贅沢許可宣言
今年も残すところあと少し。
こおろぎの頭の中は
クリスマスでびっしり。
いえ、
お正月と
節分
バレンタインデーと
ひなまつりと
フェアウエル、ウエルカム両パーティー
桜・・
と続々と続くイベント。
生活文化、生活美学は大忙しです。
小さい写真はりきまる。
以前も同様の写真ノッケマシタ。
毛の伸びる犬は
本当に表情が変わるので楽しませてくれます。
このデッカイプードルを
どのように交配したのか
トイプードル。
本当にすごい選抜育種です。
まあね、こおろぎも人間で
カブトムシも人間だから
すべて「有」なんですけど
イキモノってスゴイです。
「人間と自然」という講義で
このところ
黄金率とフィボナッチ数列の話をしているのですが
エラソーにしている人間も
所詮、一種の動物。
自分では何も合成できず
他の命をもらって生きるイキモノでしかなく
体の仕組みも自分ではコントロールなど1つもできず
でも
そんな存在は「ヒト」としての側面。
数字、数値で理解されるかたまりを
「ヒト」とすれば
洋服を着て
大脳を駆使して
ここちよさを求めて生きるのは
「人間」。
黄金率で名所旧跡を作るのは人間。
黄金率を忍ばせた数値で構築されているのがヒト。
実に面白い。
こおろぎは
そのどちらにも興味がありますが
いえ
両方に興味がるので
大忙しなのですが
ヒトも人間も両方考える
そんな仕事をしたいと思います。
写真、白いのはマシュマロ。ピンクはメレンゲ。
ともに秀逸。モリヒコのこおろぎの大好物。
後ろに見えているのがナッツに混ぜたマダムセツコの小さい抹茶チョコ。
何をどう食べても
おなかに入ったら同じなのに
食べ方に
食べる場所に
食べる相手にこだわるのが
人間。
そのHOW TO を学ぶのが人間。
「どうでもいいこと」を
どこまで大事にするか
それが文化の支柱だと
このごろ気がつきました。
この写真みたいに
「ちゃんと」してみると
ああ
マシュマロもおいしい。
メレンゲもおいしい。
お茶もおいしいのです。
今日、大学の帰り、重いパソコンと本抱えてバスを待っていたら
後ろのオバサンたちが
ああ
オバサンっていっても
きっとこおろぎより若いんだわね・・・
三人がね
「いいよね、ちょっとくらい贅沢したってね」
と話していました。
なにやら三人で観にいくか買いに行くかなのでしょう。
「贅沢したっていいよね」
と何度も何度も言い合っていました。
「いいよいいよ」と
お互いに言い合うのが
こおろぎは切なくて切なくて。
振り返って
「いいよ！いいっ！」
そう言って差し上げたかった。
なんの遠慮があるでしょうか。
子を育て、家をまもり、姑小姑につかえ
挙句の果ての介護にも感謝されもせず、
育った子にはウザイといわれ、
夫の健康もあれもこれも心配しながら
寸暇見つけてのパートもがんばり
そんな女性たちが
秋風の吹く午後
映画を観たり
あんみつ食べたり
バーゲン楽しむくらい
だれが攻めるでしょうか。
こおろぎは断じて応援しましょう。
切なくて切なくて
振り返られなかったこおろぎです。
うしろの3人は
こおろぎの背中を見て
「いやー、キレイな色だわねー」
と
何度も何度も言いました。
こおろぎが古着屋さんで700円で大昔買った
紫の七分袖のフレアーコート。
それはそれは派手な色で
家族には大ヒンシュク。
でも
いいじゃないのいいよね、いいよね・・・
これくらいの色を身に寄せて
ちょっとの元気を見つけるくらい・・・
こおろぎにも
シンドイことあるんですから・・・
「いやー、あんなかかとのハイヒール
もう何年も履いたことないわねー」と一人が言えば
「一回も履いたことない」と二人が笑いました。
贅沢してもいいよねと相談して励ましあってた
こおろぎの後ろの3人は
ド派手なこおろぎの姿見て
大笑いしながらだんだん元気になっていくようで
こおろぎはド派手ながら
小さい体をもっと小さくしつつ
嬉しかったです。
紫のコート着て
9千チンのハイヒールを履いて大学に行って
本当によかったです。
追申：
冷え性対策に
昔からある薬用酒を買ってみました。ｌ
いやあ、完全なお酒。
14度。でも甘い。
1本飲み干せそう。
グビグビ飲めそうで怖い。
こんなの空腹時に日に3度も飲むの？
今朝起きて空腹時に飲んで
朝食のテーブルについて
あれこれ話してたら
コロ介に言われました。
「朝から上機嫌ね・・・テンション高すぎっ！」
ドキっ。
ちょっと多めに飲んだからか・・・
運転しないからいいようなものの・・
読めなかった文章もすらすらよめたり
解けなかった数式もとけたしね・・・
これ薬用酒の薬効成分か
いや
アルコール成分の「いい気分」のせいですわ、きっと・・・。
目下実験中。
食前酒にもデザート酒にもなりそうな
クセになる甘さです。
こおろぎの体を張った実験にご期待ください。
