ほぼ復活

madam-cricket2009-04-05


ちょっと長くなりそうな日記です。



東京教室、特別講座がありました。
今回は急なことでもあり、恵比寿倶楽部の若いメンバーへの
ご案内はできませんでした。
うーっ
わ、わ、若くないメンバーへのお誘いだった・・・というわけでは
ないのですが・・・
言葉を選びなおすとすれば・・・場所の都合上、
32歳以上の方のみ
ご案内した、ということです。


打てば響くサービスの
丸の内、ラビラント。
相変わらずT氏のサービスは満点。
到着するとすでにワインクーラー3個に水が用意されています。
こおろぎがお花を運ぶのをご存知。
この気配り、本当に嬉しいです。
軽いお喋りもみんなの気持ちをいっそう和ませてくださいます。



さて
こおろぎ組に強い味方が登場です。
まだご本人のご承諾をいただいていませんが
こおろぎに応援団ができたらいいな、と。
こおろぎごときにファンがいらっしゃったのです。
函館新聞の連載のファンでいてくださり、
いろいろ激励くださっていた方に
とうとうお会いできました。
これまで、かなり怪しいファンレターというのも
いただいたことはありますが
正当なルート(?)で
とうとうお会いしました。


だれかに褒められることなど
もう久しくなかったのですが
こおろぎのつたない文章や写真を
お褒め下さり、
大恐縮でした。


場所はホテルオークラの別館のバー。
午後のひと時は珈琲タイム。
入るなり美しすぎる女優、K-Rさん、
目の前には歌舞伎俳優のNさんがいらっしゃいました。
応援団長(まだご本人の承諾を得ていませんが)は
どこで探されたのか
こおろぎの絶版になってる本をご持参され
サインを、とのこと。
恐縮で頬が真っ赤・・・のはずですが
何せ色黒なので頬を染めても変わらず。


すばらしいご経歴に小さい体をますます小さくしてしまいました。
団長は驚くほどの長身。途中から参加した管理人みのりちゃんと
目を丸くするばかりでした。


たよりない人生の
たよりないこおろぎですが
こうして応援して激励してくださる方にお会いできること
本当に幸せです。


さて
こおろぎ、健康回復したはずですが
行きの飛行機でまさかのメニエール風症状。

もとより呼吸器系と耳は不調でしたが
読んでいた文字が揺れてぐるぐるまわり。
あ、メニエール・・・
この24年間に2度経験したことがあります。
ああ大変、ここは雲の上。
「機内にお医者様は・・・」と呼びかけても
どうにもならないしなあ・・・と


目を閉じて、交感神経と副交感神経の手のひらのツボを
押さえて、腹式呼吸をゆっくり繰り返すこと5分。

ああ奇跡、おさまりました。
ホント、大慌てでしたが、よかった!



忙しすぎる・・・というご批判がありますが
こおろぎ、忙しすぎません。
怠け者で罰があたることにおびえているほどです。

そうか、ボーっとしてるからかも・・・。


とにかく大事に至らずセーフ。


帰りの飛行機もおびえましたが
ツボ押しと腹式呼吸で音楽等聴きながら乗り切りました。


思いましたわ、再び。
こうして老いるわけです。
長時間の飛行機も
そのうち無理になります。
足腰だって
ママを見ていて慌てます。
やっぱり、咲いてる桜は楽しみましょう。
芽を出したクロッカスはちゃんと褒めてやりましょう。
会いたい人には会って
やりたい仕事はしましょう。


機内でうっかり聴いたのが
千曲川
五木ひろしさんの歌。
いやあ、うっかり感動。
なんていい歌・・・
ああ、うっかりです。
五木寛之でも館ひろしでもなく
五木ひろしさん・・・。



そうとう体調悪かったのかもしれませんけど
いやあ、千曲川、まさかの感動でありました。



そして機内で聴いた落語、
桂米團治の「七段目」。
天才ですね、米團治小米朝から米團治に襲名された記念落語会の収録。
声、張り、間、勢い、満点。


桂団朝の「寄合酒」も最高でした。


これをベテランといいます。
名前にふさわしい芸、これがプロです。

正蔵」は名前が泣いているのではないでしょうか。
世襲の悲劇です。
「三平」の名前はどんな実力でもご子息が継げばいいでしょう。
でも「正蔵」は違う。

こぶ平さんが「正蔵」になられた、その現実が
少なからず悲しかったのですが、
米團治さんの登場で
「捨てたモノでは無い」落語会に期待。



米團治の七段目、こおろぎの復活を祝ってくれたような気がします。
いい仕事をしなければ、と思うばかり。
カブトムシのママ、荒井恵美子が描いた食卓、
ファッション、生活、これをしっかり形にしていきましょう。
研究活動、大学の授業も形をかえてがんばってみます。


日曜日の朝、教育テレビに日曜美術館が再開。
ああ、羹尚中先生が司会。こおろぎゾッコンの先生です。
日曜日の朝がカン先生の声で始まるなんて幸せ。
その幸せ感が、別の番組で過日泥酔会見で話題になった
N氏の登場を観て薄れてしまいました。

N氏、平然と「国際舞台での日本」を語っていました。
どうして司会のT-S氏もフツーに質問できるのでしょうか・・・
マスコミってなんでしょう・・・。


あああ、千曲川米團治とカンサンジュ先生と日曜美術館
幸せな週末になるはずだったのに・・・


満点などない、過大に期待しない、
これが一番。

本日の小さい写真、いやあ素敵でしょ。
わが北海道。
これ、イカのカマボコ。
今回レッスンのあと、みのりちゃんのご提案で八重洲口から
バスで空港に向かいました。バスを待つひと時、バス亭の前の
北海道物産とイートインのお店で軽いお食事。
「センセー、北海道モノでいいですか?」とみのりちゃんに笑われましたが
すばらしく美味しかった。
みのりちゃんも大ジョッキーのビールを絶賛。
鰊マリネもソーセージも、いくら丼も激安で美味しかったです。
イタリアンもフレンチもいいですが
八重洲口の北海道物産店のイートインをぜひ。
この北海道型のイカの揚げかまぼこ、生姜が添えてあって熱々。
幸せなお味でした。

そして大きい写真はバジルの芽。
キキが何かのときお友達にいただいた缶。
長く飴の缶だと思っていたそうです。
おなかがすいて食べようと思ってあけたら
土が入っていて、あっという間に芽が出てきたとのこと。

よーく読んだら、バジルの缶だったって。
基本的にありえないことです。
こんなことで医者になれるのか・・・と心配ですが、
早5年生になりました。
この週末は国際なんとかかんとか学会の若手の集いで
東京のどこかで猛勉強しているかどうか・・・。


若い人たちを応援したいと思います。
そして若くない人たちと大事に時間を使いたいと思います。

こおろぎ組に素敵な一週間を!


追申:前回+前々回ボーっとした写真でご紹介したアクセサリーは
発売前からご好評。近くカタログ作ります。限定品としてスタートしますので
どうぞお見逃しなく。若いデザイナーの応援も
一生懸命したいと思っています。
だってね、こおろぎを応援してくださる方がたもいらっしゃるんですものね、
あー、長い日記でした。
お茶も出さず、失礼いたしました・・・・。