細胞学的な日々

madam-cricket2009-04-28


久しぶりに生命科学のいろいろな教科書をながめてみた。

ヤッパリおもしろくない。相当興味深い書き方している本もあるけれど

ほんとにおもしろくない。

何度も何度も何度も
小学校から細胞の図を見せられ、

動物と植物の違いは・・・なんてこと繰り返され


うんざり。



教える側がうんざりしているのだから
覚えろといわれるほうはげんなりして当然。


とはいえ、
知らなければどうにもならないことは確かなわけで
問題は多いですね。


思えば
花のデザインでも同じことが言えて
形ばかり習ってもセンスなど養えない。
ハノンばかり弾かされて、年月たったらバッハが弾けるかといえば
絶対にありえない。


必要な食卓と空間にふさわしい装飾花、これだけが必要。
作家(嫌いな言い方ですけどね、いけばなの専門家の中には
自らを作家と呼ぶ人、沢山いますから)の自己表現、という領域も
確かにありますけど
イキモノつかってイキモノである人間が自己表現するって
こおろぎ的には抵抗のある現象。


必要な食卓と空間にふさわしい装飾花を製作するプロセスで
装飾花士(いい音だわ・・)あるいは装飾花師(こっちもいいわ・・・)の個性が
出ることは当然であり、場合によっては喜ばしいかもしれない。
もちろん、食卓と空間の邪魔になるような個性はご迷惑だということも
知っていなければならない。



で、

つまりその、


基礎は基礎。
細胞の構造はしらなければならないけれど
遺伝の仕組みは
ゴルジ体とか葉緑素のなんとか構造を知らなくても理解できるし
生態系の興味深い数学的曲線はミトコンドリア酵素を知らなくても
充分理解できる。


つまりその、


現場しりながら基礎をたどる、
これぞこおろぎ学の基礎にしたい。
というか、すでにお教室の方がたはそういう風に指導されているのですけどね。
いきなり大きな作品作らされたり、
頻繁に合同で大作活けたり、
食卓作りを先にさせられたり、
薔薇を活けるために
タマネギ炒めたり、
クレープ焼いたり、


これは
悲愴の第一楽章1小節目をいきなり弾こうとしながら
バイエルをやるようなもので
ファッションの基本の組み合わせ学び始めた段階で
シルクのドレスを縫うようなもので



そうじゃなきゃ
三角の花ばかり作らされたり
料理でひたすらタマネギ切るだけでもいやだし
ハノンばかりでもバイエルくりかえしたって
つまらない。
ああ
細胞の構造はつまらないです。



でも
そんな構造で
この私たちは出来上がってるんだから、
そんなことくらい知ってたほうがいいってのも確かです。


さて本日のクイズです。


あるテキストに載ってたものです。


手のひらに1ミリの小さい目盛りを描いたとしましょうか。
その中に幾つの細胞が並んでいるでしょうか。


正解者には
どうしたらいいかわからないので
これから考えます・・・。



今日の写真は小さい方が先日の食卓美学。
大きいほうは昨日のランチ。
お友達に連れて行っていただいたカフェの健康的なサラダランチ。
大いに刺激されました。
こおろぎ組には野菜ソムリエさんが何人もいらっしゃるので
今後、サラダメニューの充実を目指したくなりました。
このカフェ、さりげないパーテーションの向こうには
ワンコ連れのお客様も。エルだのフィガロだのを長い足を組んでよんでいらしゃる
オーナーの横で、ワンコたちもゆったりとワンコ用のおしゃれなプレート召し上がっていました。
ウンでもスンでもワンでもキャンでもなく、皆様おとなしいワンコたち。
今度、りきまるも丸洗いしていただいたら一度連れて行ってみましょう・・・と思ったものの
即刻退場!かも・・・・。



さ、課題は山積み、掃除も山積み、支払いも山積み、悩みも山積みですが


細胞学的デザインの教科書作るべく、
こおろぎ本作るべく
今日もニコニコ過ごすことにします。


こおろぎ組にも幸、どっさりあれ!