぶつかるかなにかしなかった?」


「別に・・・だれかに殴られてもいないしなあ・・」


と、ここで気づいたこおろぎでした。




「あ、殴られたかも!」

「だれに?」と先生。

「アホ犬・・」

「りきまる?」

「はい・・」

「ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ!またやられたね!
内出血って時間たってからジワリジワリと来るからね!」


納得。


数日前、ママのデイセンターのおむかえのマイクロバスを見送るとき、
りきまる抱き上げて
おばあちゃま、おじいちゃまにご挨拶させたときでした。


りきまるはこのセンターのバスをいつも見送ります。
乗っていらっしゃる皆様、りきまるに会うのをとても楽しみになさってますからね。

で、
バスがママを乗せて発車するとき
17キロのデカイ犬を抱えて見送る、心優しいこおろぎなのですが

その日に限って
りきまる、いっしょに乗っていきたかったらしく
大暴れ。


こおろぎの顔を思い切り蹴ったのでありました・・・



そうだわ、そうとう痛かった。
そうだわそうだわ、とくに左目、痛かった。


「りきまるだよ、それ、また大暴れしたんだね!」

O先生、想像して大笑い。


とはいえ、こおろぎの動悸は確かに確認。

先生も心配してくださり、
休養してちょっとでも変化があったら来なさいとのこと。



帰宅して打撲の犯人のボール遊びにつきあいながら
まあ、更年期ということだろうしなあ・・・と
考えて・・・



で、
ふと目を棚にやって・・・


気がついたのでした・・・


もしかしたら・・・

いや

絶対

完全に


ころおろぎの動悸とめまいの原因は


1週間前から飲み始めた
薬用酒に違いないと・・・。


時期が完全に重なります。


こおろぎはいくつか体に合う漢方薬を持っています。
ときどき飲んでいます。

が、
合わない漢方もいくつかあって
かつて
何度も心臓がバフバフしたり
ふらふらしたことがありました。


薬用酒は漢方がどっさり入ってます。


なるほど・・・
そうに違いない。


そもそも甘くておいしいので
一回20ccなのに
ちょいと多めに飲んじゃってたかもしれないこおろぎ、
心臓がびっくりしたに違いない。



飲むのをやめたとたんに
動悸も息切れもなくなりました・・・。


情けない。
実に情けない。

奇病と思ったのは
りきまるに蹴られたからであり、
多くの人には有効なのに
こおろぎにはマイナスに作用した薬用酒、しかも
その飲みすぎだったとは・・・。


薬用酒ではなく
ただの「酒」をどっさり飲むことで
こおろぎの健康は維持できると確信しました。


一部の方がたにご心配いただきましたが

ころおぎ
予定通り、
127歳まで生きることになりました。

なお、お見舞い、お心遣いは
今後もお受けいたします。




皆様のご了承を得たので
某クラスの面々の笑顔を。


この日、お一人がご入籍。
本当に皆さんの笑顔が素敵。

カメラをかまえるこおろぎもいっしょに
笑っちゃってるので
ちょとブレてすみません。
光も悪くてしっかりしてない写真ですが


あったかい写真です。

元気出さなきゃ。


前回、加藤和彦さんの他界を悲しんで
こおろぎブログに書きました。
すると
函館からしばらくどこか外国まわりにでかけるカブトムシから
メール。

「本日のブログ最高でした。
どの追悼文よりよかったです。」

との言葉。


小学校5年のとき
作文上手だと担任に褒められて以来、
そして24歳のとき、
お料理教室で舌平目のムニエルならって
パパに作ったとき、
「三津子は天才だね」と
褒められて以来、

だれにも褒められたことがなかったので

あんな駄文ですが
配偶者カブトムシに褒められて
こおろぎはちょっと嬉しかったです。



「その時代」
こおろぎはまだ、カブトムシに会ってはいませんでした。


若い時代を別々に生きて、
そうとうイイトシになってから出会ったのですが
同じ時代を生きたことを
改めて思ったのでした。


さて


食卓美学の特別講座も終り、
ドッグステーションでのセミナーも無事終了。

続々とご報告いたします。


秋晴れ。

よい一日を!