ウイルス騒ぎ

サクラが
サクラが
とうとう咲きました。

日本は相当、広いです。

さて
前々回のクイズですが
手のひらに描いた１ミリの線に
いったい細胞っていうのは幾つならんでいるでしょうか、
という問題。
解答者はきわめて少なかったのですが
正解者、一名。
立派。

動物の細胞の大きさ、
この場合、手のひらに想像されるサイズは２０μｍ。
μｍというのはマイクロメートルと読みます。
１μｍは１/1000ミリメートル。

つまり細胞の大きさは
２０/1000ｍｍ。
１ｍｍの中には

つ、
つ、
つまりっ

５０個入る、ということになります。

正解は札幌市の男性、Ｈ−Ｔ様。

出題後すぐのご解答でした。
バリバリの第一線でお仕事なさっているはずのＨ氏、
どのような時間帯で
こおろぎのページをご覧になり、どのようなタイミングで
解答くださったか、
その果敢なる挑戦者としての姿勢を高く評価し、
相応の賞品を贈呈したい

ところですが

大変残念なことに
出題時、賞品を決めるのを忘れました。
何か考えたいという気持ちは確かにありましたが
ああ
はなはだ残念、
マセラッティ一台とか
モナコの永住権とか
せめてハワイ往復くらい考えておけば
贈呈できましたところ、

なんでも思いつきでやってはいけないという
亡父の遺言をつい先ほど思い出しました。
父の命日は５月４日。そう、父の思いを大事にしようと思います。
したがって
このたびは
マセラッティでもモナコでもなく
熟慮の上
Ｈ−Ｔ様にふさわしい何かを
近く贈呈させていただきます。
おめでとうございました。

どうぞ今後とも
こおろぎ設問にご応募お待ちしております。

この一ミリの中にいくつ細胞があるか、
という質問は
ある参考書にあった設問です。
こんな風に考えさせてもらったら
もう少し、生物も楽しかったのになあ、と思うばかり。
こおろぎは生物が嫌いでした。

μｍなど
文字を見ただけでいやです。
しかし、
化粧品にもnｍのナノ　なんて単位が登場して
オバサンたちを狂喜させています。
まあね、どんなに分子を小さくしたって
シワなんか消えないし、隠せないのに、
まあ、シワをびっしり埋める効果はあるかも。
間違っても、細胞の間に小さい分子がしっかり入り込んで
小さいというだけで
細胞を若返らせるなんてことはありませんから。

この時期、インフルエンザ騒ぎでこおろぎは大興奮です。

なにが興奮かといえば

報道の仕方です。

「遺伝子検査が待たれます」とか

「分析に時間がかっています」とか

突然の「スペイン風邪のときの死者の数」とか

番組の中での発言に
視聴者はなんだか煽られる。

そもそもなんの遺伝子をなぜ調べるのか、
分析ってなにか
スペイン風邪のウイルスとどこが違うかどこが同じか

もっとそもそも
豚は大丈夫か、
だれかちゃんと聞いてくれればいいのに。

なにかと
興味深いです。

断じてご提案したいのは
テレビ局も新聞も
どうぞ人命を尊重し正しい情報を適確に知らしめたいのなら
健康に関する科学的知識を冷静に伝える能力のある人を
このような場合、最前線に使ってほしいということです。

わからない人が書く文章を
わからない人が読むので
質問する側も答える側もトンチンカン。

登場する学者たちは
どんなにご立派でも

いいですか、
学者って
優秀であればあるほど
世間全部が
自分の説明を理解できると誤解しています。

これ、事実です。

若い頃
ウイルス学の教授の授業を
こおろぎは１つも理解できませんでした。

ウイルスって

「バイキン」だと思っている人がおおいです。
細菌とバイキンって違うのでしょうか。
アンパンマンに登場した
愛すべきバイキンマンは細菌かウイルスか・
これ、クイズにするには辛いですが・・

ウイルスというのは
実にドラマチックなライフスタイルをもつ「モノ」です。
なぜ「モノ」かといえば
ウイルスは「生物」ではない、という見方もされているからです。

今問題なのは
高校生が感染したかどうかとか
ましてや部活はなんだったかとか
ああ
あきれたのは高校生が
ご飯を食べてテレビをみているという情報を見たときです。
対応が早ければインフルエンザは治りますから。
熱が下がれば問題ない。
校長にインタビューする理由が分からない。
同情するばかりです。
奇病でもなんでもないわけです。

そう
問題なのは
ウイルスという「モノ」は
伝わる間に形を刻々と変えて「変化」していくということです。
だから広まることが怖い。
ただ流行が怖いのではなくて、
どんどん形をかえていく
この不気味さこそ
恐怖なのです・・・

と思ったりしてますけど
どんなもんでしょうか・・・

相変わらず
強気なのか弱気なのかわからない
今朝のこおろぎ、

サクラは咲きましたが
ああ
山ほどの悩みに加えて
このインフルエンザ騒ぎで
すっかり頭はウイルスでいっぱい。
寝ても覚めてもウイルスです。
考えることをやめなければ
疲労感から抜けられないと
どんなに言われてもだめですね。

軽い誘眠剤程度じゃ、こおろぎの「好奇心」には勝てません。
何をのんでも
パキっと目が冴えてしまいます。

薬剤にも打ち勝つこおろぎの細胞、
これ相当なものかもしれません。

どうぞよい連休を！

「笑う犬」にも
解答をいただきました。
先日笑ってた理由はなんだと
犬に何度もきいてみているのですが、

りきまる、今、夢中になってるガールズがいて、
こおろぎの質問には答えようとしません。
今しばらくお待ちください・・・

本当に、よい休日を！