不本意な日々

madam-cricket2009-08-03


まずはお知らせです。
こおろぎの大切なお友達が
またすばらしい番組を作りました。

以下、テレビ朝日で本日夜放送のテレメンタリー
乳がんと闘った「まゆさん」の
すばらしい生き様を追った番組です。
ぜひご覧ください。
心をこめて
本当に心を込めて
番組作りに取り組んだ
ディレクター阿久津友紀さん。
彼女を
友達に持って
こおろぎは本当に幸せです。

本日深夜、東京で放送です。
http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/


札幌は
http://www.htb.co.jp/telemen/mayu.html
8日の午後4時55分です。




今彼女から連絡が来たので
まずは
今日の日記の頭にご紹介しました。
ぜひぜひご覧ください。



そんなすばらしい番組のご紹介のつぎに
続けるのはつらいのですが

以下、
今朝書いたアホな日記です。




どこの誰が
「暇」だったり
「退屈」だったり
「安心」だったりして暮らしてるのでしょうか。


巷にあふれる遊技場系の駐車場にあふれる車や
朝早くから
パチンコ店の開くのを待っているヒトの列をみるにつけ


この人たちは何をしている人なのなのだろうと考えてしまいます。
けれど

彼等もまた
緊張の仕事の合間の息抜きだったり
気分転換だったり
ストレスの解消だったりするのかもしれず


必ずしも
「暇」や
「退屈」や
「安心」な日々の形としての
「遊戯」や「娯楽」ではないのかもしれず


それにしても

「安堵」感のない日々です。

しかし

そんな日々でも
こおろぎは素敵な方がたに会い続ける幸せがあって


大学の補講でヘトヘトだった午後
都市計画がご専門の先生とお話する機会を得ました。


街づくりの話をしていて

「人々が普通に暮らす街こそが魅力があるってことですよ」


観光のために
普通の生活を捨てざるを得なかった街並み、
これは魅力がないということです。


その言葉の重みがずっしり響きました。


「観光」

これは魅力的なキーワードです。

しかし

観光のために人為的、意図的に作り上げられた観光地の
なんと魅力のないことか。



どことは言いますまい。



そんな悲しい観光の街たちの話をしながらこおろぎは

広島に行きたくなりました。
広島は
観光の県であり、
観光地であり
素敵なところがたくさんあるのに
どこだって
人々が普通に暮らしています。

紅葉饅頭はどこにでも売ってますが
不必要にデフォルメされた
白壁とか
「日本風」とか
そんな演出がない。


しばらく広島に行けないでいます。
こおろぎの大切なふるさとの1つが広島です。

そして
あの静かな尾道
ゆっくりと歩いてみたいと
つくづくと思った午後でした。



そして
北海道拓殖銀行本店の
あのすばらしい石のビルを
あっさりと取り壊した
札幌の損失の大きさを
改めて思ってみた午後でした。



失ったものは再び得ることはできず、
記憶をとどめることも難しく


文化のなんたるかを
知らない者たちの
おろかさを
嘆かないわけにはいきません。


まあいいんじゃないの?
かたいこと言わなくていいじゃないの?


気がるにやろう・・・


そうやって
「簡単」や「安直」や「省略」や
「今風」を
積極的に選択してきた
北海道の
失ったものの多さと
これからの不安


そしてそれは
北海道の街づくりや文化だけの問題ではなく


日本の問題でもあるということ


こおろぎは
ふと深く深く考える機会を得たのでした。





緑の小さいアンスリウム
7月のなでしこ倶楽部のひとこまです。
ばったり出逢った小さいアンスリウム
この日のためのような可愛さでありました。



南米の旅を早めに切り上げて帰国したキキは
ちょっと痩せてました。


あのねー
リマでねー
具合が悪くなってねー
医務室に行ってねー
注射してもらってねー


って

ご幼少のころの貴乃花さんのような口ぶりで
ゆったり話すので危機感つたわりずらかったですが
ドキっ。

キキとヨーコちゃんは
想定どおり、なんども高山病の恐ろしさを体験しながら
しかしながら
想像を超える感動を世界遺産から得て


しかしながら
想定外の食中毒かなにかに見舞われたキキは
空港の医務室のお世話になったとのこと。


あのねー
国際空港の医務室なのにねー
スペイン語しか話せないお医者さんでねー



とのこと。

そこでどうやって注射までこぎつけたのか不思議。


ヨーコちゃんとキキ、
自分たちはメディカルスチューデントなのだと
伝えて
症状から
感染症ではないと思うと
そこんとこもちゃんと伝えたというのですが



ヨーコちゃんはキキよりはるかにスタイルのいい
かっこいい美女ではありますが
それでもやっぱり童顔。
この二人が
どんなにメディカルスチューデントだと力説しても
「ホント?」
と疑われて当然。


抗生物質や他の薬はそうとう強そうで
そんなことがちゃんとわかったのは
実に医学生でよかったわけで、



断るものは断って
安心のできる注射だけしてもらって
キキは回復。
それでも
すぐには動けず


ああ
想像するだけで笑っちゃいますわ


あの空港の
荷物を運ぶカートに
キキを乗せて歩く美女ヨーコちゃん
あのカートに
ぐったりしているキキをのっけて
ヨーコちゃん、どんな思いで押して歩いたのでしょうか。



ありがとうね、本当に。



でもねー
ロッコでもねー
ポルトガルでもねー
トルコでもねー

そうとうヤバイことあったからねー
旅するのってそんなもんかもね・・・


懲りないキキ。


当分は
じっとしていて欲しいものです。





写真もまだゆっくり見せてもらっていませんが


絶対にスゴイ動画だから見て!
と言われてみた動画・・・・・



何これ?


ナスカの地上絵か
マチュピチュの空中都市かと
おもえば

りきまる風のでっかいイキモノが
のそのそ動いています。l



何?


あのね、リャマかな、
あら、アルパカかな

どっちかがね、草食べてるのよっ!
めッちゃ可愛くない?



「・・・・・・」

家族一同絶句。



リャマとアルパカはね
どっちかがどっちかより大きいんだッて言ってたからね・・

でも一頭しか写ってないから
どっちかわかんないよねーっ
あっはっはっ!

って


草食べてるところ!
かわいいでしょーっ!




ああ
ああ
ああ
ああ

家族に多大の心配かけて
ヨーコちゃんに
カートで運ばれて
スペイン語しか話さないお医者さんにも
たぶん多大なご迷惑をかけて
そんな風に帰国したのに
見せてくれた動画が
リャマだかアルパカかもわからない
動物が草食べてるところ・・・って



わざわざ動画で見るほどのものでしょうか!


ムシャムシャっ・・・


そんな静かな音だけが
わが家のリビングに響いたのでした。



写真は
リャマにもアルパカにも似ていますが
なんだか不思議なおねえさんが
帰国してきて
あいかわらず邪魔にされてるりきまるです。
不本意シリーズの一枚です・・・。
ほんとうに、こおろぎも
不本意な日々をすごしています・・・・。