軌道修正

madam-cricket2009-03-25


毎日、軌道修正しなきゃ、と思うのに
なかなか難しい。


いろんなことに猛烈に緊張して暮らした年末年始、
超えたら重い冬の日々で、


春はきぬ
春はきぬ
霞よ雲よ動ぎ(ゆるぎ)いで
氷れる空をあたためよ
春の香おくる春風よ
眠れる山を吹きさませ


なんて
藤村の「春の歌」が懐かしく。


桜と和菓子を訪ねるはずの計画も
早くもこおろぎの計画より先に
ドンドン桜が咲き始め、
ああ今年もだめか・・・南の桜。


西行法師は歌いました


ねがわくは花の下にて春死なむ
そのきさらぎの望月の頃


ひゃあ、素敵。
こおろぎのパパは
桜の散る日に逝くけど取り乱すなと言って
本当に桜の散る日に逝ってしまったことは
毎年この時期書くのだけれど
北海道なのでそれは5月。
桜と哀しみが重なるのは
これもまた日本ゆえの感性。


桜は日本だけじゃないですからね、咲くの。
ヨーロッパにはセイヨウミザクラ北インドにはヒマラヤザクラ、
中国にはシナミザクラがあります。
でも
桜にこんなにシンパシーあるの
日本だけ。
これ、
虫の音を美しいと感じるのが日本人だけ、というのと
同じ感性かも。


軌道修正頑張り週間なのに
今ひとつ呼吸器官不調。花粉も加わったか。


桜よりまさる花なき花なれば
あだの草木はものならなくに


こんな歌読んじゃう紀貫之
会いたかったなあと思う真夜中です。


元気のないこおろぎ組にも
どっさりの元気と勇気が舞い降りますように・・・


ちょうど一年前のお教室の写真をのっけておきます。
小さい写真は尾道の喫茶店です。