週末のこおろぎ

過日の葡萄色のパーティーセミナー
バエレンタルのシェフが
エコール・ド・フルールの皆様をイメージに
特別作ってくださったデザート。

出席者全員が
思い思いの葡萄色の装いだったので
このデザートには歓声があがりました。


普段
子育て、仕事
介護、あれもこれも
大忙しの女性たちに
ほんのひと時の
こんな贅沢、
許されると思っています。


家に帰ればまた
いつもの雑事、雑用。
座る暇もない生活なんですものね・・・。


多忙の末、うっかり知恵熱の出たこおろぎですが
すっかり回復。
ところが
何がどうしたものか腰痛。
りきまるの散歩も厳しくなり
ぎっくり腰の予備軍、一触即発状態。
たぶん椅子。
パソコンに向かう椅子の高さのせい。
なのに


そんな大事な腰なのに


こおろぎ
NHK白洲次郎を連日観てました。
白洲次郎さんにも白洲正子さんにも
特段の興味は実はありません。
すばらしいお二人ではありますが
実際の白洲ご夫妻ではなく
白洲次郎を演じた伊勢谷友介さんに
ぞっこん惚れこんでしまったのです。


こおろぎは基本的にイケメンと言われる男子に
関心はないのです。
ところが
伊勢谷友介さんは違いますね。
東京芸大大学院終了という
この学歴にもコロッと感動。
学歴コンプレックスのこおろぎには
ドキっとする経歴。
山本カンサイさんと異母兄弟という
ドラマチックなお育ちもまた
関係ないのにドキッ。
あの独特な眼差しの奥の
光と影だわ・・・と
感動。


まあとにかく
その伊勢谷友介さんが
ドラマの中で
そう
ドラマの中でです
クワ持って畑耕していたのです。
そう
わかっています。
ドラマの中でです。


なんて素敵。
クワがこんなに似合うなんて・・・



で、

腰の痛いこおろぎ


突然庭に出たのでした。
庭といっても
雑草が背丈ほどびっしり生えてしまった
四畳半二間程度の荒地です。
引っ越して5年、ママにまかせきりの庭で
ママが骨折してからは
自然の力に逆らわず
歩くこともできない「聖域」でした。


そこに

こおろぎ
ディオールの日焼け止めどっさり塗って
深々と帽子をかぶって


なんと
わずか30分で
バサバサバさっと
あれもこれも刈り取って
道つけました。


奇跡。


そうです


何年もできなかったことが
ある日30分で片付くことってあるものです。

ものすごい勢いで
はやおくりのアニメのようだったはず。

ゴミ袋5つの雑草と不要な木々。


なんでしょうか、このエネルギー。


オトコの力とでもいいましょうか。

オトコと言っても
テレビの中の
白洲次郎を演じた伊勢谷友介様の影響で


なにはともあれ
こおろぎの庭は
歩けるようになりました。


すると
以心伝心、こおろぎの初代アシスタント
フラワーデザイナーのASAYOちゃんから電話。

センセー、センセーのために育ててたハーブ、秋ですから
植えませんか!


奇跡奇跡。

彼女は荒れ果てた庭をしらないので
ルンルンの電話だったのですが
もし私が耕していなければ
この嬉しい申し出も
お断りしなければならなかったわけで


運命です

こおろぎの狭い四畳半の庭は
近くイングリッシュガーデンに生まれ変わることになりました。



つまりその


これだわっと思った「人」の影響で
人生一気に変わるということです。


白洲次郎を観なければ
こおろぎは一生庭になど出ませんでした。

そんな時間、いえ、気持ちの余裕などなかった。


ふと
土もいいなあ・・・
そう思ったのです。
思ってしまったら動くのがこおろぎ。


そうなのです

こおろぎは
農学部園芸学科を卒業しているのです。
大学院まで終えていました。
造園デザイナーをめざしたこともあったのです。


またまた複雑になったこおろぎの生活。

どうぞこおろぎのガーデニングコーナーも
スタートするのかも。
ご期待ください・・



また同じフレーズで
恐縮ですが

こおろぎ、
いろいろな方に今支えていただきながら
秋の日々歩いているので


本当に
「ご期待」ください。




さてこれはママの帯。
先日の従妹の結婚式。
ママ久しぶりにお気に入りの袋帯
着付けしてくださった美容室の方がたが
この帯の柔らかさと質に驚嘆されていました。
本当に最高の帯です。

ママ、カッコイイ。

「これ、ミツコちゃんの
二度目の結納のとき着た着物だったかしら

いや最初のときは・・あら
やっぱり二度目の結婚式のときの帯だったかしら・・
なんども結婚するからわからなくなったわねえ・・
オホホホ・・・」って



ママ、余計なご発言。
見ず知らずの方がたに
何度も結婚したからって
不要な情報。
そもそも何度も結婚してませんから。
わずか2度。
これ常識の範囲。



こおろぎ
腰痛をだましながら週末乗り越えます。
函館短大の試験の採点、来週からの大学の準備
あれもこれも多忙。
加えてガーデニング
大丈夫、荷物は重いほうが歩けるというものです。


鳩山夫人のファッションにコメント求められましたが
「似合う色をもっと着こなしていただきたい」とちょっと残念。
ゴールドはお似合いではありません。
茶色も違う。
せっかくの黒髪が残念。
シルバー、プラチナ色のお召し物をアドバイスいただけたらよかったのに。
おみ足が身長のわりに細くないのでスカート丈が大切。
フリルの多用も気になりました。


夜のレセプションの黒のドレスも残念。
肌を全くださないのは不思議。
黒で全身を覆ってしまうと
どんなに質がよくてもデザイン凝っても
場にふさわしくないです。
オバマ夫人のきれいな背中が輝いていました。
各国の夫人の鮮やかな色のドレス、完敗でしたね。
日本には「ブラックフォーマル」という
やっかいな新常識があります。
これ、間違ってますから。
黒ばかり着ているこおろぎですが
真っ黒ってことはないですから。

頼まれてもいないのに
気になりました。


せっかくの日本のファーストレディ。
赤をポイントに生かして
きらりと光ってほしかったです。

黒のドレスに持っていたワインレッドのバッグが
黒髪に入れたメッシュの色と同じだと評価していた
評論家がいましたが
あの場であんなに大きなバッグを持っていたことも残念。
PTAのお食事会のバッグでした。


勝手にコメント。


わが身はといえば
昨日から徹夜の原稿。
顔も洗わず
コロ介のお下がりのパンツに
キキのお下がりのセーター
ファッションもコーディネートも無縁。

わが身は常に棚の上。


棚の上のポニョ。


本日の格言
「棚の上のこおろぎ」


言いたい放題していたらいつかひどい目にあう


という

わかりやすいものでした。


こおろぎ組には幸多い週末でありますように・・・